第13回 
いつか・・・

ここでは、シニアの方の毎日が心を元気に、
健康に過ごしていただけるようなコラムをご紹介します。
飲み物を片手に、ホッと落ち着ける時間になりますように。

いつかっていつ?

「今度読もう」「いつか旅行に行こう」「いつなんどき地震があるかわからないから水をためておこう」など、「いつか」「今度」と思うことがありますね。
 未来に向けて何かを計画したり、用意したりするとき、「今は必要ないけれど・・・」「今はできないけれど・・・」と言いながら、何かを準備しています。
 本を買うときでも、今読みたい本を買う人もいれば、いつか読もうと思って買う人もいます。小説などはすぐに読みたいものですが、専門書とか実用書、資格試験についての本などは、「いつか」と言いつつ、本棚に何年も眠っているということがあります。
 私の友人が、「いつかはない」と言っていました。どういうことか聞いてみると、「いつか会おうね」「いつか食事にでも」という人は、「会う気がないからそういう」というのです。言われてみると、わかるような気もします。本当に会いたい気持ちがあれば、「来月も会おうね」「年に一回は集まって食事しようね」と言うだろうなと私も思います。
 もし、あなたの頭の中に「いつかやろう」という気持ちがあるとしたら、自分に問いかけてみてください。「いつかって、いつ?」と。もし、そのとき自分にすぐに返事ができなかったら、「本当にやる?」とさらに問いかけてみましょう。勉強しようとたくさん本を買い込む前に、今月中に読む本を一冊決めて買うとか、友達に「いつか会おうね」とメールする前にスケジュール帳を見て、「来月の初めの週末に会わない?」と具体的な時期を決めてからメールしてみるというようにしてみてはいかがでしょう。
「いつか」を連発していると、「あれもまだ、これもまだ・・・」という実行できていないことが増えていきます。結果として「私は決めたことはなにもできていない、だめだ・・・」と自己嫌悪になる原因を作ってしまいかねません。「いつか」と思ったら、「いつ」に言い換えて計画を立ててみましょう。
 きっと、実行率は確実に上がり、ストレスもぐんと減ると思います。
大多和 二郎 (おおたわ じろう)
プロフィール
大多和 二郎 (おおたわ じろう)
横浜国立大学大学院修了(臨床心理学専攻)
臨床心理士、臨床動作学講師としてカウンセリング、大学、
専門学校講師等を歴任 著書として
「触感刺激法で性格が変わる」祥伝社 NONブック等がある

第13回 いつか・・・