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初心者でもわかる!保険の基本

第6回 保険の原則②

 前回に引き続き、「相互扶助」の考え方に基づいた保険の仕組みを公平に運用するための基本となる原則(法則)についてお話しましょう。
今回お話する、ふたつめの原則は、『公平の原則(給付反対給付均等の原則)』というものです。

 まず、第2回と3回の保険のはじまり(前編)保険のはじまり(後編)のお話を思い出してみましょう。
17世紀のイギリスで、教会の牧師たちが組合を作り、自分たちに万が一のことがあった場合に遺族の生活資金を支援するためにお金を出し合う制度をはじめましたが、当時は、年齢に関係なく全員が同じ金額のお金を出し合うこととしていたため、若い人よりも年をとった人の方がお金をもらえる可能性が高く不公平でした。その結果、若い人がどんどん抜けていき、この組合は解散してしまったというお話でしたね。
 このように、公平な中身でなくては、「相互扶助」の取組みは難しくなってしまいます。
そのため、公平な中身になるよう、生命保険では年齢ごとの死亡率が、損害保険では火事の発生率などが、保険料の算出に使われるようになり、近代的な保険へと進化していきました。

 もちろん、現在でもこの考え方は引き継いでおり、統計データにより死亡率は年をとるにつれて高くなることや、同じ年齢でも男性と女性では死亡率が異なることが分かっています。また、鉄筋コンクリート造の住宅の方が、木造住宅よりも火事で燃えにくいことが分かっていますので、「保険金の支払となる確率が高い人には高い保険料、確率が低い人には低い保険料」というように、皆が平等になるようにしています。

リスクの高さに応じて保険料を算出保険契約者の負担も公平に!

 このように、リスクの高さに応じて保険料を算出することで保険契約者の負担を公平とする原則を「公平の原則(給付反対給付均等の原則)」といいます。

 次回は、最後の三つめの保険の原則のお話しをします。