インフルエンザ動向「これから流行はどうなる?」

セコムの舟生です。

インフルエンザの流行期には、マスクを着用して感染を防ぎましょう。立春も過ぎましたが、まだまだ猛威を振るっているインフルエンザ。

子どもの安全NEWS」でもお伝えしたように、2014-2015シーズンのインフルエンザは、昨シーズンより3週間ほど早く流行がはじまりました。

例年1月末くらいから流行のピークに入りますが、2015年のインフルエンザは1月中旬の週統計で昨シーズンのピーク時の患者数を上回り、その後も感染の拡大が続きました。

インフルエンザによる学級・学年閉鎖や休校も、冬休み明けから非常に多い状態で推移。
子どもの健康状態を管理する親御さんにとっては、ちょっとした体調の変化も気がかりですね。

今後、2015年のインフルエンザはどのようになっていくのでしょうか。
最新データを元に、今後の傾向と予防対策を確かめておきましょう。

 

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▼ 全都道府県で警報レベルの流行が続く
2月6日に国立感染症研究所が発表した、インフルエンザ流行マップによると、1月26日~2月1日の1週間で医療機関を受診した患者数は約135万人で、前週(約192万人)よりも減少しましたが、全47都道府県で警報レベルを超える流行が続いています

「警報レベル」というのは、1医療機関あたりの患者数が30人を超え、大きな流行の発生・継続を示すものです。

年代別に見ると、5~9歳が約29万人で最も多く、次いで10~14歳が約22万人、0~4歳が約16万人。14歳以下の子どもの感染者が約半数を占めていることから、学校での流行状況が推測できます。

インフルエンザで入院した患者数では、80歳以上の高齢者に次いで、1~9歳の子どもが多くなっており、重症化にも注意が必要です。

ウイルス検出状況では、A香港型(AH3亜型)が最も多く、次いでB型、AH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザ)となっています。


▼ まずは予防対策をおさらい!
・こまめに石けんで手洗いする
・うがいや水分補給で喉の乾燥を防ぐ
・睡眠と栄養をしっかりとって、抵抗力を高める
・加湿器で室内の湿度を40~60%くらいに保つ
・定期的に部屋の窓を開けて換気する
・人が多い場所に行くときはマスクをする

「手洗い」は感染症予防の基本です。
寒い季節ということもあって、子どもは手をあまり洗いたがらないもの。「ちょっと水で濡らして手を拭くだけ」という子もいるかもしれません。保護者の方が見守って、石けんをしっかりと泡立て、流水で30秒以上(お湯のほうがより効果的)洗い流す手洗いをさせるようにしてくださいね。

アルコール消毒も効果的
家でも目につきやすい場所に市販の消毒剤を置いておくと良いかもしれません。
手にとったら、湿り気がなくなるまで、しっかりすりこみましょう。

手洗いも、アルコール消毒も習慣化させるのが大切です。


▼ 一度かかれば大丈夫?インフルエンザの誤解
今シーズンは、早くからインフルエンザの流行が広がっているので、お子さんがインフルエンザにかかってしまった方もいらっしゃると思います。
流行前に予防接種したお子さんも多いと思いますが、ワクチンはインフルエンザの重症化を予防してくれる役割が大きいものなので、感染を避けられない場合もあります。

また、「一度インフルエンザにかかったから、もうかからない」と思っていませんか?
インフルエンザにかかって免疫があっても、睡眠不足などで体調が万全でなければ、ふたたび感染してしまうこともあるそうです。

流行ピーク時には、発症前の「隠れインフルエンザ」の人もたくさんいます。
小学校以外にも、塾や学童保育のほか、スーパーやコンビニ、電車やバスの中...いつどこでインフルエンザウイルスに接するかわかりません。

予防接種していても、一度インフルエンザにかかっていても、予防対策を怠らないようにしてくださいね。


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予防接種や過去の罹患で、インフルエンザの免疫ができている場合、もし感染しても、軽い風邪症状で済んでしまうこともあるようです。
38度以上の急な高熱がインフルエンザの症状として知られていますが、高熱がなくても、咳や鼻水などの症状が見られたら、早めに医療機関を受診しましょう。

「軽い風邪だろう」と思い込んで学校に行ったら、知らないうちにインフルエンザを広げてしまうことになるかもしれません。

例年、インフルエンザは、これから徐々に落ち着いてきますが、報道などで最新情報を確認し、流行状況を見極め、感染を防ぐことが大切です。

流行が落ち着いても油断は大敵!予防対策をしっかりと心がけましょう。





2015年2月 9日(月)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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