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乾燥の季節は子どもと一緒に火の用心

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セコムの舟生です。

乾燥している季節は、火災に注意が必要です。火事の危険性や、火災防止について日頃から話し合っておきましょう。今年は暖冬が予測されていますが、朝晩はやはり寒さが肌身にしみます。
本格的な冬の到来とともに、RSウイルスノロウイルスなど、冬に流行しやすい感染症の患者増加がたびたびニュースで聞かれるようになってきました。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も、全国的に流行が拡大しているそうです。

空気が乾燥する冬は、ウイルスが活発に活動する季節。
手洗いは感染症予防の基本ですが、お子さんはきちんとおこなっていますか?

外出から帰ったら、指先から手首まで、さらに指の間や爪まで、せっけんを泡立てて入念に洗わせましょう。
流水でまんべんなく、しっかり洗い流すことも大事です。
ちょっと濡らす程度で手洗いを終えてしまう子がいますが、それではあまり意味がありません。
保護者の方が見守って、正しい手洗いの習慣をつけさせてくださいね。

さて、乾燥する季節に気をつけなくてはならないものに、もうひとつ。
火災」があげられます。

冬休みの間は、お子さんが留守番をすることもあると思いますので、万が一にも火災が起きるようなことがないようにしましょう。

そこで今回は、ご家庭内にある火災原因になりやすいものをご紹介しながら、火災から子どもを守る方法をまとめたいと思います。


* * * * * * * * *


▼ 意外な出火原因!?スプレー缶のガス抜きで火災発生
ご家庭内にたくさんあるスプレー缶
殺虫剤や整髪料などのスプレー缶には可燃性ガスが含まれているため、火災の原因になることがあります。
火を使う場所で使用したり、ガス抜きをしたりすると、引火する可能性があるのです。
また、高温になると、内部の圧力が高まって破裂する恐れもあります。

国民生活センターはこんな事故事例を発表しています。

・やかんを火にかけている近くで、スプレー缶のガス抜きをおこなったら引火した
・ヒーターのそばに置いてあったヘアスプレー缶が爆発し、カーテンが燃えたり窓ガラスが割れたりした
・ガスコンロに火がついているそばで、使い終わった消臭スプレーに穴を開けたところ、残った内容物に引火した

スプレー缶はいろいろな製品がありますから、お子さんが手にすることもあると思います。
使用するときの注意や置き場所について、正しい知識を持たせましょう。

<スプレー缶による火災を防ぐには?>
(1) 近くに火気がある場所ではスプレー缶を使用しない
(2) ストーブやガスコンロの近く、直射日光が当たる場所など、高温になる場所にスプレー缶を放置しない(使用済みのものでも注意!)
(3) スプレー缶を捨てるときは中身を使い切る
(4) 使い切らずに捨てるときは、火気のない通気性のいい屋外で噴射してガスを出し切る

スプレー缶の火災や事故が絶えないことを受け、近年、処分ルールが「穴あけ不要」に変更になった自治体も増えてきているようです。「穴あけ」が必要な場合は、必ず大人が火気のない場所でおこない、子どもには絶対にやらせないでください。


▼ 大丈夫!?子ども部屋に「電気ストーブ」
電気ストーブは灯油などの燃料がいらず、安全だと思われがちです。
お子さんの部屋や、子どもが留守番をするときにすごす部屋で電気ストーブをお使いのご家庭では、机やイスが近くにないか、本や布団など燃えやすいものがないか、設置場所や使い方について、安全を確認してください。

暖房器具のなかで出火原因になりやすいのは「電気ストーブ」です。
東京消防庁の調査では、ストーブ火災の7割以上を電気ストーブ等(カーボンヒーターやハロゲンヒーター、温風機を含む)が占めました。石油ストーブやガスストーブが原因になった火災の発生件数を、はるかに上回っています。

器具についたホコリや汚れが原因になって、不完全燃焼や異常燃焼による火災が発生することも考えられます。年末の大掃除はいい機会ですから、お子さんと一緒に暖房機器の取扱説明書を読んで、お手入れ方法や取り扱いの注意も再チェックしてみてください。

<暖房器具による火災を防ぐには?>
(1) 暖房器具の周りを整理整頓し、燃えやすいもののそばで使用しない(1m以上離す)
(2) 短時間でもそばを離れるときはスイッチを切り、使用しないときはコンセントを抜く
(3) 定期的に暖房器具の掃除・安全点検をする


* * * * * * * * *


冬休み、子どもに留守番をさせる機会があるご家庭では、ライターの置き場所にも十分に注意してください。

子どもは好奇心が強いので、親の不在時に火遊びをして火災になったケースもたくさんあります。
子どものライター火災の予防方法については、以前ご紹介した「子どもの好奇心がまねく惨事...ライター火災はなくせるか」を参考にしてください。

2015.12.24

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