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2005 Hot News

関東代表で3選手が活躍

小池主将、堀越、鈴木学が出場も、チームは見せ場なく2敗

 笑顔がなかった。シーズン終了直後、関東代表に召集されたラガッツの3選手。「疲れだけが残りました」(鈴木学)。声が出ていない。前半こそ代表チームの主将を務めた小池善行が大声を出して選手を鼓舞するも、そのスキッパーが前半でお役御免となると、FWもバックスもただただ無言で球を追うだけ。そんな状況で関西、九州と2戦を消化した関東代表だが、結果は云うまでもない。
写真2:小池主将
小池善行主将
写真3:堀越選手
堀越健介選手
写真1:鈴木学選手
鈴木学選手
 「声を出さないとやってても面白くない。ラガッツに入って当たり前にやってたことが、急になくなって気づいたっていうか。あぁ、こういうラグビーもあったなって。チームが一つにならないと勝てないですね。なんでもそうかもしれないけどラグビーは特にそう」(鈴木学)。
 ラグビーは自己責任を果たす競技と云われる。その通りだ。ゲームをやれば、組織の力がそのまま現れる。初戦、花園で行われた関西代表とのゲームは、前半で勝負を決められ完敗。しかし、特にひどかったのは2戦目、雨の秩父宮で行われた九州代表との戦いだ。
 日本選手権決勝の前座試合として、多くの観衆の前で行われたゲームで関東代表はいいところがまったくなく大量失点。当初、関西代表戦のみの出場で、この日はメンバーに入る予定のなかった堀越健介も試合直前に急きょ出場を言い渡され80分、フルで起用された。「FWのフィジカルが弱すぎて球が出てこない。もっとトップリーグのチームから選手を選ぶべきだったのでは」と今回の代表選考に首をかしげた。まだシーズン中とはいえ、入替戦組の中から、ラガッツはもちろん、リコーやクボタなど若い選手を選んでもよかったのではないか。
 年々、存在意義が微妙になりつつある三地域対抗試合。招待試合として、毎年3月に大学チャンピオンチームを招いてゲームを行っている九州代表は、打倒アカクロに向けてモチベーションが高く、福岡サニックスブルース、コカ・コーラウエストジャパン、九州電力の三強連合でメンバーを編成。「九州にもいいプレーヤーがたくさんいるということ」(篠原太郎監督)を多くのラグビーファンの前でアピールしたが、一番社会人クラスではレベルが高いはずの関東がこのざまでは、名が廃るというもの。
 そんな中で今回チームを率いた山神孝志監督は「ゲーム中の修正能力が足りなかった」と肩を落とし、「特に九州とのゲームでは、ゲームメーカーの淵上君(宗志選手・コカ・コーラウエストジャパン)にプレッシャーを掛けられなかったのが敗因」と振り返った。
 ラガッツ3選手の出来はどうだったのだろうか。山神監督は「小池については、もう何年も関東代表のキャプテンを務めてもらっており、このチームには、彼のポジションが出来ている。リーダーシップもあるし、技術面は申し分ないので、これから多くの経験を積んでいってほしい」と労をねぎらった。 堀越にとっても、関東代表は三洋時代から毎年召集されており、ある種ベテランの域に達したプレーヤー。一つひとつの精度を上げて、来季はトップリーグで大暴れしてほしい人材だ。
 最後に、今回ジャパンのスコッドに入った鈴木学。でかく、重く、痛い「リアルロック」待望論が各地で叫ばれる中、ラインアウトで無類の力を発揮するジャンパーはこの2戦、ラインアウトでほとんどのボールを確保した。コンタクトの強さを身につけるのは先決だが、柔らかいプレー、動き出しのスピードなど将来性は抜群の選手。この原石を眠らせないためにも、チーム全体として、代表スコッドを狙う姿勢は、常に持ち続けていたい。
【文責=小谷 たけし】

●関東代表対関西代表 (2006.2.19) 近鉄花園ラグビー場
関東代表   関西代表
前半 後半 得点 前半 後半
1 0 T 4 0
0 0 G 4 0
0 0 PG 1 0
0 0 DG 0 0
5 0 31 0
5 合計 31
12 反則 21

関東代表 position 関西代表
手塚 洋成 (PR) 曽和 裕雅 → 大橋 幸平(後0分)
荻原 要 → 児玉 智繁(後29分) (HO) 棚原 恒太郎 → 北川 喬之(後0分)
小関 大介 → 坂尾 英之(後25分) (PR) 伊藤 雄大
鈴木 康太 (LO) 石神 勝
鈴木 学 → 清野 輝俊(前27分) (LO) 石川 茂幸 → 大内 亮助(後0分)
掛川 剛 → 堀越 健介(前28分) (FL) 金 栄釱
アレキサンダ 中川 → 佐藤 幹夫(後28分) (FL) 津田 健太朗 → 中山 義孝(後0分)
瀬川 貴久 (NO8) 奥薗 裕基
小池 善行 → 穂坂 亘(後12分) (SH) 金 元(は吉2つ) → 後藤 和彦(後0分)
田中 豪人 10(SO) 松井 陽介
高田 大典 11(WTB) 赤石 斉之 → 沼田 邦光(後0分)
渡海谷  保 12(CTB) 竹下 敬介
山崎 智之 → 金澤 良(前38分) 13(CTB) T.ポンギ
小堀 弘朝 14(WTB) 横井 寛之 → 藤本 知明(後0分) → 赤石 斉之(後41分)
安藤 大樹 → 豊山 寛(後26分) 15(FB) 嶋 将一
[関東代表得点者]
トライ 山崎1(前23分)
コンバージョン 安藤0/1
[関西代表得点者]
トライ 赤石1(前1分)、竹下1(前4分)、ポンギ1(前10分)、津田1(前27分)
コンバージョン 嶋4/4
P G 嶋1/1

●関東代表対九州代表戦 (2006.2.26) 秩父宮ラグビー場
関東代表   九州代表
前半 後半 得点 前半 後半
0 1 T 4 5
0 1 G 3 5
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
0 7 26 35
7 合計 61
7 反則 15

関東代表 position 九州代表
坂尾 英之 (PR) 中村 嘉宏
谷口 剛 → 荻原 要(前35分) (HO) 蔵 憲治 → 安岡 忠和(後10分)
塚原 稔 → 小関 大介(前35分) (PR) 西浦 達吉 → 松尾 健(後21分)
田原 太一 → 清野 輝俊(後0分) (LO) 川下 修平 → 伊達 肇(後0分)
鈴木 学 (LO) 渡辺 正善
堀越 健介 (FL) 西浦 啓三
森 勝己 → アレキサンダ 中川(後0分) → 森 勝己(後25分) (FL) 川嵜 拓生
相 亮太 (NO8) 山本 英児 → 上本 茂基(後15分)
小池 善行 → 穂坂 亘(後5分) (SH) 竹山 森 → 徳永 剛(後0分)
豊山 寛 → 田中 豪人(後5分) 10(SO) 淵上 宗志
内山 康文 → 関 哲史(後10分) 11(WTB) 築城 昌拓 → 松岡 元気(後0分)
渡海谷 保 12(CTB) B.ニールソン
金澤 良 13(CTB) 松尾 博文 → 沼田 一樹(後21分)
小堀 弘朝 14(WTB) 内山 将文
藤山 慎也 → 豊山 寛(後32分) 15(FB) 野々村 成朗
[関東代表得点者]
トライ 金澤1(後35分)
コンバージョン 田中1/1
[九州代表得点者]
トライ 淵上2(前10、18分)、野々村1(前28分)、西浦2(前35分、後19分)、安岡1(後24分)、内山1(後28分)、伊達2(後37、41分)
コンバージョン 淵上8/9
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