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【夏の安全特集[5]】花火やキャンプ、夏のレジャーは火の用心

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セコムの舟生です。

今回の【夏の安全特集】のテーマは、「火の用心」。
「火の用心」と聞くと、冬場を思い浮かべる方も多いと思います。

ところが夏は、キャンプや花火など、子どもが火に接する機会も多く、いろいろなケースで事故が報告されています。夏休みのレジャーへ出かける前に、ぜひご一読ください。

もちろんこれまでに取り上げてきた「水難事故」や「食中毒と熱中症」、「プールでの事故」、「集中豪雨」についての注意点も再度、確認して楽しい夏休みを過ごしてくださいね。

特に、最近熱い日が続いていますので、熱中症対策は忘れずに水分をこまめに補給するように心がけましょう

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▼ 小さな子どもほど注意!手持ち花火は正しく遊びましょう
夜空に打ち上げられる大きな花火も盛り上がりますが、日が暮れてから家族で楽しむ小さな手持ち花火も風情があっていいものです。

しかしながら、毎年、手持ち花火による事故が報告されているのも確か。

国民生活センターによると、火が噴射して近くにいた子どもがやけどを負ったり、手に持っていた部分が暴発したりする事例も報告されています。ひどいものですと、顔にあたって火の粉が眼に入り、失明した事故もあるそうです。

花火による事故は夏休み期間に集中し、10歳未満の子どもの事故が圧倒的に多くなっています。子どもは、花火の華やかさや楽しさにばかり目を奪われて、花火の性質や危険性にまで知識が及んでいないことがありますが、花火には火薬が入っており、危険が伴う遊びであることを忘れないでください。必ず大人が付き添って、子どもの行動を見守るようにしましょう。


▼ まずは大人が認識を。花火をするときの注意点
保護者が子どもの花火に付き添ううえで気をつけたいことをあげます。

○ 気象状況に配慮する
風が強いときは火の動きが予測できず、燃え移ったときに被害が拡大する可能性も大いに考えられます。「今日はやめる」という判断もときには必要です。

○ 安全な場所を選ぶ
近くに燃えやすいものがなく、広くて安全な場所で行いましょう。過去には公園の下草を200平方メートルも焼損した事故も報告されています。

○ 消火用のバケツも準備する
遊び終わった花火をバケツの水につけてしっかり消火するのはもちろんですが、なにかあったときのために、別に消火用の水を近くに準備しておくとより安全です。

○ 製品の表示どおりの方法で正しく遊ぶ
花火は製品によって、遊び方が異なります。近年は、取り扱い方法も多様化しているので、火をつける前に必ず遊び方を確認しましょう。

○ ライターで着火しない
炎が突然噴出するので、近すぎる場所からの着火は大変危険です。ろうそくや着火剤を使って、なるべく体から離して火をつけるようにしましょう。

もうひとつ注意しておきたいのは、ろうそくによる事故です。浴衣や長いスカートにろうそくの火が触れ、大やけどを負う事故も起きています。衣類は素材によっては火がつくと一気に燃え広がる危険があるので、花火を持っていないときでもお子さんの行動には十分注意してあげてくださいね


▼ バーベキューやキャンプでの火の事故
アウトドアでのレジャーが増える夏休み。屋外で火を起こして料理をつくる経験は、子どもにとってとてもいい刺激になると思います。キャンプブームで手軽に火を起こすグッズもいろいろ出ていますが、大人も不慣れな場合があり事故につながる危険性を秘めています。

いい思い出をつくるためにも、屋外で扱う火の特徴と注意点を把握しておきたいものです。

<着火剤>
バーベキューの火起こしによく使われるのが着火剤。簡単に火を起こしやすいということは、火がつきやすいということ。誤った扱い方をするとすぐに火が広がり、大きな事故につながることがあります。利用するときには十分な距離を取り、注意事項を正しく守って使いましょう。

<カセットコンロ>
どこでも簡単に使えるカセットコンロは、キャンプはもちろん、ちょっとした屋外レジャーでも重宝しますが、装着したカセットボンベが爆発する事故が多発しています。原因は誤った使い方によるもの。カセットボンベは、過剰に加熱されると爆発につながります。大きな鍋や鉄板などをコンロに載せて利用しないようにしましょう。また、暑すぎる場所で利用したり、火のそばで使ったりするのも避けてください。

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花火やバーベキューは、子どもが火の危険性や正しい使い方を学ぶ絶好の機会です。「危ないから」と遠ざけるだけではなく、年齢や成長度合いに応じて扱い方を教えていけるといいですね。

楽しい思い出をたくさんつくってくださいね!

2012.07.30

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