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インフルエンザなどで学級閉鎖中のお留守番

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セコムの舟生です。

12月に入り、今年も残すところあと1カ月足らず。「さて、2010年の年賀状はどんなデザインにしようかな」と悩んでいる方もいるかと思います。学校も、冬休みまであと3週間ほどとなりました。ところが、新型インフルエンザの流行により、多くの学校が休校や学級閉鎖の措置を取っている状況です。厚生労働省の調べによると、11月28日までの1週間に休校や学年・学級閉鎖の措置を取った小・中・高校や保育所、幼稚園は1万5656施設に及ぶとのことです。このうち、小学校は9335施設を占めるそうです。寒くなってきたことで、季節性インフルエンザの流行も心配ですね。

お子さんが体調を崩して学校を欠席する場合は家でゆっくり静養することになりますが、インフルエンザの流行による学級閉鎖の場合、元気なお子さんの家での過ごし方について考える保護者の方もいらっしゃるようです。

そこで今回は、インフルエンザなどによる学級閉鎖時の対策についてお話します。

* * * * * *

子供がインフルエンザで寝ているとき H1N1型の新型インフルエンザについて、今のところ、その多くは軽症で回復しています。しかし健康な青年層でも、まれに重症肺炎などを起こすこともあり、ごくわずかではありますが死に至ることもありますので油断は禁物です。お子さんがインフルエンザに感染した場合には、容態が急変したときすぐに対応できるように、必ずだれかが見守るようにしてください

もしもインフルエンザにかかったら、十分な睡眠と水分補給が大切です。また空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下してインフルエンザにかかりやすくなりますので、加湿器を使用して室内の湿度を50~60%に保つのも効果的だそうです。

加湿器のないご家庭でも、濡らしてよく絞ったタオルを部屋にかけたりすることで、室内の湿度を適度に保つことができます。簡単にできる予防法なので、ぜひ試してみてくださいね。

ご家庭で感染者が発生した場合、家庭内の感染を防ぐというのはなかなか難しいそうです。しかし、なるべく感染しないよう対策を講じたいところです。感染予防の基本は、こまめな「手洗い」「うがい」「マスクの着用」です。このブログでも以前、正しい手洗い・うがいの仕方とマスクの付け方をお話しましたので、もう一度お子さんが正しくできているかおさらいしましょう。

また、手指消毒剤をご家庭でも用意して、玄関において帰宅時に指先や手を消毒する、食事の前にも消毒する、といったことを習慣にするのも良いでしょう。

患者には、原則的にマスクを着用させますが、特に小さなお子さんは長時間マスクをするのを嫌がるかもしれません。厚生労働省では、「看護する側が接するときにマスクを着用することで、ある程度は感染を予防できる可能性がある」としています。看病するときにも、マスクを着用するようにしましょう。

*セコムがオススメするインフルエンザ対策グッズについてはコチラ


子供は病気にかかっていない場合
休校や学級・学年閉鎖になると、お子さんは元気でも自宅学習をしなければならなくなります。共働きのご家庭では、保護者のどちらかが仕事を休まなければならなかったり、お友達の家に預かってもらったりと急な対応が必要です。やむを得ず、子供だけでお留守番をさせることもあるでしょう。

また、長時間のお留守番でなくても「近所への買い物だから、ちょっとだけお留守番をお願いしよう...」「ちょっとゴミ出しに行ってくる間だけ、おうちで待っていてね」なんてことはあるかもしれませんね。

以前、ブログでもでもお話しましたが、お留守番には、「○歳になったから大丈夫」という基準や方法はありません。お留守番をさせるかどうかの判断は、子供の年齢や性格、生活環境などを親がよく見極め、子供が困らないように、あらかじめ家族で話し合ってルールを決めるようにしてください

留守番のとき、訪問者への対応について
防犯面からいえば、おうちにご家族の方がいてもいなくても、お子さんは玄関のドアは開けないのが鉄則です。まずは普段から、インターホン越しに相手を確かめる習慣をつけるようお子さんに指導しましょう。

子供だけでお留守番をさせるときにも、インターホン越しに相手を確かめて、あらかじめ決めた相手にだけ、ドアを開けずに対応させます。このとき、応対してもいい場合と応対の仕方については具体的に説明したほうが、子供にはわかりやすいものです。

親せきの人、親の知り合いの人、子供の友達、宅配便・郵便のなど配達、水道・電気などの業者、セールスなど、あらかじめ訪れそうな人を想定して、それぞれ具体的な対応の仕方を説明しましょう。そのとき、たとえ来訪者がだれであっても、「今、子供だけで留守番をしているから...」なんて言わないよう注意してください。

小包や宅配便などの受け取りは、あらかじめ、日時や時間指定ができるのであれば、大人がいる日時に配達を依頼しておくといいですね。荷物は、大人がいる時間に再配達してもらうほうが安心です。「お母さんは手が離せないので、あとで来てください」など、子供だけで留守番をしていることを相手に悟られない工夫をするといいでしょう

留守番のときの、電話の対応について
自分で電話に対応ができるお子さんであれば、「お母さんが今、手が離せないのであとで掛けなおします」と言うのがいいでしょう。

しかしながら、小さなお子さんの場合、このように上手く対応するのは難しいでしょう。きちんとした対応ができないのであれば、「あらかじめ留守番電話に設定しておく」「親からの電話以外には出ない」などの対処をしたほうがいいと思われます。

「居留守」を使った場合の注意点について
きちんとした対応ができないのであれば「電話にも、玄関のチャイムにも、一切出ない」「あらかじめ留守番電話に設定しておく」と、決めてしまった方がお子さんも迷わずに済みます。ただし、居留守を使うことで留守宅と思われてしまい、子供が危険にさらされることも考えられます。万が一の場合に備え、家の防犯対策をしっかりとして、なるべく早く帰宅するようにしましょう。


留守番中の火災について
留守番をさせている間に火災が発生し、子供たちが命を落とすニュースを毎年のように耳にします。もし、子供が火遊びをしたら、命に関わる大事ですから、「絶対にやってはいけないこと」だとキッパリと叱るべきです。また、火遊びの原因になりやすいライターやマッチなどは、子供の手の届く場所には置かず、子供がわからないような場所にしまっておくようにしましょう

子供が留守番中に火を使い、誤って何かに燃え移ってしまった場合、親に叱られたくないという思いから、自分で何とかしようと考えてしまうかもしれません。しかし、そのために逃げ遅れたり、危険な状態にまで発展したりすることは、絶対に避けなければなりません。もし、万が一留守中に火災が発生した場合には、とにかく逃げること。そして、すぐに大人に知らせることを徹底して言い聞かせてください

お子さんにお留守番をお願いするときには、ガスの元栓を締めていくほうが安全でしょう。これからの季節はどこのご家庭でも暖房器具を使いますね。お子さんに留守をお願いするときには、火災の危険性の少ない暖房器具を使うようにしてください。

*セコムでは、鳥インフルエンザ(H5N1)に関する情報も提供しています

2009.12.04

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