乾燥の季節に多発!子どもを火災から守るには?

セコムの舟生です。

子どもの生活圏にある危険の芽を日頃の会話から察知しましょう。小学生のお子さんが刃物で殺害される痛ましい事件が発生しました。
前後して大阪、鳥取、兵庫で、小学生が刃物を持った不審者に追いかけられたり、切りつけられたりする事件も起きています。

時を隔てず、類似性のある事件が続くことは、決して珍しいことではありません。
大きな事件のあとは、いつも以上に子どもの身辺には警戒が必要です。
ひとりで行動することは避け、少しでも様子がおかしな人を見かけたら、近づいたりすれ違ったりせず回避するよう、よく言い聞かせてください。

また、子どもの話をよく聞くことも重要です。
通い慣れた通学路やよく遊びに行く公園で遭遇した出来事に、もしかすると危険の予兆が潜んでいるかもしれません。
たとえば、「通り道の塀に落書きがしてあった」「なんとなく場違いな人が公園でブラブラしていた」といったこと。子どもの話をよく聞いて、小さな異変を見逃さないようにしましょう。

さて、気温が低く、空気が乾燥した日が続いています。
冷たいからっ風が吹く日には、思わず身を縮めてしまいますね。

普段の会話のなかで火の危険性を伝えることが大切です。この乾燥した時期に心配なのが火災。
連日のように火災の報道がされています。

例年、1月~3月は火災が多く発生する時期です。

お子さんに留守番をさせる機会があるご家庭では、特に注意してください。
今回は、ご家庭内の火元についてご紹介します。火元を知り、子どもを火災から守りましょう。

 

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▼ 冬場に火事になりやすい暖房器具は?
寒さが厳しい冬。
ストーブなどの暖房器具が欠かせません。

火元になりやすい暖房器具が身近にあり、かつ空気が乾燥しているため火災が起きやすいのだと考えられます。
空気が乾燥していると、火がつきやすいだけではなく、火のまわりも早くなるため、少しの出火でも大火災につながることがあります。

消防庁によると、暖房器具火災における出火原因の第1位は「電気ストーブ」だそうです。
実に全体の73%を占めています。
次いで多いのは、「石油ストーブ」で19%。以下、「ガスストーブ」が8%と続きます。

一方で、東京都がおこなった調査では、「火災の危険が高いと思う暖房器具は?」という質問に対して、80%の人が「石油ストーブ」と回答。「電気ストーブ」と答えた人はわずか4%でした。

このような安全性に対する認識のギャップが火災を招いている原因なのかもしれません。
手軽で安全と思われている電気ストーブも、可燃物が接触すれば、発火の恐れがあります。

子ども部屋、または、お子さんが留守番をするときにすごす部屋で、電気ストーブをはじめとした暖房器具を使用しているご家庭では、安全な設置場所や使い方について、確認・徹底しましょう。

1年を通じてもっとも火災が多い月は3月です。
暖房を使い慣れてきた冬の終わりには、油断が生じがち。不注意な取り扱い方に気をつけましょう。

器具についたホコリや汚れが原因になって、不完全燃焼や異常燃焼による火災が発生することも考えられます。
この時期に、お子さんと一緒に暖房機器の取扱説明書をあらためて確認して、気を引き締めたいものです。

<暖房器具による火災を防ぐには?>
(1) 暖房器具の周りを整理整頓し、燃えやすいもののそばで使用しない
(2) 短時間でもそばを離れるときはスイッチを切り、使用しないときはコンセントを抜く
(3) 定期的に暖房器具の掃除・点検をする


▼ 暖房器具だけじゃない!子どもに注意喚起したいもの
火災の原因になりやすいものとしては、暖房器具以外にも、こんろをはじめとする調理機器や、スプレー缶などがあります。

子どもだけでこんろを使用することはあまりないかもしれませんが、電子レンジやオーブントースターといった調理機器でも火災の恐れはあります。以前「子どもの安全NEWS」でも取り上げましたが、子どもがトースターに積み木を入れて遊んでいて、火災に発展したケースもあります。

お子さんに調理機器を使用させるのであれば、使い方だけではなく、やってはいけないことについてもしっかりと伝えることが大切。取扱説明書を見ると、禁止事項が詳しく書いてあるはずです。

また、暖房器具のすぐ前など、熱くなる場所にスプレー缶を放置すると、破裂して内部のガスに引火することがあります。
ヘアスプレー、洗剤スプレー、エアダスター、消臭・芳香スプレー、殺虫剤など、私たちの身の回りにはスプレー缶がたくさんあります。危険物として認識し、安易に放置しないことが大事です。


▼ 子どもの火遊びによる火災も...ライターの取り扱いに注意
テーブルに置き忘れたライターを子どもがいたずらし、カーテンに着火。
火災になった例などが消費者庁に報告されています。

子どもは特に火に対する興味関心が強いものです。「さわっちゃだめ」というだけでは、不十分です。大人の目を盗んで「ちょっと火をつけてみよう」と思うことは珍しくないので、引き出しにしまっているだけでは、子どものライター火災を防げないかもしれません。

(1) ライターは子どもの手の届かない場所にきちんと保管する
(2) どのような場合でも子どもにライターを触らせない(「持ってきて」などもNG)
(3) 不要なライターはきちんと処理して捨てる
(4) チャイルドレジスタンス機能付きのライターにかえる

家の中でライターがどこにあるか、しっかり把握できていますか?
ぜひ一度、ライターの保管場所を確認してみてください。


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冬場には、放火による火災も多く発生します。

家の周りにゴミなど燃えやすいものが放置してあったり、塀や植栽などに遮られて敷地内が見えにくいようなお宅などは、放火に対する用心も必要です。

子どもを火災から守るためにできることをやっておきましょう。





2015年2月12日(木)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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