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インタビュー/コラム

丸山隆正left丸山隆正right
「ラグビーフットボール」それは、怪我と常に隣り合わせのスポーツである。セコムラガッツにもやはり怪我で引退する選手、またリハビリを経て復帰する選手がいる。今回、前者後者両方の経験がある聞き手が、同期でもあり復帰したばかりの丸山選手にインタビューを行った。怪我を負ってから2年が過ぎ、ようやく試合復帰を果たす。彼の持ち味は、外国人選手にも負けないほどの突進力。今のラガッツの躍進を担うキーマン的存在である。

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◆◆ まずは、現在までの社会人ラグビー生活について簡単にお願いします。
2004年は入社の年でした。当時はチームを縦割りにして公式戦に臨んでいました。ちょうどトップリーグから降格したシーズンだったので、挑戦を兼ねてのことだったと思います。仕事とラグビーを両立することに精一杯の年でした。
2005年シーズンはトップリーグ復帰した年で開幕戦にはスタメンで出場しました。しかし、徐々に試合出場がなくなってしまい悔しいシーズンでした。
2006年も開幕戦スタメン出場し、勝利で飾ったことが強く印象に残っています。それと、チームが上昇気流に乗っているところでの怪我がありました。結果、それと向き合っていく生活になりましたが、ようやく今年になって体も上向いてきたところです。

丸山隆正選手1
2005年トップリーグ開幕戦
◆◆ では、2005年トップリーグ開幕戦でのことは覚えていますか?
よく覚えてはいません。ただ、開幕直前に生前大変お世話になっていた生沼元さん(2005年9月16日永眠)が亡くなったことをよく覚えています。元さんのために勝利を勝ち取ろうとして、必死になっていました。冷静さもなく、がむしゃらになっていました。

◆◆ その後は出場機会がなくなってしまったと・・・。
そうですね。当時のヘッドコーチからはLOの役割はこうだとか、こうあるべきだというようなものがあって、なかなかそれを吸収できなかったからかもしれません。でも、自分自身の信念は持ち続けてやっていましたから、いつでも試合に出られる準備は欠かさなかったです。

◆◆ その信念は何ですか?
やはりスタンディングラグビーです。立っていれば次への働きかけも早い、だから、仕事量を増やすことができます。

◆◆ それが活きたのが2006年シーズンってことですね?
そうです。この年もトップリーグ開幕戦でスタメン出場でき、白星で飾ったことを覚えています。前年の悔しさや努力が実を結んだ試合でした。

◆◆ その年から非常にボールを持つシーンが目立つようになったと感じましたが?
やはり自分の持ち味は前進すること、それを実行するにはディフェンスラインを突破して起点になることが重要だと考えました。昨年から言われていた、ブレイクダウンでの仕事は勿論のこと、ボールをたくさん持つことを常に心がけてやっていました。

◆◆ その後、怪我を発症していましたが、どういう状況だったか教えてください。
2006年のトップリーグ第3節NEC戦の朝、起床してすぐに異変に気づきました。足が動かなかったのです。その試合を週末に控えた月曜日には、痛みが強くいつもと違うように感じていました。また、その週は痛みで全く眠れなかったのです。しかし、やっとメンバーに固定できたと思っていましたので、試合には何とかして出たいと考えていました。

丸山隆正選手2
2006年トップリーグ開幕戦
◆◆ その試合は惜しくも負けてしまいましたね。
はい、自分が出られない悔しさと体が動かないもどかしさで胸が一杯でした。また、チームにも迷惑をかけてしまったと・・・。

◆◆ 病院での診察結果は?
椎間板ヘルニアと診断されました。

◆◆ すぐに手術をしなかったのは?
医師の見解では、保存療法を実施し3か月で回復したケースがあると説明されたので、その方法で様子を見ていたためです。また、手術をしてしまうとすぐに復帰ができなくなるので早くチームに戻るためにも保存療法を選びました。個人差があると思いますが、その期間を経過しても回復傾向に向かわなかったので、手術することにしました。

◆◆ 手術後の経過は?
あまり実感として良くなかったです。やはり個人差があると思いますが、なかなか回復してくれませんでした。自分の思うように体が動かないことばかりで、リハビリもかなり時間がかかってしまいました。

◆◆ 怪我をしてから、およそ2年間どんな気持ちでいましたか?
まず、最初は怪我を早く治すっていう気持ちでした。でも、だんだん長引くにつれてチームの練習を見たくなくなる時もありました。結局、モチベーションを繋いでいるのは、試合に出たいという気持ちでした。自分が出たらもっとこうするとか、こうできるとかそんな思いが自然に出てくるのは、やはりラグビーが好きだから自信があるからだと実感します。

◆◆ 焦る気持ちはなかったですか?
なぜか焦る気持ちはなかったです。自分のポジティブすぎる性格のせいなのかな!?(笑) 
焦ってもしょうがないと思う気持ちの中には、「絶対復活できる」、「してやる」だったり、あきらめない気持ちがあったから。「あきらめなければ絶対叶う」、「あきらめたらそこで終わり」といつも自分に言い聞かせて、焦らず少しずつでも、その時その時の自分にできることをしてきたから、今があるのだと思います。
あとは、同じ経験をしている仲間やその思いを達成することのできなかった仲間がいたからですね。

丸山隆正選手3
いつでもポジティブな丸山選手
◆◆ これからが個人的にもチームとしても本当の戦いになると思いますが?
これからまだまだ吸収しなくてはいけないことがたくさんあります。また、復帰するということは、ポジション争いに加わるということです。
まず、今まで怪我による遅れを取り戻すことと個人のレベルアップしていかなければなりません。個人的にもチームに対しても刺激が与えられればいいと思いますし、その先にそれぞれが“STEP UP”できたらいいと思っています。

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 今週末のサテライトリーグ初戦対クボタとの試合で試合復帰を果たす丸山選手。試合が楽しみであり、また、これからのラガッツの原動力になることも楽しみである。第3節の東京ガス戦で早くも一敗を喫したラガッツだが、復帰した丸山選手の活躍に期待したい。
[2008.9.29]
【聞き手】セコムラグビー部 広報担当 鈴木 健

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