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第6回
被災時に注意すべき健康とその対処法

荻窪病院
院長/外科部長 村井信二先生

 3月11日に発生した東日本大震災に際し、セコム医療システム(株)は、提携病院の医療スタッフとともに緊急災害医療援助チーム"SDMAT"(Secom Disaster Medical Assistance Team)を結成。3月26日に先遣隊の隊長として被災地を訪れた、荻窪病院の村井信二院長に現地の状況を伺うとともに、被災された方々の健康についてアドバイスをいただきました。

"SDMAT"先遣隊の使命

Q.今回、被災地を訪れた大きな目的は何ですか。
 当初、被災地の状況がほとんどわからなかったので、我々先遣隊としては、どこを拠点に、どんな支援をするべきなのか調べてくることが、最大の使命でした。
 そこで私たちがまず向かったのは、宮城県の南三陸町にある総合体育館で、現在、避難所として使われている「ベイサイドアリーナ」です。トラック1台と救急車1台で行ったのですが、現地への行程に約8時間かかりました。
Q.支援活動は、どのように行ったのですか。
 自らも被災者である、地元の志津川病院の西沢医師を中心に、毎朝、南三陸町に支援に入っているすべての医療支援チームが集合して、ミーティングが行われます。このミーティングで、その日にどこのチームがどこの避難所を担当するかが決まります。また、被災地での医療ニーズは、日々変化しますので、その日にどんな医療支援が必要なのかを確認し合います。

多いのは感染症、高齢者にも適度な運動を

Q.被災された方々の健康面については、いかかでしたか。
 避難所の方々は、床に段ボールを敷き、薄い毛布をかけて寝ておられましたが、これだけでは相当に寒く、からだも辛いと思います。水についても、まずは飲料水の確保ということで、トイレには手を洗う水すらありません。衛生面でもかなりの不安がありました。
 このような状況のなかで実際に診療してわかったことは、風邪やインフルエンザなどの感染症が非常に多いこと。衛生面の不備が原因だと思いますが、ノロウイルスなどによる胃腸炎も多く見られました。また、寒さやストレスから、血圧が普段より高くなっている方もいました。
 避難所ではプライバシーの確保が難しいため、車の中で寝ている方々も少なくありません。狭い車内で、寒さをしのぐために体を丸めて寝ている方も多く、このような状態が続くと脚に血栓ができやすくなり、それが肺に飛んで肺塞栓を起こし、命にかかわる心配もあります。車の外に出て、まめにからだを動かし、できれば横になって、からだを伸ばした状態で寝ていただきたいですね。
Q.被災地の映像を見ると、とくに高齢者で昼間も寝ている方が多いように感じます。
 お子さんや若い人たちは、日中、外出もできるので比較的元気なのですが、高齢者のなかには気力も萎え、することがないからとずっと横になっている方も少なくありません。震災前は元気だった方々も、これでは足腰がどんどん弱ってしまいます。私たちも積極的に外に出るよう促し、軽い体操などでからだをほぐすと同時に、気分転換していただくよう努めました。
 また、夜間に寒くて暗く、衛生的でないトイレに行きたくないがために、水分も食事も控えてしまう方もいます。お気持ちはわかりますが、健康を維持していただくためにも、食事や水分は十分に摂取していただききたいですね。

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