地球環境を守ることは、今や私たちひとりひとりが考えなくてはいけない重要なテーマ。
そこで、このコーナーでは、家庭で手軽に実践できるエコライフのアイデアをご紹介していきます。
今回は、快適なバスタイムのためのエコクリーニングのヒント。

お風呂の大敵といえば・・・やっぱり、カビです!
年内にお掃除して、すっきりしたピカピカお風呂で新年を迎えたいものですよね。今回アドバイスいただくのは、ナチュラルライフ研究家の佐光紀子さん。佐光さんは、さまざまなところで、ナチュラルな素材を使ったシンプルな家事を提唱しています。お掃除だけではなく、心地よく生活するための"達人の知恵"を教えていただきます。

ナチュラルライフ研究家
佐光紀子(さこうのりこ)

お風呂の大敵といえば・・・やっぱり、カビです!

お風呂掃除のお悩みで多いのは、やはりカビ。カビの温床をつくる三大要素が、温度と湿度と栄養です。そこで、ぜひ実践していただきたいのが次の4カ条です。

【ピカピカお風呂のための4カ条】

  1. 浴室に重曹&アクリルたわしを常備
  2. 汚れは暖かいうちに落とす
  3. 掃除後は、用具も含め冷水で流す
  4. お風呂上がりには、浴室内を冷たいシャワーで流す

それでは、まず床から。床の場合は、樹脂とタイルで方法が異なります。

樹脂の床

タイルに比べ、汚れが落としやすい樹脂の床。でも、キズが付きやすく、キズに汚れが入ると、落ちにくくなるのが弱点。そこで、おすすめなのが、やわらかいアクリルたわしです。

  1. アクリルたわしに石けんを泡立て、床の隅々まで汚れをこすり落とす
  2. 頑固な汚れやカビは、重曹をかけたアクリルたわしで重点的にこすり落とし、冷水でよく洗い流す

タイルの床

タイルの場合は、目地も含め、バスブラシのように固めのものでゴシゴシこすっても大丈夫です。

  1. 目地に少量の重曹を振りかけ、乾いたバスブラシでカビをこすり落とす
  2. バスブラシに石けんを泡立て、床の隅々まで汚れをこすり落とす
  3. 頑固な汚れやカビは、重曹をかけたバスブラシで重点的にこすり落とし、冷水でよく洗い流す

バスタブ

基本的な手順は次のとおりですが、ときどき湯船の水位を変えて、湯アカの固着を防ぐのもポイントです。

  1. アクリルたわしに石けんをつけて泡立てる
  2. 1に少量の重曹をかけて、なじませる
  3. 2で汚れをこすり落とし、冷水でよく洗い流す

頑固な鏡の汚れや排水溝、蛇口、小物などは・・・

鏡の汚れ

頑固な鏡の汚れは、シャンプーなどが付着したもの。歯磨き粉の研磨効果を利用しましょう。次の方法をまめに行うことで、輝きがもどってきます。浴室を出るときには、水滴の拭き取りを忘れずに。

  1. 歯ブラシを軽くぬらして、少量の歯磨き粉(※1)をつける
  2. 1で、らせんを描くように上から下へ汚れをこすり落とす
  3. クエン酸水(※2)をスプレーして乾拭きする

※1 ジェルタイプではなく、白いペースト状のものを。
※2 水200ccに、クエン酸すりきり小さじ1杯を溶かし、スプレー容器に入れたもの。

排水溝

パイプの汚れやにおいが気になるときは、次の手順に加え、パイプに重曹100gとクエン酸50g(パイプ径に合わせ2対1の割合で)を入れて発泡させ、1時間ほど放置。そのあと熱いお湯で流せばすっきりきれいになります。

  1. ボロ布などで髪の毛を取り除く
  2. フタをはずして全体に重曹を軽く振りかけ、歯ブラシなどで汚れをこすり落とす
  3. パイプ周辺の汚れをボロ布で拭き取り、フタをもどす

蛇口

  1. クエン酸水をスプレーする
  2. 布で乾拭きして仕上げる

バス小物(おけ、イスなど)

  1. アクリルたわしを水で濡らし、少量の重曹を振りかける
  2. 1で汚れをこすり落とす

監修

ナチュラル研究家
佐光紀子(さこう・のりこ)
繊維メーカー、証券会社で企業翻訳に携わったあと、フリーの翻訳者に。現在はナチュラルな素材を使ったシンプルな家事をさまざまな場で提唱中。翻訳書「重曹で暮らすナチュラル/ライフ」(ピーター・キウロ著 ブロンズ新社)や、著書は「汚れ落とし大事典」「重曹大事典」(以上ブロンズ新社)をはじめ、「脱電生活」(毎日新聞社)など多数にわたる。
佐光さんのホームページでは、ナチュラルクリーニングの多彩な情報がご覧になれます。
http://www.katoko.com/