[クローズアップNEWS]低学年の子どもが事故にあうのはどんな時?

セコムの舟生です。

左右の安全を確かめるとともに、近づいてくる事がないか、目や耳で確認しましょう。子どもの安全NEWS」で取り上げた事件・事故の発生状況から危険回避のヒントを見つける[クローズアップNEWS]

今回は、小学校低学年のお子さんが犠牲になる交通事故に迫ります。

低学年の子どもは、危険への認識がまだまだ不十分なことに加え、体が小さく運転者の死角に入りやすいことから、交通事故にあいやすいと言えます。

低学年以下の子どもの交通事故がどのような状況で発生しているのか、過去の事故を振り返りながら、注意が必要な状況や事故防止のポイントを掘り下げてみましょう。

 

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▼ 「死角」が原因の事故多発!大型車両の動きに注意
ここ1カ月ほどで発生した低学年児童の交通事故を振り返ると、ごみ収集車やクレーン車など大型車両による事故が多く見られました。

・小1男児がごみ収集車にひかれて死亡。男児は自転車で走行中、バックしてきたごみ収集車にひかれた模様(高知県)

・自転車に乗った小1男児が、横断歩道でダンプカーにひかれ、腰の骨を折るなど重傷。運転者は「衝突には気づかなかったが、車の下からの異音に気づいて停車した。確認したら子どもの自転車を引きずっていた」と供述(埼玉県)

・登校中の小2男児がクレーン車にはねられ死亡。男児は信号機のない丁字路の交差点で、横断歩道を歩いて渡っていたところ、左折しようとしたクレーン車にひかれた模様(神奈川県)

トラックやダンプカー、クレーン車などの大型車両や重機は、運転者の死角の範囲が広いのが特徴。まだ背丈が低い低学年くらいの子どもは、立っていてもすっぽり死角に入ってしまうことがあります。特に左側と後方は広範囲にわたって見えにくいので、左折時やバック時に人身事故の危険が高くなります。

◆ 事故防止のポイント
大型車両に限らず、車両の付近は運転者の視界に入りにくいため、近づきすぎるのは非常に危険。
止まっている車や曲がってこようとする車に気づいたら、十分な距離をおき、車がどのように動くかをしっかりと見極めてから自分が動く、という習慣をつけさせてください


▼ 道路横断中の事故に注意!飛び出しなど危険行為も
ほかにも最近起きた低学年児童の交通事故を取り上げてみましょう。

・小1女児が路線バスにひかれて死亡。女児は飲食店をひとりで出た直後、事故に遭遇。路線バスの運転手は「子どもが飛び出してきた」と証言(神奈川県 12月)

・小1女児に乗用車が衝突し、肺挫傷などの軽傷。女児は県道を徒歩で横断していた。乗用車はそのまま逃走(栃木県 1月)

・横断歩道を渡っていた小1男児2人がバイクにはねられ、ひとりが右足を骨折、もうひとりが頭を打つけが。現場は信号のある交差点で「バイクが信号無視していた」という目撃情報あり(愛知県 1月)

警視庁が発表した資料によると、小学生の子どもが遭遇した事故のうち、最も多いのは「道路横断中」の事故
子どもに違反行為がないケースが約6割を占めますが、子どもの「飛び出し」による事故も非常に多く発生していて、低学年ほど多い傾向にあります。

◆ 事故防止のポイント
実際に発生した事故からも分かるように、たとえ信号が青でも、事故に巻き込まれる可能性があります。
道路を渡る時は、進行方向の信号が青でも、左右から近づいてくる車がいないか、前方や後方から曲がってこようとする車がいないか、必ず目視で確認するよう、よく言い聞かせましょう
道路を横断する時だけではなく、車やバイク、自転車の動きに目を配る習慣をつけておくと良いと思います。
また、目立つ服装やリフレクターなど、運転手の目につきやすくする工夫も、事故防止のためには重要です


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歩行中の交通事故は、小学1年生が最も多く、次いで2年生に多く発生しています。
3年生以降は、歩行中の事故よりも自転車に乗っている時の事故が多くなります。

交通ルールをしっかり学び、事故が発生しやすい状況や注意が必要な場所などを覚えていきましょう。

低学年以下のお子さんは、保護者の安全指導がとても重要です。
車に近づきすぎないこと、道路を渡る時は必ず目で確認することなどをよく言い聞かせるとともに、日常行動で危険な行為がないか、ときどき登下校の姿を確認してみましょう。





2015年2月 2日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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