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第9回
眼精疲労は早めの対策を

 今回のテーマは、誰でも日常的によく経験する「眼精疲労」です。
 千葉県若葉区にある千葉中央メディカルセンター・眼科部長の池尻充哉先生にお話しを伺いました。

Q.疲れ目と眼精疲労は違うようですね。

「目が疲れる」「目が痛い・重い」といったとき、休憩したり、眠ったりすれば治るのは「疲れ目」、治らなくて、症状が頑固に続くのは「眼精疲労」と、医学的には区別しています。

Q.眼精疲労の主な症状は?

 目の症状としては、目が疲れる・ぼやける・かすむ、目が痛い、充血する、目が重い・しょぼしょぼする・まぶしい・涙が出る。体の症状としては、肩こり・倦怠感・頭痛・めまい・吐き気などがあります。
 疲れ目は心配には及びませんが、眼精疲労はこれらの症状がいつまでも続き、その症状が状態を悪化させることもあります。また、原因として目の病気や身体の病気が関係している可能性もあるので、「おかしい」と思ったら、眼科で診察を受けてください。
眼精疲労の主な症状は?

Q.原因としてはどんなことがわかっていますか。

 主な原因には次のようなものがあります。
(1)目の使いすぎ・環境
 インターネットや携帯電話など社会の情報化が進み、目にとっては過酷な環境となっています。眼精疲労はさまざまな原因で起きますが、最も多いのはこの「目の使いすぎ」です。
(2)目の病気
●近視・乱視・老眼など
 視力が悪かったり、メガネやコンタクトレンズが合っていないと眼精疲労が起こることがあります。ものが見えづらいため、目を凝らしたり、首を前に出す姿勢となり、その結果、目が疲れたり、首筋や肩が凝ったりします。
 また、老眼は40代半ばから60歳ぐらいの間に急速に進むのですが、この年齢は眼精疲労の患者さんの年齢層のピークと一致しており、老眼が眼精疲労の大きな原因となっていることが分かります。
●ドライアイ
 眼球の表面(角膜や結膜)が乾燥する病気です。目を酷使する人がなりやすく、眼精疲労を伴うことがあります。
 パソコンや携帯電話使用時には、まばたきが極端に減るため、ドライアイになりやすくなります。
●緑内障・白内障・眼位異常など
 緑内障は進行すると視野障害や視力低下を起こします。また、一部のタイプの緑内障では急に眼圧が上昇して眼痛・頭痛を起こすことがあります。
 白内障も進行するとまぶしさや視力の低下が生じ、眼精疲労を起こすことがあります。
 両眼の視線が外側にずれている間歇性外斜視(かんけつせいがいしゃし)などでは、ものを見るときに左右の視線を合わせるのに努力を強いられ、眼精疲労を起こすことがあります。
(3)精神的ストレス
 ストレスが高血圧・血行障害・胃潰瘍などの病気を引き起こすことがあるように、眼精疲労を引き起こすこともあります。

Q.どんな治療・対策をしたらいいでしょうか。

(1)目の病気の有無を検査する
 ドライアイや緑内障、白内障などの病気があれば治療しましょう。眼精疲労の原因が特定できない場合でも、細胞の新陳代謝を助けるビタミン製の点眼で症状が改善することもあります。
(2)メガネやコンタクトレンズをチェックする
 メガネやコンタクトレンズが自分に合っているかどうかを調べましょう。老眼の場合は、近用メガネ、遠近用メガネなどを状況に合わせて使い分けると有効な場合があります。
(3)環境を改善する
 パソコンに向かうときは照明の明るさに注意したり、窓からの光が画面に反射しないようブラインドで光を調整したりしましょう。
 画面は少し見下ろすようにし、目からキーボードや資料の距離は画面と同じ距離になるようにしたほうが楽です。また、空調の風が直接目に当たるとドライアイを引き起こしやすくなるので注意してください。
 パソコン作業時は1時間ごとに5~10分の休憩を入れましょう。集中してモニターを見ているとまばたきの回数が減りがちですが、意識して減らないようにしてください。
(4)温冷リフレッシュ
 目の周囲を濡れタオルで温めたり冷やしたりしてリフレッシュ。血行がよくなり、目の疲れをやわらげます。
 また、趣味やスポーツなどで、ストレスを発散するように心がけましょう。

Q.眼精疲労にならないためのアドバイスをお願いします。

 現代では、情報の90%以上を目から得ています。その情報がないと社会生活を営めませんから、私たちは知らず知らず目を酷使しています。上手に目をケアしながら情報を得るようにしてください。
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これ以外にも・・・ 実は、気になってる症状ありませんか?

池尻 充哉(いけじり・かつや)
千葉中央メディカルセンター
眼科部長
【略歴】
1989年千葉大学医学部卒業後、同大学眼科入職。その後、国立千葉病院、国保成東病院などに勤め、1996年より千葉大学の文部教官眼科助手として勤務。網膜色素変性症外来および網膜硝子体手術を専門とし、2004年千葉中央メディカルセンター眼科部長に就任。医学博士、日本眼科学会眼科専門医。

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