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第16回
2016/05/17

海外に誇れる日本の街

札幌 いつか住んでみたい北の街(後編)

札幌は最北の都道府県庁所在地だ。
北の大地・北海道への玄関口であり、経済・文化の中心地でもある。
一方で、ほかのどの街にもない独特の雰囲気を持った街でもある。
そんな街の魅力を探ってみる。

市電で道産子のアートに出逢う

市電
市電
 札幌の旅の2日目は、市電に乗って街の西側をぐるっと回ることにした。ほかの街の路面電車より少し小振りでスマートな市電は、市民の人気者。その歴史は、建築用石材を運ぶために敷設された札幌石材馬車鉄道にまで遡ることができ、札幌の発展とともに歩んだ鉄道といってもよい。2015(平成27)年12月には雪まつりで有名な大通り公園に近い西4丁目と北海道一の繁華街すすきのを結ぶ路線が結ばれ、ループ運転が実現してますます便利になった。
 西4丁目停留所から内回り(反時計回り)電車に乗車した。
札幌市資料館
札幌市資料館
 中央区役所前で途中下車して、北に歩き、地下鉄の西11丁目駅を越えると、左手に立派な建物が見える。大正15(1926)年に完成した旧札幌控訴院で、国の登録有形文化財にも指定されている「札幌市資料館」だ。
 ここには、北海道出身のマンガ家・おおば比呂司さんの作品を展示する「おおば比呂司展示室」があって、私のお気に入りの場所のひとつだ。飛行機が大好きで、おいしいものが大好きで、北海道が大好きだったおおばさんの絵を見ていると、本当に温かい気持ちになるのだ。
三岸好太郎美術館
三岸好太郎美術館
 この周辺は、札幌の行政・文化ゾーンで、すぐ近くには道立近代美術館や三岸好太郎美術館などがある。「三岸好太郎美術館」には、札幌出身の画家・三岸好太郎の作品251点を収蔵。北海道の空気の中で見ると、絵の印象も違ってくるから不思議だ。
 近代美術館の東側には、昭和の名建築のひとつと言われる「北海道知事公館」がある。昭和11(1936)年に建設された旧三井別邸新館で、その庭園とともに公開され、市民の憩いの場として、また、テレビドラマ等の撮影にも利用されている(行事などで建物内を観覧できない場合もある)。
北海道知事公館
北海道知事公館
 再び市電に揺られて中島公園通で下車。中島公園の前身は明治時代につくられた中島遊園地。残念なことに1880(明治13)年に開拓使の貴賓用ホテルとして建てられ、重要文化財にも指定されている豊平館は耐震補強工事のために休館中(今年6月20日にリニューアルオープン予定)だが、札幌コンサートホール、札幌市天文台、道立文学館などがある文化ゾーンになっている。

市民の新しい誇り「札幌ドーム」

 西四丁目に戻り、テレビ塔を見上げながら大通り公園を歩き、時計台へ。時計台は1878(明治11)年に旧札幌農学校の演武場として建てられ、時計塔部分は3年後に付設された。その後明治39年に街区の再編にともなって現地に移された。大きなビルに囲まれて小さく見えるが、当時の札幌農学校の姿を伝える貴重な建物(重要文化財)だ。2階に上がれば、長く時を刻み鐘を鳴らし続けている米・ハワード社製時計の仕組みを知ることもできる。
 ここで少し時間があったので、現在の札幌市民の誇りである「札幌ドーム」まで足を伸ばすことにした。大通駅から地下鉄東豊線に乗って、終点の福住駅から歩いて5分ほど。プロ野球・北海道日本ハムファイターズとJリーグ・北海道コンサドーレ札幌のホームグラウンドだ。野球の人工芝とサッカーの天然芝を使い分けることのできる世界初のホヴァリングサッカーステージを持ち、野球、サッカーのほかコンサートや見本市にも利用される全天候型スタジアム。試合やイベントがない時は、展望台見学やスタジアムツアーを楽しめる。
 展望台に登った。テレビの中継で見るよりもスタジアムの中はずっと広く感じる。展望台からは札幌市街や羊山公園の一部も見ることができて、これも雄大な風景である。ここからの夜景もすばらしいはずだ。なにしろ札幌は2015年に、神戸、長崎とともに「日本新三大夜景」にも認定されているのだ。
サッポロビール博物館
サッポロビール博物館
 再び地下鉄と路線バスを乗り継いでサッポロビール園へ。バスを降りると、大きな煉瓦建造物にまず驚かされる。1890(明治23)年に札幌製糖会社の工場として建設され、その後サッポロビールの製麦工場として60年間使用された建物だ。現在は左側が「サッポロビール博物館」(2016年4月20日まで休館)、右側が「サッポロビール園」として使われている。ちょうど見学ツアーの時間に間に合ったので参加することにした。北海道でのビール醸造の歴史やビールができるまでをわかりやすく説明してもらえて、なかなか面白い。試飲も楽しい。
 それにしても、札幌には見るべきものが多すぎてちょっと困ってしまう。しかも、広すぎて全部は回りきれない。その分、何度でも足を運ぶ楽しみがあるのだが、住むことができれば一番いいのかもしれない。


取材先
  • 【札幌市資料館】札幌市中央区大通西13丁目 TEL:011-251-0731
  • 【北海道知事公館】札幌市中央区北1条西16丁目 TEL:011-611-4221
  • 【三岸好太郎美術館】札幌市中央区北2条西15丁目 TEL:011-644-8901
  • 【札幌時計台】札幌市中央区北1条西2丁目 TEL:011-231-0838
  • 【サッポロビール博物館】札幌市東区北7条東9丁目 TEL:011-731-4368
※このコラムは『セコムライフ』2009年新年号に掲載した記事をベースにWEB用に再構成したものです。

第16回 札幌 いつか住んでみたい北の街(後編)

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