グラッと揺れたそのときは...?阪神・淡路大震災に学ぶこと

セコムの舟生です。

今から16年前の今日。兵庫県南部に、戦後最大の都市直下型地震が起きました。阪神・淡路大震災です。崩れ落ちたビルや高速道路、火災や倒壊した家屋の映像が、今も生々しく心に刻まれている方も多いと思います。

6400人を越える尊い命が失われ、4万人以上の方がケガを負い、10万戸あまりの家屋が全壊。街に、そして人々の心に、すさまじい傷跡を残したこの大震災で、私たちも防災対策や危機管理意識の大切さを学びました。

たくさんの犠牲を無駄にしないためにも、ここから得た教訓を今後に活かしていかなくてはなりません。そこで今回は、いざというときどうすれば命を守れるか、大震災に備えた対策をお話したいと思います。

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▼ グラッときたら、まずは身を守る! いつ、どこで起きてもおかしくない大地震。どんな場合でも、まずは「身を守る」ことが鉄則です。実際に地震が起こったときにどんな対応をすれば良いのか、おさらいしましょう。

■ 頭を守る
座布団やバッグなど、手近にあるもので頭を守ってください。小さなお子さんがいる場合は、両腕に抱え込むようにして落下物から守ってください。

■ 安全な場所へ移動
丈夫な机の下など、ひとまずの安全が確保できる場所に移動を。地震直後は停電や砂埃などで視界が悪くなることもあるので、大きな声で周りにも声をかけましょう。

■ 火の始末
揺れが小さい場合や目の前で火を扱っている場合は、すぐに火を消しましょう。ただし、大きな揺れの場合は、揺れが収まってから、火の元や電源を切りにいきます大きく揺れている間は無理をせず、安全な場所に留まりましょう
※ガスメーターは震度5を感知すると自動的にガスを遮断するものが多い。

■ 出入り口を確保する
動けるようなら、早めにドアを開けておき、脱出口を確保しておきます。ただし、外に出るかどうかは、周りの状況をよく確認してからにしてください。屋外のほうが危険な場合もあります。


▼ 緊急地震速報が出てからできること
テレビやラジオで、緊急地震速報が流れることがあります。これは、強い揺れを事前に知らせるために気象庁から配信されているものです。また、この緊急地震速報を受信して、スピーカーなどで警報音を鳴らして地域に知らせるシステムの運用も、自治体や企業単位で始まっています。

気象庁では、速報発表してから強い揺れが到達するまでは、十数秒~数十秒としています。

この十数秒~数十秒の短い時間に、何をするべきか事前に考えておくことをおすすめします。たとえば、子供のそばに行って身を守る体勢を取るとか、部屋のドアと玄関ドアを開けてから机の下に避難するとか、最低限の準備はできるはずです。いざというとき慌ててこの数十秒を無駄にしないよう、日ごろから何をするか考えておくようにしましょう。


▼ 事前の備えが命を救う
阪神・淡路大震災では、家屋の倒壊による圧死や窒息死により、多くの方が命を落としました。大地震のときに身を守るためには、事前の準備が何よりも大切です。

■ 家具の転倒防止対策を
食器棚やたんす、テレビなど、大型の家具や家電製品は倒れないように固定しましょう。家族が長い時間を過ごすリビングや子供部屋、寝室などは特にしっかり安全を確保してください。また、自宅の耐震補強なども検討してみてください。

■ 非常時の"備え"を
室内に閉じ込められたり、自宅や集落が孤立し、連絡が取れずに救援物資が届かなかったりする場合もあります。そのためにも、家族全員が数日間は暮らせる食料や生活物資を用意しておきましょう。赤ちゃんがいる場合はオムツやミルクも必要ですね。食料品の期限切れや、ラジオや懐中電灯の電池切れがないかは、定期的に確認してください。


▼ 事前の"家族の話し合い"も忘れずに!
いざ地震が起こったとき、家族が一緒にいるとは限りません。連絡方法や集合場所について、確認しておくことが大切です。この機会に、改めて話し合ってみてください。

【連絡方法を決めておく】
(1) 災害用伝言ダイヤル「171番」を利用する
ガイダンスに従って音声メッセージを録音しておくと、家族などが「171番」をダイヤルして聞くことができます。このサービスは、ほとんどの固定電話や携帯電話から利用できます。毎月1日と15日や、防災とボランティア週間(1月15日~21日)などには体験利用もできますので、一度使い方を確認してみることをお勧めします。

(2) 知人や親戚を通じて知らせる
地震被害が直接およんでいないと思われる、自分の住む地域とは離れた親戚や知人宅を中継地点に定め、電話で互いの安否確認ができる段取りをしておくという方法もあります。

【最終的な集合場所を決めておく】
大地震の直後は、電話が繋がらないこともあります。電話連絡できないことも想定して、状況に応じて家族それぞれの避難場所、最終的な集合場所を決めておきましょう。

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「本当に大地震がきたらどうしようもない」という声を聞くこともあります。地震を完全に予測し、また地震の発生を抑えることはできません。しかし、事前の備えによって被害を減らすことはできるはずです!大切な家族を守るためにも、いま、何ができるかを考えてみてください。




2011年1月17日(月)

カテゴリー: 災害対策

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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