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[クローズアップNEWS]子どもの姿が見えなかった...思わぬときに起きる交通事故

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セコムの舟生です。

運転者の死角が存在します。事故事例から危険を知って、死角に入らないよう、指導しましょう。今回の[クローズアップNEWS]は、思いがけないときに起こる子どもの交通事故を取り上げます。

連日のように発生している子どもの交通事故。
なかでも、運転者が「子どもの姿が見えなかった」とする事例が多くなっています。

運転者から視認されないことで起きてしまう交通事故を防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。
事故が起きた状況を振り返りながら、注意ポイントをまとめます。

 

* * * * * * * * *


▼ 幼児の「見えなかった」事故に共通することは?
ここ2カ月の間に発生した、未就学の幼児が事故に巻き込まれた「子どもの姿が見えなかった」交通事故をご紹介します。

・スーパーの駐車場で2歳女児が乗用車にひかれて死亡。祖母の後を追って歩いていて転倒したところを、買い物客が運転する乗用車にひかれた模様。運転者は「子どもがいることに気付かなかった」と供述(9月 長野県)

・マンションの立体駐車場内を歩いていた3歳男児が乗用車にはねられて死亡。男児は家族と一緒に1階から地下に通じるスロープを歩いて移動していたが、家族からは少し離れていた(10月 千葉県)

・交差点で、5歳男児が交差点を左折してきた乗用車にはねられて死亡。現場は信号機のある交差点。男児は、両親の後から横断歩道を渡っていた。運転者は「大人2人の姿は確認できたが、子どもが来ているのはわからなかった」と供述(10月 東京都)

いずれも保護者が一緒ですが、子どもから離れていたことが共通しています。
車の往来がある場所を、体の小さな幼児がひとりで歩くことが、いかに危険かがわかりますね。

大人の姿は運転者から見えるのですが、背丈がドアミラーに届かないくらいの幼児は運転者の視界に入らない可能性が非常に高いです。保護者とわずかでも離れていれば、子どもの姿を確認できないまま、車が進行してくる可能性があるということです。

★ 「見えなかった」事故を防ぐポイント・幼児編
・車の往来がある場所では、子どもと手をつなぐ
・駐車場内の移動や道路横断の際は、抱き上げるなどして体から離さない
・車は大人が必ず先に降りる。ひとりでドアの外に出さない
・停車している車の直前・直後を歩かない

「見えなかった」事故は、駐車場や道路横断以外のシチュエーションでも起こります。
過去には、保育園・幼稚園の送り迎えや自宅での車庫入れの際にわが子を巻き込んでしまう、悲しい事故も数多く起こっています。

常に子どもがどこにいるかに注意を払うこと。
幼児の「見えなかった」事故は、保護者の意識で防止しましょう。


▼ 小学生の「見えなかった」事故に共通することは?
続いて、小学生の事故を見てみましょう。運転者が「見えなかった」と供述している事故には、「子どもの危険行為」が共通しています。

・6歳男児が乗用車にひかれて死亡する事故が発生。事故当時、男児は友人らとスケートボードに仰向けに乗って遊んでおり、運転者は「子どもに気付かなかった」と供述(10月 千葉県)

・住宅街を通る市道の丁字路で、小2男児3人が乗用車にはねられ、重軽傷を負う事故が発生。男児らは地面にしゃがみこんで遊んでいた。運転者は「子どもの姿が見えなかった」と供述(10月 千葉県)

どちらも、公道を遊び場にしていて交通事故にあってしまったケースです。
仰向けにスケートボードに乗ったり、しゃがみこんで遊んでいたりすれば、体の小さな幼児と同様、運転者の死角に入ってしまいます。

また、どちらの事故も低学年のお子さんが巻き込まれました。「ここで遊んだら危ない」という認識が不十分だったのかもしれません。小学生になると保護者から離れている時間が多くなりますが、時には子どもの行動や遊んでいる様子を見ておく必要があると思います。

★ 「見えなかった」事故を防ぐポイント・小学生編
・車の往来のある場所や駐車場では遊ばない
・路上駐車中の車の前や後ろにしゃがみこまない、立ち止まらない
・車輪つき乗用玩具(キックスケーターやスケートボードなど)は、遊んでいい場所・いけない場所を保護者が明確にして子どもに伝える

道路で遊ぶことは危険。
大人にとっては当たり前のことでも、子どもは楽しさが先立って、ついつい危険な遊び方をしたり、移動中に遊びはじめてしまったりすることがあるものです。道路で遊ぶことの危険性を親子で話し合ってみてください。


* * * * * * * * *


運転者から視認されないために起きた事故は、事故が起きた状況を知っておけば、きっと避けることができます。

幼児の保護者の方は、いっそうの注意をこころがけ、小学生の保護者の方は、子どもと事故の状況を話し合って、事故防止につなげていきましょう

交通事故は、「子どもの安全NEWS」で取り上げていますので、ぜひ確認してみてくださいね。事故防止のヒントがあるはずです。

2014.11.17

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