頑張るシニア応援サイト おとなの安心倶楽部

SECOM 信頼される安心を、社会へ

初心者でもわかる!保険の基本

第15回 地震保険の創設

 さて、前回お話したとおり、今年2016年は、地震保険制度創設から半世紀、丁度50周年となります。
 地震保険制度は1966年(昭和41年)6月に創設されましたが、そのきっかけとなったのは、1964年(昭和39年)6月16日に新潟沖を震源として発生した新潟地震です。

 この地震は、マグニチュード7.5と大きく、被害は新潟県を中心に山形県、秋田県など9県に及び、死傷者473人、住家被害は76,425棟、浸水被害は15,297棟が被害を受け、船舶、道路、橋、鉄軌道、堤防なども大きな被害を受けました。
また、新潟市内の各所で噴砂水が発生し、地盤の液状化による被害も著しかったものです。この被害を目の当たりにした当時の大蔵大臣は地震保険の必要性を感じ、地震保険への取り組みが始まったのです。

 新潟地震が発生した当時、衆議院大蔵委員会は、保険業法改正法案を審査中でした。
この地震を受けて、速やかに地震保険制度の確立を検討し、天災国である日本の損害保険制度の一層の整備充実を図るべきとの、要望も法案にあわせて表明したのです。
その後、大蔵大臣は保険審議会に対し、地震災害に際して国民の生活安定に資するための具体的方策について意見を求め、その後の審議を経る中で、大蔵省は保険業界とともに制度の創設に向けて人知を尽くし、そして、新潟地震の発生から2年後の1966年6月、「地震保険に関する法律」が制定されたのです。

 このような経緯で地震保険制度はスタートしました。そして、その後の社会・経済情勢の変化、また、数度の大きな地震災害の経験などから生まれた保険契約者の様々なニーズへ対応するための改定が行われ、現在の地震保険の歴史につながっているのです。