春といえば、衣替えの季節。
そこで「達人の知恵袋」第1回目となるテーマは「衣類の収納」です。
すっきり、気持ちよく衣類を入れ替え、さわやかに新しいスタートを切りましょう。

「去年、着ていた服が見つからない...」「お気に入りのスーツにカビが...」
みなさまには、こんな経験ありませんか?
原因は"収納の仕方"にあるのかも知れません。
そこで今回は、楽しく、快適&機能的に収納できるポイントをご紹介していきます。
ご指導いただくのは、収納コーディネーターの宮城美智子さんです。

収納コーディネーター
宮城美智子(みやぎ・みちこ)

知恵袋(1)

収納する前に「お別れするもの」を決める
まず、収納は「残すための収納」ではなく、「使うための収納」であることを心得ましょう。「いつかは着るだろう」は、着ないことが多いもの。今、まわりを見て3年間一度もそでを通していない服があったら、感謝の気持ちを込めて、リサイクルに出すか、思い切ってお別れしましょう。不用なモノに囲まれるよりシンプルに暮らすほうが快適です。
収納する前にまず、家族それぞれごとに、アイテム別、季節別、迷いBOXの3つに分けます。「使うかな?でも捨てられない・・・」と迷ったときはすべて、この迷いBOXへ。3カ月〜6カ月、季節ものは1年使っていなければ思い切ってお別れしましょう。
収納は、使用頻度の低いものを奥に、よく着るものを手前に収納することがポイントです。何かをどかさず、ワンアクションで取り出せる、これが理想です。

知恵袋(2)

タンスには仕切り板を
タンスの引き出しにしまうときは、手作りの仕切り板を入れておくと便利です。たたんだ衣類をアイテムごとに仕切って収納しておくことで、自分がそのときに着たい洋服を、他のものをくずさずに取り出すことができます。仕切り板は、ダンボールに身近にあるカバーをかけてあげます。アイテムごとに違う模様にすると、ひと目でわかり、使い勝手もグンとアップします。

トレーナー・セーターのたたみ方

トレーナ・セーターはかさばりやすいので、引き出しの大きさに合わせてタテに収納するのがポイント。こうすると、色、柄もひと目でわかりやすくなります。引き出しの上段は湿気が少ないので、上質なカシミヤやシルクのセーターなどを収納するとよいでしょう。

パンツ・スカート・ジーンズのたたみ方

パンツ・スカートは、デザインの似た2本を重ねて、互い違いにたたみます。ジーンズは股のラインでタテ半分に折り、すその方から三つ折りに。さらに半分に折ってタテに収納。

ワイシャツのたたみ方

ワイシャツは、ボタンを止めてたたみ、えりをくずさぬよう互い違いに収納。また、クリーニングの場合は、仕上げにスチームアイロンをかけるため、カビや型くずれの原因になります。そこで、クリーニングからもどってきたら、まずポリ袋をとって十分風通しをしてから不織布製のカバーをかけましょう。ハンガーは、一定の方向に向けると、スペースが効率よく使えます。

ストッキングのたたみ方

女性もので収納に困るのがストッキング。これは、タテに収納するのが困難です。引き出しのなかに紙コップをタテにならべて、そのなかにストッキングを丸めて入れます。出しやすく、しまいやすい収納法です。ぜひ一度ためしてみてください。

監修

宮城美智子(みやぎ・みちこ)
収納コーディネーター。元アートコーポレーション(株)(アート引越センター)エプロンサービスレディ担当部長。アートエプロンサービスを設立し、同サービス責任者として10年で全国400名の組織に育て上げる。同職のほかに接客アドバイザーとしても多くの企業の接客指導を手掛け、講演、雑誌やテレビ出演で活躍中。