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今でも思うことがある。もしも、あのときフレティ・マホニがワールドカップに出ていたら──。
1999年、ウェールズで行なわれた第4回ワールドカップ。おそらくこの頃、一番脂が乗っていたであろうマホニの存在を「世界」が知ってしまっていたら、大会後にオファーが殺到し、瞬く間に彼はワールドクラスの仲間入りを果たしていただろう。
しかし、マホニは母国の代表を捨てて日本に残った。足掛け8シーズン。関東社会人時代から東日本、そしてトップリーグへとセコムラグビー部を強豪に押し上げた。ラガッツがトップチームの一角を担うにまで成長を遂げた道程。
そこには、怪物と呼ばれたトンガの英雄の足跡がくっきりと残されている。
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