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どうなる?今年のインフルエンザ 対策はお早めに!

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セコムの舟生です。

10月に入って、RSウイルスマイコプラズマ肺炎といった、あまり聞き慣れない感染症が爆発的に流行しているというニュースが報じられています。どちらも例年冬場に流行する感染症ですが、今季は3カ月ほど時期が早いそうで、なんとも不穏な感じがしますね。本格的な流行シーズンの到来が心配です。

ウイルスによる感染症は、ひとたび発生すると広がるのはあっという間。これからの季節、気になる症状が見られるときは、無理せず休ませ、早めに病院にかかることが大事です。

「風邪かな?」とのんびり様子見していると、悪化させてしまうばかりか、感染を拡大させてしまうことになるかもしれません。特に、乳幼児の場合は重症化しやすいので、早めの受診をおすすめします。

これから備えなければならない感染症といえば、「インフルエンザ」のことを忘れてはいられません。非常に感染力が強く、毎年約1,000万人、およそ10人に1人が感染しているというインフルエンザ。今年の流行状況はどうなっているのでしょうか。

今回は、今シーズンのインフルエンザの傾向と対策について、取り上げてみたいと思います。


* * * * * * * * *


▼ 今年の流行は「A型」?
国立感染症研究所による病原微生物検出情報によると、10月までに検出されているのは今のところはA型のみとなっています。今シーズン、国内で検出された新型ウイルスはありませんが、アメリカでは変異型のウイルスの感染が確認されており、この先どのような広がりを見せるのか、注意深く観察しておく必要があると思います。

すでに今年のインフルエンザシーズンの幕は開きました。
厚生労働省の発表では10月7日までに、休校、学年閉鎖、学級閉鎖になった施設は全国で20以上
入院が必要になるケースも報告されています。季節が進むにつれ、患者数や休校数はどんどん増えていくでしょう。

流行シーズン入りはもう少し先ですが、それまでにインフルエンザの基礎知識をおさらいして、「いかに感染を防ぐか」に留意しながら、過ごしたいものですね。


▼ 風邪?インフルエンザ?違いを観察しよう
風邪とインフルエンザは、初期には混同されがちですが、よく観察すると、異なる症状が見られるはずです。

【風邪の代表的な症状】
・主にせきやのどの痛みなど、局所症状

【インフルエンザの代表的な症状】
・急速に38度を超える発熱
・せきやのどの痛みに加え、だるさや関節の痛みなど全身症状を伴う

風邪の場合は、発熱前に何かしらの初期症状があらわれることがほとんどですが、インフルエンザの場合、急に高熱が出て、一気に具合が悪くなることが多いようです。
突然、38度を超える熱が出たようなときは、医療機関を早めに受診したほうがいいと思います。


▼ マスクだけではキケン?接触感染にも注意
インフルエンザの感染ルートには、「飛沫感染」と「接触感染」があります
飛沫感染は、インフルエンザにかかった人がせきによって飛んだ飛沫を、口や鼻から吸い込んでしまい、ウイルスが体内に入ってしまうこと。飛沫は、せきによって1m~2mも飛ぶのだそうです。

接触感染は、感染した人がせきを抑えたり鼻水をぬぐったりしたときに手についたウイルスが、ドアノブやスイッチなどに付着。健康な人がそこに手を触れ、さらに口や鼻に触ってしまうと、ウイルスが侵入してしまうという感染ルートです。

インフルエンザにかからないためには、飛沫感染と接触感染を避けることが最重要。2m以内にインフルエンザにかかった人がいると、感染の危険性も増すということです。学校のように人の多い場所でうつりやすく、流行しやすいのはそのためです。


▼ インフルエンザ予防の基本をおさらいしましょう
以上を踏まえて、インフルエンザの予防対策をおさらいしておきます。

1) 外出後の手洗いとうがい
手洗いは、手や指についたウイルスを除去するために最も有効な方法とされていて、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。
帰宅後や食事前などには、必ずせっけんで手を洗う習慣をつけておくとともに、汚れた手で目や口、鼻などを極力触らないことが大切です。また、一般的な感染症の予防のためにも、外出の後にはうがいを心がけましょう。

2) 適度な湿度
空気が乾燥すると、ウイルスが蔓延しやすくなります。
渇いた空気はのどの粘膜を弱らせるので、インフルエンザにかかりやすくなります。
これからの季節、室内では加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つようにしてください。

3) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がけ、規則正しい生活をおくることが元気な身体をつくります。

4) 人ごみや繁華街への外出を控える
インフルエンザ流行中は、人の多い場所で感染する確率が高まります。
体調が悪いときや疲れているときは、なるべく人の多い場所は避けたほうがいいでしょう。どうしても外出が必要なときは、予防策としてマスクを利用するのもおすすめです。

5) 流行前のワクチン接種
今年も医療機関でインフルエンザのワクチン接種が始まっています。生後6カ月の赤ちゃんから接種できるので、なるべく早いうちに家族でワクチン接種を受けるといいでしょう。また、妊娠中にインフルエンザにかかると重症化する危険性があります。公益社団法人日本産科婦人科学会では、妊婦さんは特にワクチンの接種を受けておくことをすすめています。


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万が一、インフルエンザにかかったときのために、「うつさない」ようにする知識も必要です。

同居する家族との接触をなるべく避けることはもちろん、感染予防のためには、1時間に1度、短時間でもよいので換気をしましょう。ウイルスを含んだ空気が一掃されます。せきが出るときはマスクをさせ、お世話をする保護者の方もマスクと手洗いを徹底してください。
熱が下がってからも数日間は感染の危険性があるので、油断せず過ごすようにしましょう。

2012.10.29

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