気象予報士に聞きました!「正しい熱中症対策」

セコムの舟生です。

熱中症対策を気象予報士の齊藤愛子さんに伺いました。今年も、暑さが本格化する季節を迎えています。
熱中症対策が欠かせなくなりますね。

「がんばって暑さを乗り切ろうとすると危ないです」
こう話すのは、日本気象協会の気象予報士、齊藤愛子さんです。

セコムは今年、一般財団法人 日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協賛
オフィシャルパートナーとして、熱中症の撲滅を目指しています。

そこでこのたび、気象予報士の齊藤愛子さんへのインタビューが実現!
さっそく子どもの熱中症対策についてお話を伺いました。

熱中症は正しい知識があれば予防できることが多いので、気象の専門家の話をお子さんの熱中症対策にぜひお役立てください。

 

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▼ 熱中症になりやすいのはどんなとき?
「地表に近い位置にいる子どもは暑さの影響を大きく受けます」と齊藤さん。子どもの目線にあわせた熱中症対策が大切ですね。一般的に、熱中症になるかどうかは、そのときの体調や日ごろの基礎体力も大きく影響しています。睡眠不足で体調が優れないときや、朝食を摂っていないときなどは、熱中症への警戒が必要ですし、暑さに慣れていない人、運動不足で体力がない人も、熱中症になりやすいようです。

子どもの場合は、ほかにも熱中症になりやすい条件があります。
齊藤さんも、子どもならではの注意ポイントを指摘されています。

「子どもは、地面からの照り返しで大人より暑さを強烈に感じています。輻射熱(ふくしゃねつ)というのですが、地表に近い位置にいる子どもは暑さの影響を大きく受けてしまうので、熱中症になりやすいです」

このブログで以前おこなった、子どもの頭の高さで温度を測定する実験では、小学校1~2年生の身長に合わせた120cmの高さで気温41度、ベビーカーの高さで50度にも達していました。
ちなみに実験の日の気温は約35度。
大人の体感する温度とは大きな差があります。


▼ 子どもの熱中症を防ぐには?
こまめな水分補給は、熱中症対策として欠かすことができません。
あわせて顔がほてっている、唇が乾いている、なんとなく疲れて見える...など、子どもの小さな体調変化に敏感になることが大切。
熱中症の前兆に早めに気付くことがポイントです。
ちょっとした変化を見逃さず、早めに「熱中症かもしれない」と気付いてあげることが、重症化を防ぐことにつながります。

また日々の天気や気温を気にかけることも重要だそう。
暑くなりそうな日の服装のポイントを伺ってみました。

「なるべく風通しがよく、熱がこもらないものを」
「袖なしのランニングを着ているお子さんも多いですが、直射日光があたってしまうので、かえって熱中症になりやすいことがあります。できれば半袖で肩が隠れる服装のほうがいいですよ」

熱を逃し、直射日光を避ける服装が熱中症対策に向いているんですね。


▼ もしも熱中症になったら?
熱中症は、重症化すると命を落とすこともあります。
そのため、なるべく早い段階での正しい応急手当が重要です。
熱中症が疑われる場合、どのように対処すればいいのでしょうか。

「めまいや立ちくらみなど、軽度でも異変があったときは、すぐに涼しい場所に避難して体を冷やし、水分を補給してください。意識がもうろうとするなど重度のときはすぐ病院に搬送するのはもちろんですが、軽度でも症状が続くときは、なるべく早く病院に行ったほうがいいと思います」

熱中症の応急手当は、体温を下げることが最大のポイントとのこと。
熱中症は急に重症化することもあるので、症状が軽くても回復するまでは付き添い、その後も様子を気にかけたほうがいいですね。

体を冷やすときは、衣服を脱がせて直接体に風をあてたり、首の後や脇の下、足の付根などを冷やしたりすると効果的です。


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熱中症についていろいろためになる話をお聞きしましたが、「いちばんよくないのは、暑いときに無理すること」だそうです。

「温度と湿度を気にかけ、暑いときや不快に感じるときは、クーラーや扇風機を使って、体温調整するようにしてください。屋外でも、こまめに休憩して水分を摂るようにしてくださいね」とのこと。

子どもの熱中症対策は、大人が目を配り、先回りして手を打つことが大事ですね。





2015年6月22日(月)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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