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流行期に突入! 新型インフルエンザ「感染対策のA・B・C」

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セコムの舟生です。

暑さも和らぐ秋には、運動会や遠足などの行事を計画している学校も多いようです。そのようななか、気になるのは新型インフルエンザの流行状況です。私の子供が通う小学校でも欠席者が日に日に増加し、すでに数クラスが学級閉鎖となっています。

厚生労働省は、8月28日、日本各地における客観的データをもとに、H1N1型の新型インフルエンザ・シーズンへの突入を宣言しました。専門家は感染のピークを10月上旬~中旬と予測しています。感染のピーク迎えようとしている今、私たちはどのような感染予防対策をするべきなのでしょうか?そこで今回は、いま一度「新型インフルエンザ対策」についてお話します。

* * * * * *

厚生労働省は、H1N1型の新型インフルエンザにより、国内で入院した患者数は、9月16日~22日の1週間で152人、9月22日までの累計数で1107人になったと発表しています。このうち、5~9歳の入院患者数が55人(累計で401人)で最も多く、次いで10~14歳が44人(累計196人)、1歳~5歳未満が23人(累計164人)と、1~14歳の年齢層の入院患者数が多くなっています。小さな子供を持つ親としては、心配ですね。

厚労省では、10月下旬から新型インフルエンザワクチン接種の体制を整えるとしており、優先順位は、医療従事者、妊婦、呼吸器疾患などの持病のある人、小学校就学前の小児、1歳未満の子の両親といったの優先対象者、そのあとに小中高校生、高齢者等の順で進めていく見通しですが、いずれにせよ、専門家が10月上旬~中旬と予測する感染のピークには間に合いません。

また、小・中・高校生や高齢者へのワクチンの接種は12月以降となりそうです。こういったことからも、新型インフルエンザの感染予防のためには、一人ひとりが対策をしっかりとし、自分の身を守ることが大切になってきます。


新型インフルエンザ 「感染対策のA・B・C」
インフルエンザの感染予防策として、私たちがまっさきにできることは、手洗い、うがいの徹底です。手洗い・うがいは感染予防の基本です。また、マスクの着用も効果的です。マスクの着用には、感染の原因となる飛沫(ひまつ)を吸い込まない、出さない効果のほか、鼻や口を手で触れないようにするという3つの効果があります。

このブログでも以前、正しい手洗い・うがいの仕方とマスクの付け方をお話しましたので、もう一度お子さんが正しくできているか確認してあげてください。

みなさんのお宅ではマスクの準備は大丈夫ですか?冬になると新型インフルエンザだけでなく通常のインフルエンザの流行も懸念されます。必要なときにマスクが手に入らないようでは大変です。今のうちから、ある程度の枚数は自宅に保管しておきましょう。

セコムでは、セコムならではの備蓄基準で厳選した「新型インフルエンザ対策パック」を販売しています。例えば、マスクは、生物化学的にウイルスをカットする機能を持つ「抗体マスク」を選定、立体裁断により顔にフィットするマスクをご用意しました。ぜひご覧ください。

マスクといえば、新型インフルエンザのニュースをマスコミが連日のように取り上げていた5月頃には、街中でマスクをした人の姿を多く見かけました。当時、神戸市の街では通行人のほとんどがマスクをしていた映像がニュースで流れていたことは、みなさんも記憶に新しいと思います。ところが、今のほうがインフルエンザ患者数は急増しているのに、街でマスクをしている人の姿はそれほど増えているようには見えません。

セコムIS研究所・セキュリティコンサルティンググループの甘利康文氏は、流行期に突入したH1N1型の新型インフルエンザに対して、私たちが今できることは、この新しいインフルエンザを「正当に怖がり」、マスク着用を始めとして、手洗い、うがいなどの「あたりまえの対策を(A)、バカにせずに(B)、ちゃんとやる(C)」という感染対策のA・B・Cが大切である、とコラムの中で述べています。大人の方でも、手洗い、うがいの基本をおさらいしておくことをおすすめします。


新型インフルエンザを「正当にこわがる」
H1N1型の新型インフルエンザについて、今のところ、その多くは軽症で回復しています。しかし、慢性呼吸器疾患、腎機能障害、糖尿病、慢性心疾患など持病がある方や、妊婦、乳幼児、高齢者などは、感染すると重症化することがあると報告されています。

また健康な青年層でも、まれに重症肺炎を起こすこともあり、ごくわずかではありますが、死に至ることもありますので油断は禁物です。

子供の場合では、「呼吸が速い」「息苦しそうにしている」「顔色が悪い」「嘔吐や下痢が続いている」「落着きがない、遊ばない、反応が鈍い」「症状が長引いていて、悪化してきた」といった症状があるとき、大人の場合では、「呼吸困難または息切れがある」「胸の痛み、嘔吐、下痢が続いている」「3日以上発熱が続いている」「症状が長引いていて、悪化してきた」ときには、医療機関に電話で症状を伝えて、受診方法を確認したうえで、早めに医師の診察を受けてしてください。

「呼吸が苦しい」「意識が朦朧(もうろう)としている」など症状がある場合には、なるべく早く入院設備のある医療機関を受診しましょう。また、必要に応じて119番で救急車を呼ぶべきです。そのとき、医師からインフルエンザと診断されている場合には、必ずそのことを伝えてください。

これからますます感染が拡大していくと、家庭内感染が増えてくることが予測されます。対策としては、患者がくしゃみや咳をしている間は家の中でもマスクを着用させること。家族は、患者と接するときにはマスクを着用する、手をこまめに洗う・アルコール製剤による消毒をする、できる限り患者とは別の部屋で生活するなどの対策を取ります。


休校および学級・学年閉鎖の際の「子供のお留守番」について
お子さんがインフルエンザにかかってしまったり、休校および学級・学年閉鎖で、学校がお休みになったりすることがあるかもしれません。共働きのご家庭では頭を悩ませますね。誰がお子さんの面倒を見るのか、またお子さんが安全に留守番できるかについて、家族会議を開かれたご家庭もあると思います。

お子さんの体調が悪くて学校を休んでいる場合には、容態の急変も心配ですので、ご家庭のご事情もあり大変だとは思いますが、ぜひお子さんのそばに付いていてあげてほしいと思います。

お子さんが元気で学校がお休みの場合には、保護者の方の判断で、お子さんにお留守番をお願いするケースもあると思います。お留守番には、「○歳になったから大丈夫」という基準や方法はありません。子供の年齢や性格、環境などを親がよく見極め、留守番をする子供が困らないよう、親子でルールを決めるようにしてください。

最初は短い時間から始めるのがよいでしょう。子供だけで留守番をさせるときには、あらかじめ起こりうるアクシデントを想定して事前に対策を立てたり、家族で約束事を決めたりしておくと、お留守番をしているときの、お子さんの不安を軽減します。このブログでも以前、子供の留守番についてをお話しています。ぜひ参考にしてくださいね。


<関連リンク>
新型インフルエンザ対策商品(マスク・消毒剤など)のインターネット販売ページ
◆鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイト

<関連記事>
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2009.10.01

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