第12回
ダイナミックな自然がいっぱいの国 ニュージーランド篇

美しい自然が魅力のニュージーランド

美しい自然が魅力のニュージーランド

 ニュージーランドは、北島と南島の2つの主要な島と多くの小さな島々で構成された島国で、国土面積は日本の4分の3、人口は約440万人で日本の30分の1ほどです。国土の半分は農地で、温暖な気候と適度な降雨量が放牧に適しています。
 北島には首都ウェリントンがあり、国会議事堂など政府機関が集中しています。また、北島北部に位置するオークランドは、ニュージーランド最大の都市で、商業および経済の中心地となっています。
 南島の中心都市はクライストチャーチです。2011年2月に大地震が発生し、日本人を含む多くの犠牲者が出ました。それを受けて、2011年9月16日、ハミルトンで行われた「2011 ラグビーワールドカップ」の一次リーグ「ニュージーランド対日本」の試合前には、クライストチャーチ地震と、さらに東日本大震災の犠牲者を悼む式典が行われ、黙祷が捧げられました。
 南島の主な観光地としては、標高3,754mのクック山を含む南アルプス山脈、タスマン氷河、ミルフォード・サウンド、そして世界的にも有名なクイーンズタウンがあり、毎年多くの日本人観光客が訪れます。世界中で大ヒットした映画「ロード・オブ・ザ・リング」の美しい自然のロケ地115カ所がすべてニュージーランドというのも有名です。
 また、ニュージーランドは、太古の昔に大陸から切り離され孤立したため、独特の生態系が形成され、キーウィやフクロウオウム、タカヘなど飛べない鳥が多く生まれました。しかし、現在はそれらの生物の絶滅が心配されており、厳しい保護政策がとられています。ニュージーランド人は、環境・自然保護問題に関心が強く、特に原子力、森林保全、捕鯨問題などに敏感とも言われています。


ニュージーランドの犯罪事情

 ニュージーランドは観光立国であるというイメージから、一般的に安全な国と思われがちです。しかし、統計では人口1万人あたりの犯罪認知件数は日本の7倍を超えており、一人ひとりが「自分の安全は自分で守る」という意識をしっかりと持つことが重要です。
 最近では、窃盗グループによる家電製品を狙った空き巣が全国的に発生しています。訪問客を装い、留守宅に侵入し、薄型テレビなど家電製品やパソコンなどを持ち去る手口が多いようです。これに対してニュージーランド警察は、一般家庭におけるセキュリティ装置の設置と信頼のおけるセキュリティ会社によるモニタリング(監視)サービスの利用を推奨しています。
 また、都市部では車上荒らしが多発しており、ドアロックや窓が破壊され、車内の貴重品、カーナビなどが盗まれる事件が起きています。ほかにも、携帯電話、クレジットカード、免許証などから入手した個人情報を悪用され被害が拡大するケースもあります。
 そして、近年大きな社会問題となっているのが、ニュージーランド全土で薬物使用に絡む殺人、暴行、傷害、性犯罪、窃盗事件などの凶悪犯罪の増加です。特に、都市部の深夜の繁華街では飲酒や薬物使用に伴う暴行事件、路上強盗が多発しています。

観光旅行で注意したいこと

 ニュージーランドへの観光旅行についてですが、一般的に日本人旅行者は「他の地域からの旅行者よりも現金を多く持ち歩いている」、「犯罪被害が発生しても警察に通報しない」などのイメージが強く、諸外国同様、やはり「自分の身は自分で守る」という意識が求められます。
 最近の日本人観光客が被害に遭った事例として、オークランドやクライストチャーチなどの観光地で、「観光バスから降りて観光している間に、車内に置いておいたバッグが盗まれた(観光客の一行に紛れてバスの中に侵入し、金目の物を盗んで逃げる)」、「レストランで食事中やダンスをしている間に、椅子に掛けておいたバッグが盗まれた」、「空港やホテルで、喫煙やトイレのために荷物から一瞬目を離した隙に盗まれた」などがあります。また、日本人旅行者がホテル近辺のスーパーマーケットからの帰り道に4人組の男性グループに襲撃され、所持品を奪われる事件なども発生しています。
 防犯対策としては、複数の人数で行動するよう心掛け、特に夜間、人気(ひとけ)がない場所での一人歩き、深夜の一人でのタクシー利用、人通りの少ない公園や公衆トイレに立ち入ることは避けるべきです。オークランド警察の安全対策情報によると、不運にもひったくりや強盗に遭った際は、無抵抗に徹し、犯人に逆らわず(逆らうと危害を加えられる危険があります。また場合によっては正当防衛が認められず、傷害事件になることもあります)、可能な限り犯人の人相や服装を覚えておき、あとで警察に届け出ることがすすめられています。
 万が一、事件・事故に遭遇し、緊急に救助を求める必要がある場合は、緊急連絡番号「111」に通報してください。警察、消防、救急車の要請ができます。せっかくの楽しい旅行が台無しにならないよう、常に身の回りのもの、そして身の安全には十分に注意し、見どころ満載で魅力的なニュージーランドを存分に味わってください。

セコムガードオールNZの紹介

 セコムは2011年4月、セキュリティ事業では12番目の海外進出国となるニュージーランドでの事業を開始しました。現地法人の社名はセコムガードオールNZ(株)といい、本社はオークランドにあります。事業内容はオンライン・セキュリティシステムの提供、セキュリティ機器の販売・保守サービスで、全国の銀行やスーパーマーケットをはじめとするさまざまなお客さまに「安全・安心」を提供しています。今後、常駐警備サービスなども提供していく予定で、日本同様、ニュージーランドでも高品質な総合セキュリティサービスを提供していきます。
セコムガードオールNZの緊急対処員

セコムガードオールNZの緊急対処員

話し手:セコムガードオールNZ(株)
取締役 余慶 徹 氏
[2012/4/17更新]
セコムガードオールNZの仲間たち

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