地球環境を守ることは、今や私たちひとりひとりが考えなくてはいけない重要なテーマ。
このコーナーでは、今日からすぐに実践できるエコライフのアイデアをご紹介していきます。
今回は、お気に入りの靴を長持ちさせるためのエコアイデアをご紹介します。

アドバイスいただくのは、ナチュラルライフ研究家の佐光紀子(さこうのりこ)さんです。
佐光さんは、さまざまなところで、ナチュラルな素材を使ったシンプルな家事を提唱しています。
お掃除だけではなく、心地よく生活するための"達人の知恵"を教えていただきます。

ナチュラルライフ研究家
佐光紀子(さこうのりこ)

外箱は不要なら、「いりません」

最近は、靴を買うと「箱、いりますか?」と確認してくれるお店が増えてきたような気がします。「箱は、いりません」というお客さまが増えてきて、お店の意識が変わってきているのかもしれません。
シーズンオフには、何日か陰干しして、きちんとお手入れしてからしまう・・・そういう靴なら、外箱があると保管に便利かもしれません。でも、ふだん頻繁に履く靴に外箱は必要ないのでは・・・。ふだん使いの靴なら、今からご紹介するケアをして、シューズボックス(下駄箱)に入れておくことをおすすめします。扉の開け閉めで空気にも触れやすくなり、むしろカビの予防になります。
ふだん使いの靴で、外箱が不要なら「いりません」と断って、家に持ち込まない。これも、ゴミを減らす第一歩です。

1日履いたら、1日休ませる

靴の大敵は湿気。湿気はカビの原因になるからです。そこで、靴を長持ちさせるいちばんの秘けつは、1日履いたら、最低1日は休ませること。1日歩けば、足もかなりの汗をかきます。その汗を吸収しているのが靴。革靴であれば、革から汗が放出されて、しっかり乾くには24時間以上かかります。
ですから、1日履いた靴は、翌日は履かずに自然乾燥。ドライヤーなどの熱で無理に乾かしてはいけません。においが気になるようであれば、使わなくなったソックスに重曹を詰めて入口をしばり、湿気のたまりやすいつま先からつめていきます。湿気がとれ、においも吸収してくれます。このとき、重曹に殺菌効果の高いエッセンシャルオイル、ティーツリーを数滴垂らせば、さらに効果的です。
もし、カビがはえてしまったら、水で軽く濡らした布に少量の重曹をつけたもので、やさしくこすり落とします。アルカリ性を嫌う革靴の場合は、同様の処置をしたあと、アルカリ性の重曹を拭き取り、椿油を含ませた布でこすっておくとよいようです。(※)

※目立たない箇所で、変色しないことを確認してから行ってください。
※この方法は、スウェードの靴には適しません。

靴を素足で履く場合は

最近のファッションの傾向からか、素足で靴を履いている人をよく見かけます。ソックスの上から履いても乾燥に1日かかるのですから、素足で履いた靴を乾かすには、それ以上にかかるはず。中2日くらいあけて履くのがよいでしょう。
気軽に履けるスニーカーなどの場合には、パフで軽く足裏に重曹をパタパタとはたいてから履くと、湿気やにおいも気にならず快適に履けます。

※肌に違和感を感じた場合は使用を見合わせてください。

手軽につくれるシューズボックスの消臭剤

最後に、重曹でつくるシューズボックスの消臭剤をご紹介しましょう。効果は約3カ月です。

  1. 浅くて口の広い空き瓶に重曹を入れる。
  2. 瓶の口にガーゼをかぶせ、輪ゴムでとめる。

多くのご家庭のシューズボックスは、玄関ドアのすぐ脇にあると思います。シューズボックスの消臭剤に好みのエッセンシャルオイルを数滴たらしておくと、ドアのあたりに、やさしい香りのカーテンができます。ご家庭でも、お試しください。

監修

ナチュラル研究家
佐光紀子(さこう・のりこ)
繊維メーカー、証券会社で企業翻訳に携わったあと、フリーの翻訳者に。現在はナチュラルな素材を使ったシンプルな家事をさまざまな場で提唱中。翻訳書「重曹で暮らすナチュラル/ライフ」(ピーター・キウロ著 ブロンズ新社)や、著書は「汚れ落とし大事典」「重曹大事典」(以上ブロンズ新社)をはじめ、「脱電生活」(毎日新聞社)など多数にわたる。
佐光さんのホームページでは、ナチュラルクリーニングの多彩な情報がご覧になれます。
http://www.katoko.com/