11月9日「119番の日」に再確認。子どもを火災から守るための注意点

セコムの舟生です。

11月に入って、冷え込む日も増えてきました。日が落ちると、「冬が近づいてきたなぁ」と思わずつぶやきたくなるような、乾いた冷たい空気を肌に感じます。気温とともに湿度も下がるのが日本の冬。これからの季節は、火災が増えるのが心配です。

今日11月9日は、「119番の日」。消防庁では、火災が発生しやすくなるこの時期に合わせて、毎年「秋の全国火災予防運動」を実施します。

この機会に、どうしたら火事を防げるか、どうしたら子どもを火災から守れるか、考えてみませんか?今回は、近年の火災に関するデータや、子どもを火災から守るための対策などをお話したいと思います。

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▼ 火災警報器の設置は済んでいますか?
消防庁の発表によると、住宅火災における死者数は徐々に減少する傾向にあるものの、ここ数年来、1000人を超える水準が続いています。2010年度も1022人の方が、住宅火災で命を落とされました。

住宅用火災警報器の設置が進められているのは、皆さんもご存じだと思いますが、今年の6月に全国的に義務化の時期を迎えました。しかし、いまだ設置していない世帯もあるようです。皆さんのお宅ではいかがですか?住宅火災で死亡したケースの半数以上が、逃げ遅れによるもの。火災警報器による火元の早期発見は、お子さんの命を守ることにも繋がります


▼ チャイルドレジスタンス(CR)のライターに変更を
消費者庁と消防庁が行った火災の実態調査によると、2004年~2008年にかけて、全国の政令指定都市で火遊びが原因となった火災のうち、発火源がライターによるものは約1300件。このうち約500件は、12歳以下の子どもがライターを扱っていたことが分かっています。

「タバコを吸わない」というご家庭でも、別の用途で1つや2つ、ライターがあるのではないでしょうか。それがどこにあるか、どんなタイプのものか、家の中を探して確認してみてください。

9月27日より、従来型の使い捨てライターは販売禁止となり、現在、お店で売られているのは、点火スイッチが重いタイプ、別のスイッチを押しながらの操作が必要なタイプなどの「チャイルドレジスタンス(CR)機能」のついた、子どもには簡単には点火できないライターです。古い使い捨てライターはガス抜きなどの適切な処理をした上で処分し、必要であればCR機能つきのライターに買い替えておきましょう。

ただしCR機能付きのライターであっても、子どもがそれで遊んでいるうちに偶然着火してしまう可能性もあります。可愛いキャラクターがついたものなど、子どもの気を引きそうなデザインは避け、絶対に子どもの手が届かない場所で保管するようにしてください。


▼ お子さんと"火がついたときの約束"をしておきましょう
子どもを火の危険から遠ざけるのは大人の義務ですが、万が一のことも考えておかなくてはなりません。「絶対にダメ!」しか伝えていないと、怒られることを恐れて自分で消火しようとするかもしれません。それは大変危険なことです。子どもにも分かりやすいよう、"火事のときの約束"を決めておくとよいでしょう。基本的なことをあげてみます。

☆火がついてしまったときの約束☆
(1) すぐに火から離れる
(2) 煙をすわないよう、体を低くして逃げる
(3) 大人に知らせる
(4) 消防署「119番」に電話する

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ライターやマッチをどれほど厳重に隠しても、子どもは"火"というものに、興味を持つものです。しかし、一度火遊びを覚えてしまうと、徐々に行動がエスカレートすると専門家も指摘しています。どんなに些細なことでも、子どもの火遊びは発見したら即座に厳しく対応しましょう。

そして、火遊びの恐ろしさを理解できるまで何度でも伝えてください。火事が起きたらどうなるのか、具体的な話をすると小さなお子さんでも分かりやすいと思います。

料理やたき火などのときも必ず大人が付き添い、子どもだけで火を扱うのは避けること。 火災対策について、皆さんのご家庭でもあらためて考えてみてください。





2011年11月 9日(水)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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