【子どもの熱中症対策】緊急!気温の急上昇に備えて熱中症予防を
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セコムの舟生です。
アメリカ南西部が記録的な熱波に襲われているそうです。
6月30日には摂氏53度に達した地域もあると聞いてビックリしました。アメリカとは異なりますが、日本でも暑い季節が本番を迎えます。
先日気象庁から、関東甲信・東北・北海道地方を対象とした「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されました。気温が平年よりもかなり高くなる確率が30%以上の場合に発表されるもので、この週末から来週にかけて、全国的に30度を超える地域が増え、真夏の最も暑さが厳しい時期に匹敵する暑さが予測されています。
昨日は、大阪府の小学校で、体育の授業中に児童7人が熱中症の症状で病院に運ばれました。体育館での体力測定中のできごとだそうです。
急激に暑くなると、体がそれに追いつけず、非常に熱中症を起こしやすくなりますが、子どもの場合はさらに心配です。今週末は、激しいスポーツや外遊びなどは、状況によっては控えたほうがいいかもしれません。
今回は緊急記事として、子どもの熱中症対策をおさらいしたいと思います。
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▼ 急な暑さが最もキケン!熱中症を防ぐには?
熱中症は、急に暑くなった日に多く発生します。本格的な熱中症シーズンは、7月下旬~8月ですが、梅雨の晴れ間や、朝晩は過ごしやすい夏の初めなどにも、熱中症で搬送される人が急増することがあります。特に今週末は、意識して熱中症対策を行いましょう。
ふだん元気なお子さんだと、つい健康を過信してしまいそうですが、環境条件と体調によってはだれでも熱中症になる可能性があります。「今日はいつもより暑いなぁ」と思いながらも、いつもどおりに動き回っていたら、急に具合が悪くなる...というのが典型的な熱中症のパターンです。気温や湿度の高さはもちろんですが、「暑さに体が慣れていない」というのが大きな要因で、スポーツの夏合宿や運動会の練習など、初日は要注意だそうです。
少しずつ夏の気温に体が慣れると、熱中症も起こりにくくなっていきます。今週末が"暑さはじめ"となりそうな地域にお住まいの方は、遊びも運動も軽め・短めを意識してください。今後は、体調と相談しながら、徐々に夏に負けない体づくりを心がけましょう。
▼ 子どもの熱中症予防は大人の管理が重要
大人は「これくらいの暑さなら大丈夫だろう」と思っていても、暑さへの抵抗力は、子どものほうが低く、また体の調整機能も十分ではありません。何かに夢中になっていると、水分不足を自覚できないことも多いようです。子どもの熱中症を防ぐには、保護者によるコントロールが最も重要だといえます。
以下のようなことを注意してください。<熱中症の予防法>
(1) 水分を少量ずつ頻繁に取らせる
水分は一度にガブ飲みするのではなく、のどが渇いたと感じる前に少しずつ飲ませるようにしましょう。塩分も重要なので、暑い日には水分を効率よく吸収するために、塩分(ナトリウム)やブドウ糖がバランスよく含まれたスポーツドリンクなどを飲むといいでしょう。(2) こまめに休憩させる
暑いときほど、体を休める時間が必要です。遊びに夢中になっていてもときどき声をかけ、「飲み物休憩」をさせるようにしてください。室内遊びでも同様です。(3) 暑さを避ける
外で遊ぶときには、必ず帽子をかぶり、日陰を選ぶようにして、炎天下に長時間さらされることを避けましょう。また、屋内でもなるべく風通しをよくするか、扇風機やエアコンで室温を調整し、暑さがこもらないようにする工夫が必要です。(4) 衣服にも注意
通気性の悪い服は避けましょう。せっかく汗をかいても、いつまでも体が汗で濡れた状態では熱が発散されず、熱中症の原因になります。なるべく吸湿・速乾性に優れた肌着やTシャツなどを着せて、こまめに汗をふいたり、着替えをさせてあげたりしましょう。(5) 体調不良のときは特に注意
体調が悪いと、体温調節機能も低下して、熱中症を引き起こしやすくなります。疲れているとき、睡眠不足、風邪や下痢などの症状があるときには、いつも以上にゆったりと過ごさせるようにしましょう。
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熱中症にもいろいろな症状があり、すぐには「熱中症だ!」とわからないこともあるようです。初期症状としては、顔色が悪くなったり、立ちくらみを起こしたりします。呼吸が荒くなることもあります。また、足がつったり、頭痛や吐き気を催したりすることもあります。なるべく早い段階で「おかしいな」と気づくことが重症化を防ぐポイントです。
少しでもいつもと違う様子に見えたら、ただちに涼しい場所へ避難させ、水分・塩分を補給しましょう。衣服を脱がせて熱を逃がし、体を冷やすことも重要です。自力で水を飲めない、意識がないなどの場合は、迷わず救急車を呼んでください。【参考記事】
熱中症のさまざまな症状について
2013.07.04