[夏休み特集4] 子どもの熱中症を防ごう!「かくれ脱水」を見分けるには?

セコムの舟生です。

いよいよ夏本番。熱中症対策を忘れずに夏休みの安全や防犯についてお伝えする[夏休み特集]。
1回目は「子どもとの旅行の安全」、2回目は「車からの声かけへの対応策」、3回目は「留守番中の押し込みの手口」をお伝えしました。

4回目の今回は、「熱中症」をテーマにお話したいと思います。

明日から8月。
本格的な夏がいよいよやってきます。

昨年は8月になって記録的な暑さになる日が多く、連日のように熱中症のニュースが流れましたね。子どもは、何かに夢中になっていると自らの体調変化に気づかないことがあり、熱中症の症状を悪化させてしまうこともあるようです。

子どもの熱中症予防には、早めに体調変化を察知することが第一。
熱中症の危険サインである「かくれ脱水」の見分け方や、予防対策をおさらいしましょう。

 

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▼ 元気に見えても実は「かくれ脱水」?涼しい室内でも注意
熱中症には、軽度のめまいや立ちくらみから、重度の意識障害まで、さまざまな症状があることが知られていますね。

熱中症になる前の体の中では、いろいろなことが起きています。
人間の体は、暑さを感じると汗をかいて体温を下げますが、汗をかき続けて体内の水分と塩分が足りなくなると、汗がストップ。すると体温が上昇して、熱中症になるのです。

熱中症を引き起こす原因は、水分と塩分の不足。つまり、脱水が引き金になっています。
単純に「暑いから熱中症になる」というわけではなく、「暑くて汗をかいて体液が足りなくなったから熱中症になる」という仕組みを理解しましょう。

子どもは体が小さく、体温調整機能も十分発達していないため、さっきまで元気だったのに、急にぐったりしてしまうことがあります。このようなことを防ぐためにも、脱水症状になる手前、「かくれ脱水」の段階で早めに対処したいですね。

水分の摂取については、がぶ飲みするよりも、少しずつ回数を多くすることを心がけると良いと思います。
熱中症対策には量より頻度が重要です。


▼ 脱水のサインはこんなところにある!子どもの体調変化
かくれ脱水は、本人も気づいていないくらいの段階の脱水症状です。保護者の方が見分けるポイントをあげてみましょう。

○ 唇が乾いている
○ 口の中や鼻の中が乾いている
○ 舌が白っぽい
○ トイレに長時間いっていない
○ おしっこの量が少なく、色が濃い
○ 肌がかさかさしている、弾力がない

子どもの様子をよく見て、ちょっとでもおかしいなと思ったときに、すぐ水分と塩分の補給をすることが熱中症になることを防ぐコツです。


▼ かいた汗が蒸発しないと体温は下がらない
体温調整のための「汗」がポイントですが、汗をかいたら、そのままにしないことも大事です。人間は汗を蒸発させることで体温を下げています。汗をかいたまま衣服が体に張りついているような状態が続くと、汗の蒸発が妨げられ、体温が下がらず、熱中症を引き起こすかもしれません。

衣類は、通気性に優れ、汗をよく吸って、すぐに乾くものが理想です。最近は吸汗性・速乾性に優れた素材の衣類がありますから、そういったものを身につけさせるのも良いと思います。

体にぴったりした服や、熱を吸収しやすい黒色系の服は避けたほうが良いでしょう。首まわりがきついTシャツや、ボタンを上までしめたポロシャツなどは、上半身の熱気や汗がこもりやすくなるので、襟元はゆったりとして通気の良いものを着せると良いと思います。

子どもは汗っかきなので、シャワーでさっと流してあげるのも良いですね。
汗を洗い流せば、気分もすっきりして、体温を下げる効果もあります。


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暑さに気をつけて過ごすこと。
水分と塩分をこまめにとること。
そして汗を蒸発させること。

熱中症予防にはいくつかのポイントがあることがわかりましたね。
エアコンに頼りすぎると、汗をうまくかけず、熱中症になりやすくなることも考えられます。
子どもの体調変化に注意しながら、ときには思いっきり汗をかく時間をつくって、元気いっぱい夏を過ごしていただきたいと思います。





2014年7月31日(木)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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