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第20回
いつもと違う頭の痛みなら受診を

 今回のテーマは、日本人の4人に1人が経験している「頭痛」です。
 東京都世田谷区にある久我山病院の新田勇介先生にお話しを伺いました。

Q.頭痛とは?

 重い、ズキズキする、締め付けられる・・・表現はさまざまですが、「頭の一部または全体の痛み」の総称です。後頭部と首の境界や眼の奥の痛みも頭痛として扱います。多くの方が悩んでいるのはいわゆる「慢性頭痛」です。血管拡張、筋の緊張、炎症性などが原因と言われますが、よくわかっていません。

Q.頭痛にもさまざまな種類があるのでは?

 頭痛は、大きく2つに分類されます。1つ目は、「一次性頭痛」で、これが「頭痛もちの頭痛」と言われている慢性頭痛です。
 一次性頭痛は、痛み方や痛む場所、頭痛以外の症状などから、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、その他の一次性頭痛の4つに分けられます。
 日本人の4人に1人(約3000万人)がこの一次性頭痛で、その中でもっとも患者数が多いのが緊張型頭痛です。
 また、男性より女性に多く、特に20~40歳代での発症が多くなっています。

 2つ目は、クモ膜下出血や頭部の外傷など脳や体に原因となる異常があって起こる頭痛「二次性頭痛」です。
 一次性頭痛のほとんどは生命の危険はありませんが、二次性頭痛の中には放置すると命に関わるものがあるので、頭痛の状態や頭痛以外の症状からどちらに分類されるのかを見分けることが重要になります。

Q.どんな症状が出ますか?

 一次性頭痛の症状は以下のとおりです。
●片頭痛
頭の片側のこめかみから眼にかけて、時には頭の両側や後頭部にかけて、ズキンズキンと脈を打つような痛みがあります。また、吐き気がしたり、音や光や臭いに敏感になったり、肩こりやめまいがしたりします。数時間から、長い場合は2~3日痛みが続く場合があります。
●緊張型頭痛
後頭部を中心に頭の両側、ひどいときは頭全体をギューッと締め付けられるような痛みが起きます。また、首や肩がこり、めまいがします。痛む時間は決まっていません。
●群発頭痛
片側の眼の奥や眼の周りから頭の前方や側面にかけて、えぐられるような激しい痛みがあります。また、眼の充血や涙目、まぶたの腫れ、鼻水・鼻づまり、頭や額から汗が出る、落ち着かない、興奮した様子といった症状が出ます。夜間や睡眠時に起こりやすいのが特徴です。

 一方、二次性頭痛の場合は、突然、これまで経験したことのない激しい頭痛、短時間でピークに達するような頭痛に見舞われ、発熱や吐き気がしたり、ろれつが回らない、ものが二重に見える、手足が麻痺したりしびれたりするなど、いつもと違う症状が出ることがあります。

Q.予防法は?

 一次性頭痛の場合、頭痛の引き金になることを除くことが予防のポイントです。以下のことに気をつけましょう。
睡眠や食事など、規則正しい生活を心がける睡眠や食事など、規則正しい
生活を心がける
●片頭痛
  • 睡眠不足などが原因で頭痛が起こるので、規則正しい生活を心がける。
  • 人混みや炎天下を避ける。ストレスや疲労をため過ぎず、適度に解消する。
アルコールは適度に楽しんでアルコールは適度に楽しんで
  • 赤ワインやチーズなど、頭痛のきっかけとなる食品を摂り過ぎない。予防効果のあるマグネシウムやビタミンB2などを摂取する。
入浴やストレッチで首、肩の筋肉をほぐす入浴やストレッチで首、肩の
筋肉をほぐす
●緊張型頭痛
  • 長時間、うつむき状態や無理な姿勢を続けない。ストレッチや入浴で首や肩の筋肉をほぐす。ストレスや疲労をため過ぎず、適度に解消する。
●群発頭痛
  • 頭痛が続いている間は禁酒する。喫煙本数を減らす。

Q.治療法はありますか?

 頭痛に特効薬はありませんが、片頭痛と緊張型頭痛は、薬を使って痛みを和らげたり、取り除くことができます。薬の上手な使い方は、頭痛が起こりそうだと思ったら早めに服用することです。ただし、過剰に服用しないこと。3カ月以上、毎日服用すると、「薬物乱用頭痛」を起こす可能性もあるので、服用の量や回数に注意しましょう。
 なお、群発頭痛は鎮痛薬が効かないので、神経内科や脳神経外科、頭痛外来などを受診しましょう。
 二次性頭痛の症状が現れたら、クモ膜下出血、髄膜炎、脳卒中など救急処置が必要な病気の可能性があるので、すぐに医療機関を受診してください。

Q.最後にアドバイスをお願いします。

 一次性頭痛の場合、セルフケアや薬の服用によって痛みをコントロールし、うまくお付き合いすることが大切です。
 一方、二次性頭痛の場合は命に関わるものもあるので、発熱や吐き気など頭痛以外の症状があるときや、ろれつがまわらないときなどはすぐに医療機関を受診してください。

これ以外にも・・・ 実は、気になってる症状ありませんか?

新田 勇介(にった・ゆうすけ)
社会福祉法人康和会 久我山病院
【略歴】
杏林大学卒業、医学博士。専門は脳血管障害、神経外傷。杏林大学医学部附属病院、白河病院、日赤医療センターを経て東京都立墨東病院から久我山病院に勤務。日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経外科学会指導医。

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