第14回 
~あなたの「パワーの源」はなんですか?~

ここでは、シニアの方の毎日が心を元気に、
健康に過ごしていただけるようなコラムをご紹介します。
飲み物を片手に、ホッと落ち着ける時間になりますように。

「ファイト・・・!」「元気・・・!」というドリンク剤や健康食品のCMのキャッチフレーズを聴くと、「そうだな、こういうもの飲んでシャキッと元気になりたいな」と思う人も多いのではないでしょうか。日々の仕事や勉強で疲れ気味の人にはアピールするコマーシャルですね。
 また、薬ではありませんが、その場所に行くとパワーがもらえるという「パワースポット」に行って「パワーをもらおう」という人も多くなってきました。パワースポット巡りは人気のパッケージツアーです。山であったり、森であったり、神社であったり、歴史的史跡であったりしますが、その場に行くことでパワーがもらえて、幸福になれるのなら素敵ですね。健康状態が良くて運命にも恵まれていたら幸せでしょうから、「健康食品食べながらパワースポット巡り・・・」という人もいるかもしれません。
 ところであなたの「パワーの源」はなんでしょうか?スタミナのある料理を食べること、趣味のスポーツを楽しむこと、大好きな歌を熱唱すること、温泉に入ること、ペットと遊ぶこと・・・など、いろいろあるかと思います。リラックスできる疲労回復の方法であったり、逆に肉体的には疲れることであっても、精神的にリフレッシュしたり、達成感があることでパワーをもらえることもあるでしょう。友人とのおしゃべりがパワーの源だという人もいます。
 ある調査によると、ストレス解消法の第一位が「会話」ということでした。身近な人との会話がストレス解消になるという人が多いということです。雑談することで元気になるということですから、これもパワーの源ですね。雑談では自分が感じたこと、思ったことを相手に聴いてもらったり、相手の感じた世界を見せてもらったりするキャッチボールをします。そこで行われるのは、コミュニケーションによる自己確認です。人と話すことによって、自分の感じたこと、経験したことなどを確認しているのです。
 相手が「そうだね」「わかるよ」といってくれると、それが辛いことであっても嬉しいことであっても、わかってもらうことで満足するというのが人間です。自分という人間の存在が確かめられ、そして共感してもらえることで、生きている実感、一人ではないという温かさも感じます。そしてさらに明日もがんばろうと思えたら、その瞬間を共有する場が、自分にとってのパワースポットと言えるかもしれないですね。
大多和 二郎 (おおたわ じろう)
プロフィール
大多和 二郎 (おおたわ じろう)
横浜国立大学大学院修了(臨床心理学専攻)
臨床心理士、臨床動作学講師としてカウンセリング、大学、
専門学校講師等を歴任 著書として
「触感刺激法で性格が変わる」祥伝社 NONブック等がある

第14回 ~あなたの「パワーの源」はなんですか?~