2005年10月3日
セコム株式会社
弊社製品におけるアスベスト使用状況について

 弊社製品におけるアスベスト(石綿)の使用状況について、現時点で把握できている内容を下記の通りお知らせいたします。

1.アスベストの使用状況

(1) アスベスト使用の現状
現在、弊社で販売している全ての製品にアスベストは使用しておりません。
過去一部の製品に使用していたアスベスト含有部品は、ノンアスベスト材に順次転換を進め、全て製造・販売を終了しています。

(2) 過去に使用したアスベストの種類
弊社が過去に使用したアスベストは、すべて白石綿クリソタイルで、飛散性のアスベスト材は使用していません。

(3)使用したアスベスト含有部品
石綿テープ: 金庫の扉部・引出部ガスケットとして使用
※ガスケットとは、金庫本体の扉などと接触する部分に貼りつけて、火災による庫外の熱が庫内に進入しにくくするために使用している部品です。
石綿スレート板: 耐火ボードとして使用
※石綿スレート板とは、アスベストをセメントに混ぜ、水練りして板状に圧縮して水分を取り養生したセメント成形品です。
石綿補強ゴムパッキン: 摩擦材、耐熱保護材、ガスケットとして使用
※石綿補強ゴムパッキンとは、アスベストをゴム等に混ぜ、練り固めて成形した部品です。

(4)アスベスト含有部品使用製品
製品区分 アスベスト含有部品
金庫 ガスケット
CD・ATMブース 耐火ボード
業務用厨房自動消火装置 耐熱保護材
業務用粉末消火設備 ガスケット
車両用出入管理ゲート装置 摩擦材

2.ご使用上の注意

(1) 金庫以外はすべて、使用部品が成形品でかつ製品内部に封入されておりますので、アスベストが飛散することはありません。
(2)金庫に使用した石綿テープも非飛散性ですので、通常の使用では問題ありません。
尚、経年劣化などで、磨耗や破断した状態で使用を続けると、アスベストが飛散する可能性も考えられますので、念のため、納入したお客さますべてに、弊社で用意した対策案を別途ご案内いたします。

3.廃棄時、解体時の注意

(1) CD・ATMブース以外は、通常の廃棄物として処理できます。各自治体の定めに従って廃棄してください。
(2) CD・ATMブースの解体は、厚生労働省が制定した石綿障害予防規則に定める作業となります。納入したお客さますべてに、解体時の留意事項を弊社から別途ご案内いたします。

4.お問い合わせについて

 弊社アスベスト含有部品使用製品等に関するお問い合わせにつきましては、弊社お問い合わせ窓口までご連絡をお願いいたします。

(アスベスト含有部品使用製品の問い合わせ先)
セコム株式会社 お客様サービスセンター
フリーダイヤル: 0120-180-005
受付時間: 平日午前9時〜午後6時
アスベスト含有部品使用製品と販売(使用)期間の一覧
製品区分 製品名 機器コード アスベスト含有
部品販売(使用)
使用部位
(使用アスベスト部品)
開始 終了
金庫 ピタゴラス SA-F6660 1982 1995 扉とパネルの付き合せ部のガスケット
(石綿テープ)
ピタゴラスT PT-G0051
(PT-G0050)
PT-G0151
(PT-G0150)
PT-G6151
(PT-G6150)
PT-G0781
(PT-G0780)
PT-G6781
(PT-G6780)
1995 2005.6 投入引出のガスケット(石綿テープ)
ピタ
ゴラス
CABI
1段 PT-G0340
PT-G6340
2002 2005.6 扉と引出のガスケット(石綿テープ)
2段 PT-G0351
(PT-G0350)
PT-G6351
(PT-G6350)
CD・ATM
ブース
ハンクスΣ HS-B0010
HS-B0030
1987 1995 外壁材(石綿スレート板)
業務用厨房
自動消火装置
レンジ・フライヤー
感知器
HE-T0020
HE-T9420
1983 1994 ダクト等接合部の耐熱保護材
(石綿補強ゴムパッキン)
ダクト・フード 感知器 HE-T0030
HE-T9290
1983 1999
スプレーノズル NZ-L0010
NZ-L0300
1987 2005.6
業務用
粉末消火設備
キャビネットA
閉止弁
TO-M0045
(TO-M0040)
1993 1994 ユニオン内のガスケット
(石綿補強ゴムパッキン)
車両用出入管理ゲート装置
セサモG
ゲート開閉
装置本体
GO-S0011
(GO-S0010)
(GO-S0020)
1992 2002 減速ギヤ・プーリ部の摩擦材
(石綿補強ゴムパッキン)
上記製品をベース仕様とするサイズ違い、段数違いなどの特注製品を含みます。
( )内の機器コードは、当該アスベスト使用部品含有製品を購入された際の機器コードを表します。