小学生に多い「自転車事故」のパターンとは?

セコムの舟生です。

子どもと一緒に自転車で外出するなどして運転技術を確認しましょう。2月も間もなく終わり。
そろそろ学年の総まとめに入っている時期だと思います。
進級したばかりのころを思い出して、お子さんの成長を実感することも多いのではないでしょうか。

子どもの成長とともに行動範囲も広がっていきますね。
子どもたちにとって自転車は頼もしいパートナーですが、危険を予測する能力や注意力が不十分だと大きな事故につながりかねません。

今回は、小学生の自転車事故の事例をご紹介しつつ、特に注意すべきポイントをまとめます。
ぜひお子さんの自転車の安全を再確認してみてください。

 

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▼ 小学3年生以上に多い自転車の事故
警視庁から発表された「小学生の交通人身事故発生状況」(平成26年中)によると、小学1~2年生の交通事故は、歩行中に発生したものが多くを占めていますが、小学3年生からは自転車乗車中の事故のほうが多くなります

交通事故の中で自転車事故が占める割合は、小学3年生では約58%、小学4年生では約68%、小学5年生では約71%、小学6年生では約83%と、学年が上がるほど自転車事故の占める割合が高いという結果になりました。

また、事故の発生状況では、「出会い頭」が約7割、左折時、右折時にも事故が発生しやすくなっています。

成長とともに、自転車に乗るために必要な運転技術はしっかりしてくると思いますが、一方で慣れによる油断が心配です。
「これくらい大丈夫」という過信も事故の元になります。


▼ 実際に起きた小学生の自転車事故のパターンを知る
実際に起きた事故や、事故が発生しそうになった状況を見てみましょう。

○安全確認不足、スピードの出しすぎによる事故
・左右の確認をせずに交差点に飛び出し、車と接触しそうになった(小2男子)
・坂道を下っていたら、侵入防止の石柱に激突。腕を骨折した(小6男子)

<事故防止ポイント>
交差点では出会い頭の事故が多く発生します。また公園や児童館などの敷地から通りに出るときなども要注意。危険な場所を知り、一時停止や安全確認を十分におこないましょう。ヘルメットの着用も忘れずに。

○車輪の巻き込みによる事故
・自転車に傘を引っ掛けて走行中、傘が車輪に挟まって転倒(小5男子)
・走行時の振動で前かごの荷物のひもが垂れ下がり、 前輪に巻きついて転倒(小2男子)

<事故防止ポイント>
傘を車体にさしたり、ハンドルに荷物をかけたりして走行するのは大変危険です。うまく収まっているようでも、右左折時にはタイヤに絡んでしまうことがあります。前かご用のネットやカバーをかけると、荷物のひもが垂れ下がるのを防ぐことができ、ひったくりの防止にもなります。

○部品の不具合・整備不足による事故
・ブレーキをかけたら、いきなりブレーキワイヤが切れて転倒(小2男子)
・自転車が突然パンクし、制御不能になって転倒(小3女子)

<事故防止ポイント>
出発前には、ブレーキの効きや、がたつきなどを保護者の方がチェックしてください。定期的に自転車店で点検してもらうことも大事です。子どもは成長が早いので、自転車のサイズが体にあっているか、握りやすい幅でブレーキが調整されているか、劣化して危険な箇所はないかなどを見てもらいましょう。


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進級前のこの機会に、一時停止や安全確認が必要な場所、自転車でやってはいけないことなどを具体的に話し合ってみてください。
ときには子どもが自転車に乗っている姿を確認して、危険な乗り方をしていないかをチェックすることも必要です。

過去には、小学生のお子さんが起こした自転車による人身事故で、高額賠償請求が発生したケースもあります。

自転車に乗り慣れているお子さんであっても、保護者が危機感を持って見守り、指導することが大事です。





2015年2月26日(木)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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