第2回 
毎日食べていますか?「緑黄色野菜」

毎日食べていますか?「緑黄色野菜」

 このコーナーでは、日ごろ健康のために口にされている、身体にいい食材・素材のチカラをご紹介していきます。
 第2回は、野菜の中でも特に注目されている「緑黄色野菜」です。毎日食べていますか?

私たちの生活に欠かすことができない野菜

 野菜は、私たちの生活に欠かすことができない食品です。野菜には、健康や美容に大切な新陳代謝を高め肌の調子を整えてくれるビタミンC、炭水化物をエネルギーに変える手助けをするビタミンB群、さまざまな体の不調の原因といわれる活性酸素を抑えるカロテン、さらにはカルシウムや食物繊維など、栄養素が豊富に含まれています。そのうえ、野菜にはエネルギーや脂質はごくわずかしか含まれていませんので、毎日の生活に野菜を取り入れることは、カロリーコントロールにも役立ちます。
 野菜の中でも特に「緑黄色野菜」が注目されています。緑黄色野菜とはほうれん草やにんじんなど色の濃い野菜のことで、厚生労働省の定義によると「100g当たりカロテン含量が600μg以上の野菜」と定められています。カロテンとは、天然に存在する赤色の色素のことで、体内でビタミンAとして働くほか、強い抗酸化作用を持っています。
 緑黄色野菜の鮮やかな色は、野菜が害虫や紫外線から身を守るために蓄えた成分で、カロテンのほか、緑色のクロロフィル、紫色のアントシアニンなどが知られています。これらの成分は生活習慣病の予防など、さまざまな働きが期待されています。
 1993年に、40歳以上の成人26万人以上を対象とした、生活習慣と死亡率を追跡した調査の結果が報告されました。それによると、喫煙や飲酒など、生活習慣病のリスクを高める生活を続けている人でも、緑黄色野菜を毎日摂ることで、そのリスクが大幅に減少していました。
 このように、カロテンや食物繊維などの機能性成分を多く含む野菜を長期に摂取することは、さまざまな疾病を予防することに繋がります。国民健康づくり運動「健康日本21」でも、栄養補給のため、また、生活習慣病の予防という観点からも、野菜摂取量の増加が目標とされており、1日当たり350g、そのうち120gを緑黄色野菜で補うと良いと言われています。日常生活で積極的に摂るように心がけたいですね。食事から摂りきれないときには、野菜ジュースや青汁などで補うのもよいでしょう。