週刊ニュースサプリ

薄暮の夕方4時は魔の時間帯

更新日:2014.02.20

先日、栃木県の県道交差点で、横断歩道を渡っていた3歳女児と母親が乗用車にはねられ、女児が死亡するという痛ましい事故が発生しました。母親によると、歩行者信号は青で、車の運転者は「西日で前が見えなかった」と供述しています。

1年を通して車が絡む交通事故が多いのは、午後4時から6時ぐらいです。日が傾き始める午後4時すぎ、いわゆる薄暮の時間は「魔の時間帯」と呼ばれています。

▼ 薄暮の時間は「魔の時間」
日が傾き始め、やがて日没に至る薄暮の時間は、交通事故が多く発生する「魔の時間帯」です。とくに冬至から立春にかけて、日の入りが早い今の季節は、夕暮れで太陽光が目に入り込みやすくなり、さらに太陽が沈むにつれて、あたりが急激に暗くなります。ドライバーも歩行者も周囲を認識しづらくなるため事故が増えるのです。

▼ 睡魔も襲い判断力や集中力も低下する
人間の眠気は午後2時から4時と、午前2時から4時に大きなピークがあり、居眠り運転による交通事故の多発時刻を見るとこの時間帯に集中していることがわかります。また、真冬のこの季節は空気の乾燥がひどく、午後4時を過ぎると肌が乾燥し、特に女性は不快感を覚えて判断力が低下し、集中力がそがれるというデータも報告されています。会社の退社時間が近づいてくることで、仕事のミスが起こりやすい時間帯ともいわれているので注意が必要です。

車のヘッドライトには、暗い中で前方の視界を確保するのと同時に、歩行者や自転車に車が近づいていることを知らせる役割もあります。事故が多発する「魔の時間帯」に早めに点灯することで、ドライバーが歩行者を、歩行者が車を認識しやすくなり交通事故の減少につながります。オートライトシステムを使っているドライバーの方も、歩行者の安全を考えるなら、暗くなってからではなく、早期に点灯するよう実践してください。

一人ひとりの思いやりを持った運転マナーが痛ましい事故を減らしてくれます。お互いに思い合って、安全運転を心がけましょう。

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