その他安全 2018年12月28日

AEDを使っての心肺蘇生法(CPR)

あなたにもできる。AEDを使った救命活動

前回は、AEDの基礎的なことをお伝えしました。では実際に、人が倒れていた際に、どのように対応するのか、AEDの使用法について解説します。

Q AEDはどのように使ったらよいですか?

A 倒れている人を発見したときには、119番通報やCPR(心肺蘇生法)を行いながら、AEDを手配することになります。AEDの操作自体はとても簡単ですが、あわてずに対応しましょう。

「心肺蘇生とAEDの使い方」について

<AEDの操作手順>

1)ふたをあけて電源を入れる
2)電極パッドを貼る
3)解析後、音声指示に従い通電ボタンを押す
この3つの操作、もっと詳しく説明していきましょう。

1)ふたをあけて電源を入れる

まずはAEDのふたを開け、電源を入れてください。ふたを開けるだけで電源が入るものもあります。電源が入ると音声ガイダンスが流れますので、そのガイダンスのとおりに操作するだけです。ふたをあけて電源を入れる

2)電極パッドを貼る

次に、倒れている人の服を脱がせて、電極パッドを2枚、右胸と左ワキの下に貼ります。貼る位置も電極パッドに描かれているので、そのとおり貼ってください。

3)解析後、音声指示に従い通電ボタンを押す

電極パッド2枚を身体に貼ると、AEDから「解析中です」という音声ガイダンスがあり、電気ショックが必要な状態かAEDが解析します。解析後、音声指示に従いショックボタンを押す解析後、電気ショックが必要と判断された場合、「電気ショックが必要です。身体から離れて、通電ボタンを押してください」というガイダンスがあります。

倒れている方に触れていると、感電する可能性がありますので、必ず周りの人が離れていることを確認してショックボタンを押してください。





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Q 機種によって操作が異なりますか?

A AEDは種類によって多少デザインや仕様は異なりますが、基本的な操作方法は同じです。音声ガイダンスが正しい操作手順を教えてくれますので、それに従って順番に対応してください。

心臓は胸の左側ではなく中央

Q パッドを貼るときに気をつけることは何ですか?


  
ポイント! 心臓は胸の左側ではなく中央

A 電気を流すため、身体が汗や雨などで濡れている場合は、拭いてから電極パッドを貼ってください。

また、電極パッドは、「心臓をはさむ」形で貼っていただければ結構です。よく誤解される方がいらっしゃるのですが、心臓は胸の左側ではなく、真ん中にあります。


Q 2枚の電極パッドに左右はありますか?


  
ポイント! 電極パッドに左右はありません。

A 電極パッドにも貼る位置が書いてありますし、左右を気にする必要はありません。

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Q ボタン押したら終わりですか?

  ポイント! AEDの操作だけでなくCPR(心肺蘇生法)も大切

AEDの操作だけでなくCPR(心肺蘇生法)も大切

A 電気ショックの後は、2分間CPR(心肺蘇生法)を行います。AEDを使ったことで安心しないで、必ずCPRを行ってください。少しでも早く心拍を再開させるためにも、CPRが非常に重要です。

Q 電気ショックが不要と判断された場合はどうすればよいですか?

A AEDを使用した場合も同様ですが、電極パッドは貼ったままの状態で、AEDのガイダンスに従ってください。AEDは2分に1回解析を繰り返します。

Q AEDの操作は簡単ですが、他に知っておくべきことはありますか。

A AEDの操作だけでなく、その前後で行うCPRについても必ず覚えておいてください。万が一に備えて、ぜひ各消防署や関係機関が開催している講習会などにも参加していただければと思います。


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