インフルエンザ、RSウイルス、溶連菌...冬の感染症、2015年の流行状況は?

セコムの舟生です。

インフルエンザウイルスや、RSウイルス、溶蓮菌などの感染を防ぐには、こまめな手洗いが肝心です。帰宅したら手を洗う習慣をつけましょう。年明けも、冬本番の寒さが続いていますね。
寒波や低気圧に見舞われ、12月上旬から雪が降った地域も多い今シーズン。
北海道から九州の広い範囲で、例年よりもひときわ寒く感じる冬になっているようです。

例年よりも...が際立っているのは、寒さだけではありません。
今シーズンは、冬に流行する感染症に関する話題が、たびたびニュースになっているのにお気づきでしょうか?

「過去最多」「大流行」など、心配な言葉も頻繁に聞こえてきます。

今回は、インフルエンザ、RSウイルス、溶連菌など、冬に猛威をふるう感染症の流行状況と、予防対策についてお話したいと思います。

 

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▼ 新学期から大流行が?インフルエンザの現状
12月上旬に流行入りした2014-2015シーズンのインフルエンザ。
その後も各地で患者数が増加しています。

東京都では、12月18日にインフルエンザの「流行注意報」を発表。
これは、今後数週間のうちに大流行が起きるおそれがあることを警告するもので、例年より1カ月ほど早く発令されました。
流行しているのは「A香港型」で9歳以下の子どもが約半数を占めています。12月14日までに、幼稚園や学校で学級閉鎖などの措置をとった施設数は、昨年同時期の8倍以上にのぼりました。

東京以外でも、全国各地で12月中旬から注意報が発令されてはじめており、今シーズンのインフルエンザは「例年より早く大流行に備えること」が大切になりそうです。

冬休み中は流行が小康状態になりますが、新学期がはじまると一気に流行が拡大するので、学級閉鎖や学年閉鎖の措置をとる学校が増えるかもしれません。

<インフルエンザ対策のポイント>
こまめな手洗い、うがいや水分補給、室内の加湿と換気、咳エチケット、予防接種など、基本的なインフルエンザの予防対策をしっかりとおこないましょう。人の多い場所に行くときはマスクをするのも効果的。これまで以上に「かからない」「うつさない」の意識を持って、インフルエンザ対策に取り組んでください。


▼ 過去最悪の患者数!乳幼児が重症化しやすいRSウイルス
RSウイルスは、呼吸器の感染症です。
今シーズンは特に患者報告数が多く、12月中は何度も「RSウイルス」のニュースを目にしましたよね。11月中から患者数増加が報じられ、1週間あたりの患者数が「過去最多」となる週が毎週のように続きました。東京、大阪、愛知など都市部で多くなっています。

RSウイルスには重症化を防ぐワクチンがありません。
乳幼児の場合は呼吸困難をともなって肺炎や気管支炎になることがあります。特に初めての感染では重症化しやすいそうです。

RSウイルスに感染していてもそうと気づかないことも多いので、赤ちゃんがいるご家庭では知らないうちにウイルスを持ち込んでいることがあり要注意。

<RSウイルス対策のポイント>
手洗い、うがいといった基本的な感染症予防対策に加えて、子どもが日常的に触れるおもちゃや手すりなどはアルコール消毒すると効果的です。また、咳や鼻水、喉の痛みなど、風邪の症状がちょっとでもあるときは、できるだけ乳幼児に近づかないようにするか、マスクを着用して接すること。
小さなお子さんがゼーゼーと苦しそうにしている時は、重症化を防ぐためにも早めに医療機関を受診してくださいね。


▼ よくある感染症...でも怖い!?溶連菌も増加傾向
溶連菌(溶血性連鎖球菌)感染症は、子どもによく見られる喉の感染症です。
喉の痛みや発熱のほか、体に赤い発疹が出たり、舌にブツブツができる「イチゴ舌」になったりします。
溶連菌にもいくつかの種類がありますが、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の患者数が増加傾向。今シーズンの患者数は過去5年間と比較しても高い数値で推移しています。

発症した場合、抗生物質でしっかりと菌を退治する治療をおこなうのですが、お薬を最後までしっかり飲み切らないと、再発したり、腎炎やリウマチ熱など深刻な合併症を引き起こしたりすることがあるそうです。子どもに多い感染症ですが、ひとり発症すると兄弟姉妹や保護者にうつってしまうことも多いので、早めに医療機関を受診することが大事です。

<溶連菌対策のポイント>
溶連菌は、くしゃみや咳などの飛沫感染によって感染しますので、手洗いやうがい、マスクの着用が予防に役立ちます。
もしもかかってしまったときは、早めの治療で家族間の感染を防ぐのがポイント。「喉が痛い」「つばを飲み込むと痛い」などという時は、すぐに病院で見てもらいましょう。


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感染性胃腸炎やヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎などの感染症も増加傾向にあります。
空気が乾燥して気温が低い冬場は、細菌やウイルスが活発になりやすい環境が整っているので、特に注意したいですね。

睡眠と栄養をしっかり取って免疫力を高め、感染症に負けない体をつくることが非常に大事です。規則正しい生活リズムを早く取戻し、元気に冬を乗り越えましょう!





2015年1月 8日(木)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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