早めにはじめよう!初夏に多い感染症から子どもを守る対策

セコムの舟生です。

楽しいゴールデンウイークも終わり、夏のような陽気を感じる日も増えてきましたね。

とても気持ちのいい季節ですが、夏に多い感染症は5月ぐらいから増えはじめます。

たとえば食中毒などもそのひとつ。
夏に感染者が増える腸管出血性大腸菌O157のニュースなども、徐々に増えてきたことにお気づきでしょうか。

気候の変化にともなって、お子さんの健康管理も「夏バージョン」にシフトしはじめたいときです。
初夏から夏にかけて多い感染症を知り、早めに予防策を心がけておきましょう。

 

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▼ 重症化しやすい子どもの食中毒、対策は?
この時期から注意が必要なものに、食中毒を引き起こす「腸管出血性大腸菌」があります。代表的なのは「O157」ですが、「O26」や「O111」なども集団感染例が多いです。

これらの大腸菌は強い毒素を出すので、下痢や嘔吐だけではなく、重篤な全身症状があらわれることもあり、入院が必要になることもあります。抵抗力の弱い子どもはなおのこと。

子どもの場合、感染して嘔吐や下痢が続くと、大人より短い時間で脱水症状を引き起こすこともありますから、特に注意が必要です。

家庭でできる対策として最も重要なのは食材の衛生管理
基本的なことをいくつかあげてみましょう。

<食中毒の予防対策>
(1) 調理前や食事前には石鹸で手をよく洗う
(2) まな板や包丁をよく洗う。肉や魚を切ったあとは特に慎重に
(3) 賞味期限が過ぎたものは子どもに与えない
(4) 生鮮食品は保存状態に気を配る(常温で放置しない)
(5) 食材は使う前に臭いや色、状態をよく確かめる
(6) 食材にしっかり火を通す。夏にかけては長めに加熱を

ポイントは、衛生管理と加熱調理。

O157などは、加熱調理が不十分な肉などからよく検出されますが、食材だけではなく、まな板や包丁などに菌がついて感染源になることもあります。調理器具やお皿は洗剤でよく洗い、しっかり水で流しましょう。湿った状態は菌が繁殖しやすいので、よく乾かして。除菌用のアルコールスプレーなども、この時期は上手に活用したいですね。

また、小さなお子さんの生食はできるだけ避けましょう。
これからの時期は肉だけではなく、魚やたまごなども、加熱したものを与えたほうが安心です。


▼ 「プール熱」のシーズンはこれから!予防するには?
最近は冬でも流行することがある「プール熱」。
アデノウイルスの感染による咽頭結膜熱の別名で、その名のとおり、プールでの接触やタオルの共有によって感染することが知られています。やはり、夏のほうが多い感染症です。

アデノウイルスに感染すると、喉が腫れ、高熱が出るなど、風邪のような症状が続きます。例年、6月ごろから増えはじめ、流行のピークは7月~8月。

学校のプールの季節にはまだ早いですが、スイミングスクールなどに通うお子さんは、季節を問わず特に注意したいところです。プールの時期には、シャワーで全身を洗い流すほか、目をしっかり洗う、うがいをするなどが、予防策としてあげられます。

鼻水や唾液でも感染するので、タオルを共有したり、同じお皿の食べ物を食べたりして、うつることもあります。

子どもに「夏風邪かな」という症状があらわれたときは、アデノウイルスを疑い、早めに医療機関を受診するほか、ご家族への感染予防にも努めてください。


▼ 「風疹」も春~夏に増える感染症、予防接種が有効
厚生労働省によれば、平成25年には14,357例もの感染報告があり、平成20年以降最も多い感染者数となりました。「風疹」は、春から夏にかけて流行しやすいので、地域の流行状況に注意してください。

風疹はワクチン接種が有効な予防手段とされており、1歳と小学校入学前の1年間の合計2回接種となっています。十分な抗体をつくるには2回目の接種が必要なので、2回目接種前の幼児や、接種をしていない(もしくは一度しか接種していない)20~40代の大人にも感染が見られます。

風疹は、妊娠中に感染すると、赤ちゃんに重大な疾患が起こる可能性が指摘されています。抗体があるかどうかは医療機関で検査できますので、保護者の方も調べてみてはいかがでしょうか。


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これから梅雨を迎えると、気圧や気温の変化から、体調を崩しやすくなったり、抵抗力が落ちて感染症にかかりやすくなったりします。

お子さんの体調には十分気をつけて、元気に夏を迎えたいですね!





2014年5月12日(月)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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