最近では、機能面だけでなく、デザイン面の充実も目立つキッチン。今やインテリアの一部として、見た目でも楽しませてくれる空間になってきているのではないでしょうか。
しかし、その半面、掃除に手間がかかる難点があるのが、キッチンの困ったところ。お料理で毎日使うところだけに、油やほこりでベトベトになりやすく、汚れが頑固にこびりついてしまうとご家庭で掃除するのも至難の業です。
そこで今回は、キッチンの中でも汚れがたまりやすい場所であるレンジフードを、プロのスタッフの手できれいにしたいと思います。
外からは見えづらい、レンジフード内部の頑固な油汚れも、プロの手にかかれば...。

放っておけないレンジフードの汚れ

レンジフードは、お料理の際に出る煙や臭いを吸い込む場所なだけに、キッチンの中でも油やほこりなど汚れがたまりやすい場所です。
もし、汚れがたまったままの状態で放置しておくと、吸い込む力が弱くなるため、換気効率が悪くなってしまいます。そうなると、吸い込みきれなかった煙や臭いがキッチンに充満し、壁や天井がベタベタになりかねません。
また、稼動させるためのエネルギーも余計にかかるようになってしまうため、電気代のムダやエコの観点からもよくありません。
そうなる前に早めのお掃除を心がけましょう。

ご家庭でもできるレンジフードのお手入れ

レンジフードは、たいていファンの前にフィルターが設置されていて、油やほこりがフィルターにたまるようになっています。フィルターの取り外しは比較的簡単なので、日常のお手入れとしては、フィルターのお掃除をお勧めします。
そこで、手間のかからないフィルターのお掃除方法をひとつご紹介。

(1)ぬるま湯をバケツや桶などにため、その中にアルカリ性の洗剤を入れます。
(2)取り外したフィルターを入れて、1〜2時間ほどつけ置きします。
(3)しばらくすると汚れがふやけてきますので、ブラシで汚れを落としてあげます。
(4)最後に、しっかり水気を拭いてあげて、元通りレンジフードに取り付けるだけです。

この方法なら、力を入れてゴシゴシ洗う必要もないので、お手軽にできます。ぜひ一度、お試しください。

*アルミ製のフィルターは長時間つけると変色するおそれがあります。また、油がフィルターに頑固にこびりついてしまっている場合、フィルターの塗装が剥がれ落ちる可能性がありますので、ご注意ください。

レンジフードの内部にまで汚れがたまったら・・・

フィルターのお掃除はご家庭でも簡単にできますが、なかなか難しいのがレンジフードの内部のお掃除。フィルターがあるといっても、やはり時間がたつと、フードカバー内部やファンに油やほこりが付着していきます。そして、この状態で長期間放置しておくと、ある日突然、レンジフードの中から油がポタポタ垂れてくる恐れが。
でも、レンジフードの内部までお掃除するにはどうしたらいいの、と思われる方も多いのでは。特にシロッコファンタイプのものは構造が複雑なため、内部の掃除方法もわかりづらいかもしれません。

そこで今回は、「セコム・ホームサービス」のサービスメニューのひとつ、「レンジフードの専門清掃」の現場を見て、プロの技(わざ)ご紹介したいと思います。

レンジフードの専門清掃の流れ

一般的なレンジフードは、ファンの形状で以下の3つに分類され、それぞれによってお掃除の仕方も変わってきます。皆さん、ぜひ下記を参考にしてご自宅のレンジフードがどのタイプか確認してみてください。

(1)プロペラファンタイプ

昔ながらの、プロペラを壁にはめこんだタイプの換気扇に、フードを取り付けたタイプのレンジフードです。取り付けも簡単で、換気量も多いのがメリットです。反面、騒音が大きく、外壁に面してる箇所にしか設置ができません。また、外の風に影響を受けやすいこともあります。構造的には、シンプルなため、他のタイプよりはお掃除がしやすいです。一戸建てを中心に普及しています。

(2)シロッコファンタイプ

多数の羽がついた筒状のファンを使って、遠心力で換気するタイプのレンジフードです。騒音も静かで、外壁に面してしない場所でも設置が可能です。しかし、構造が複雑なため分解が難しく、内部の掃除をするのに手間がかかる傾向にあります。マンションを始め、最近の一戸建て住宅でも採用が増えています。

(3)ターボファンタイプ

シロッコファンと同じように遠心力で換気するタイプのレンジフードです。シロッコファンに比べ、羽の枚数も少なく、プロペラファンとシロッコファンの中間の性質を持っています。

今回は、比較的掃除の手間がかかるシロッコファンタイプのレンジフードの専門清掃を取り上げてみたいと思います。

(1)キッチンまわりの養生

レンジフード内部は油とほこりで一杯です。何もせずにいきなり分解を始めると、汚れがまわりに飛び散ってしまいます。作業開始前にビニールシートや新聞紙でしっかり養生することが大事です。

(2)内部部品の取り外しとつけ置き

次に、外枠やファン、ドラムといった内部の部品を取り外していきます。取り外した部品は、専用の洗剤を入れたバケツにつけ置きし、汚れを浮かせていきます。

(3)ファン内部およびフード周りの掃除

取り外すことのできないファン内部やフード周りについた汚れを、洗剤を使って丁寧に拭きあげます。また、細かい部分もブラシを使ってすみずみまで掃除します。

(4)つけ置きした部品の洗浄

さきほどつけ置きした部品をブラシを使って丁寧に洗浄します。油やほこりでベタベタだったのが、きれいに落ちていくのがわかります。

(5)動作確認

最後に取り外した部品を元通り取り付けて、動作確認します。油やほこりでベトベトだった時と比べ、音も静かで吸い込みも良くなっているのがわかります。

  • 作業前
  • 作業後

以上がレンジフードの専門清掃になります。作業時間はだいたい3時間くらいです。これをご家庭でやろうとするとなかなかの手間がかかるもの。そんな時はプロのスタッフにまかせてしまうのもひとつの手です。

「セコム・ホームサービス」では、今回紹介しましたレンジフード以外にも、換気扇や流し台・シンク・排水溝といった水周り、ガスレンジなどの専門清掃も受け付けています。
気持ちよくお料理をするなら、きれいなキッチンのほうが断然いいものです。ご興味をもたれた方はぜひ一度「セコム・ホームサービス」までご連絡をください。