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インタビュー/コラム

安藤敬介all
創部以来30度目のシーズンに挑むセコム。
指揮官の安藤敬介、秋田県男鹿半島に生まれ、2011年にジャージーを脱ぎ、そのまま指導者に転身した。勝負をかける監督就任3年目。春シーズンが開幕した現在の到達点と、今後の展望を聞いた。


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◆◆ 2月にスタートして3カ月。いよいよ春シーズンが始まりました。
昨年は3年ぶりのディビジョン1のステージで、選手たちがどこまでやれるかという楽しみな部分もあったのですが、結果的にスタッフも選手もタフになりきれませんでした。経験とフィジカルの部分が劣り、相手のレベルやパフォーマンスに適応できなかった。今年はフォワード、バックスそれぞれに、チームをよく知るOBのコーチを置き、フィジカルの部分では、SCコーチとして日本代表セブンズにも帯同している見山君(範泰氏)に来てもらいました。厳しいことに取り組み、着実に成長している実感があります。

◆◆ 春シーズンは昨年の倍となる8試合のオープン戦。真意はどこに。
監督としてのポリシーにもなりますが、一番は「環境をタフ」にするということです。今季のチームスローガンに「TOUGH CHOICE(タフ・チョイス)」を掲げました。意味するところはいかに厳しいことを選択できるかということ。オープン戦が5週連続で、アウェーばかりのゲームだったり、午前中に試合したり、合宿中の朝練もそう。選手にも伝わる形で練習を取り囲む環境をタフにしています。自分たちには時間がありません。他との差を埋めるためにはここで歯を喰いしばらないといけません。

安藤敬介監督1
◆◆ 安藤監督が理想とする選手像は。
当然チームですので「決め事」や「枠組み」というものはありますが、それを守りつつも、己の個性をいかんなく発揮できる選手。いい意味で裏切ることができる人です。いまのラガッツでいえば、渡邉庸介や今村六十がそれにあたります。究極的には、選手みんながそれになってほしいと思います。

◆◆ 今シーズン、カギを握る選手は誰ですか。
残念ながら、昨季はターニングポイントとなったゲームもベストゲームもありませんでしたが、あえていうなら、収穫という点では相手のレベルを体感することができた。今年も目指す方向が昨年やろうとしたラグビーの延長線上にあるので、より選手たちの腹には落ちていると思います。そういう意味では期待できると思います。局面ごとに次のプレーに何をチョイスするか、生命線は9番と10番の2人です。HB団の状況判断がラガッツのラグビーを左右すると言っても過言ではありません。

◆◆ 新戦力が9名加入しました。注目選手は。
フォワードではFLの黒木亮次(日向高−九州共立大)。身体能力が高く、アグレッシブ。一つひとつのスキルセッションに対して、新人だから2番目以降にやろうとか、人のプレーを見てからやろうというのではなく、自分から輪に飛び込んでいく、そういう姿勢というのは自然と目につきます。バックスでは高卒ルーキーのWTB納谷大将(流経大柏高)。よく鍛えられているし、アスリートとして高いレベルにある。高校の先生のご指導の賜物だと思います。

◆◆ キャプテンとして3年目を迎える今村六十の評価を。
逃げない、常に波頭に立とうとする、その漢っぷりに惚れ込んでキャプテンに指名しました。3年目になりますが変える理由は何もありません。明るく、よく笑う好青年であるし、当然のことながらスキルや戦術理解度も高い。一般的にキャプテンの重責を担うと、一選手としてのパフォーマンスが下がってしまうことがよくあるのですが、彼の場合は一切それがない。一プレーヤーとしての責任を最後までしっかり果たす。その姿勢がみんなを引っ張ってくれています。

◆◆ 春シーズン、そして夏。過ごし方とロードマップは。
5月の試合は、個人にどれだけの特徴があるのかを見ていきます。なるべく色々な選手をゲームに出して、40人のうち、タフな人間が何人いるのかを見極めていきます。そして6月、7月でふるいにかけていく。足を止めた人間はそこで終わってしまう。8月の夏合宿最終日に部内ABマッチをやって、おおよそのコアとなるメンバーを決めるつもりなので、春シーズンでパフォーマンスが低ければ、合宿でも練習台になってしまいます。最終的にはタフチョイスを積み重ねて「40分の15」をめざしてほしいと思います。

安藤敬介監督2
◆◆ 具体的な戦術面で、フォワードの取り組みを。
昨年は数多くのターンオーバーを許しましたので、ブレイクダウンに拘っていきます。そして課題であるスクラムとラインアウト。スクラムは体重がないのでエイトのまとまりと常に低い姿勢を作ること。ラインアウトも身長が低いので動きを早くして取る工夫をしています。フォワードで中心になるのは西川匠。懐の深い選手でステップを大きく踏めるのでビッグタックルを被弾しない。オフロードパスも得意で、何よりラインアウトのスペシャリストとして信頼しています。


◆◆ 続いてバックスについても具体的な戦術とキーマンを。
バックス対バックスのシチュエーションでこちら側から仕掛けていくイメージです。1対1を挑んで抜きにいく、アタックから相手にプレッシャーをかけられるように。誰かの一発に頼るようなビッグゲインは難しいので、小さなゲインを積み重ねてトライを取りたい。キーマンは姫野拓也、ランに切れ味があり、タテに入るプレーが得意です。タックルもいいし、マイボールを失うことがない。ファンダメンタルスキルが高い選手で、自分にも人にも厳しくできる人間です。

安藤敬介監督3
◆◆ 春の初戦は黒星スタートでした。若さが出ましたが。
ヤングバックローの動きがアグレッシブでよかったですし、SO小野木匠のプレーメイクを評価したいと思います。ただしペナルティの多さとブレイクダウン、スクラム・ラインアウト、ディフェンスのアライメントはこれから改善しなくてはいけません。大逆転を許し、自ら「格」を落としたゲームでした。厳しい練習をするということ以外にも、流れが悪いときでも落ち着いていられるとか、相手が崩れそうなときに、しっかりとどめを刺せるとか。ゲームの理解を含めて、タフな集団を目指していきたいです。
[2014.5.22]
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【the author BRAVO.K】

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