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初心者でもわかる!保険の基本

第7回 保険の原則③

前回・前々回に引き続き、「相互扶助」の考え方に基づいた保険の仕組みを公平に運用するための基本となる原則(法則)についてお話しましょう。
最後の三つ目の原則は、『収支相等の原則』というものです。

 相互扶助(助け合い)の考え方に戻りますが、保険の仕組みは、保険に入っている大勢の人達が、お互いにお金(保険料)を少しずつ出し合います。そして、それを財源として、誰かが死亡や事故などの万が一のことに直面した時は、集まったお金の一部を渡し、お互いに助け合います。

 この相互扶助の仕組みを維持するためには、当然、保険に入っている人達(契約者)がみんなで出し合ったお金(保険料)の合計と、保険料を払ったうちの誰かで、万が一のことに直面した人(受取対象者)が受け取ったお金(保険金)の合計が等しくなることが基本です。
これを式で書いてみましょう。

保険料 × 契約者数 = 保険金 × 受取対象者


 式だけでは分かりにくいと思いますので、具体例を考えてみましょう。

問題:100人のグループがあり、このグループの中で毎年2人が必ず100万円の損害を出す事故に遭うこととします。みんな10万円ずつは持っていますが、一度に100万円を出すことはできません。
そのため、みんなでお金を集め、事故に遭った人に渡すこととしました。保険料は全員同じとする場合、メンバー1人が負担する保険料はいくらになるでしょうか。


答え:メンバー1人が負担する保険料2万円となります。
(2万円 × 100人 = 100万円 × 2人)

 このように、「収支相等の原則」により、保険料の総額と保険金の総額を等しくし、保険契約者から集めた保険料の総額(収入)と、保険会社が支払う保険金の総額(支出)を等しくし、妥当な保険料水準になるようにしているのが「収支相等の原則」です。

次回は、保険との付き合い方のお話しをします。