暑さと節電と子どもの健康

セコムの舟生です。

いよいよ7月。
去年に引き続き、よりいっそうの節電が求められている今年の夏。

夏が本格化するなか、熱中症による救急搬送も増えはじめています。気象庁から発表される高温注意情報や天気予報などで、気温や天候をしっかりと確認して対策を立てましょう。

暑い季節の節電と子どもの健康管理をどのように両立させていくか、悩んでいる保護者のかたも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、節電と子どもの健康管理について考えてみたいと思います。

* * * * * * * * *

▼ 今年の夏も「節電熱中症」に注意!
消防庁による統計では、昨年の7~9月に救急搬送された人の数は、全国で39,489人。記録的な猛暑だった一昨年の数値こそ下回りましたが、昨年と同様の気候だった平成21年夏期の搬送人員と比較すると、およそ3倍にのぼりました。

節電が影響した可能性があるため、今夏は過度な節電に注意するよう、関係省庁や医療関係者などが呼びかけています。

特に子どもの場合は、体温調節機能が未熟なため、熱中症にかかりやすいです。大人は大丈夫でも、子どもには厳しい環境である可能性があります。子どもの体調に変化がないか、こまめにチェックしてください。

体温が高い、顔が赤い、汗がまったく出ていない、頭痛や吐き気を訴えるなどの変調が見受けられたら、熱中症の危険信号。部屋を涼しくして、首周りやわきの下を冷やす、水分と塩分を補給するなど、適切な処置が必要です。


▼ 節電しながら涼をとる工夫
熱中症を予防しながらできる節電について考えてみましょう。家庭で取り入れられることがあれば、ぜひ試してみてください。

【家の中の工夫】
○ エアコンを正しく使う
フィルターはこまめに掃除。エアコンの風向きは上向きにしたほうが冷気が循環しやすくなります。
○ 扇風機を併用する
エアコンと扇風機を併用することで、冷気の循環効率が高まります。
○ 室内の日差しを避ける工夫をする
レースのカーテンや、よしず、すだれなどを使って、日差しを遮りながら風を通す工夫を。
窓辺で「緑のカーテン」を育てたり、遮熱フィルムを貼ったりするのも効果的。
○ 家族でひとつの部屋に集まる
家族が同じ部屋に集まれば、エアコンの使用台数も抑えられます。

【衣服の工夫】
○ 軽装を心がける
熱がこもらないよう、通気性がよくて締め付けの少ない服を着るようにしましょう。
○ こまめに汗拭き・着替えを
熱中症予防のために適度に汗をかくのは大切ですが、身体が濡れたままだと熱が放出されません。汗をかいたらタオルで身体を拭き、着替えましょう。
○ 冷却グッズを利用する
水で濡らしたタオルやバンダナで頭や首を冷やすだけでも、体温を下げる効果があります。保水性のある冷却バンダナなども販売されていますので上手に利用しましょう。


▼ 自然の風で室温調整
窓から自然の風を取り入れることで室温調整ができます。ポイントは、風の通り道をつくること。1カ所だけではなく対角線上にある窓や、高さの違う窓を開けると効果的です。1カ所しか窓がない場合は、両端を少しずつ開けるといいそうですよ。

もちろん窓を開ける際は、窓辺の防犯を厳重に。夜間は、寝ている間に室内に侵入する「忍び込み」という犯罪の手口があります。子ども部屋から侵入されて襲われたという事例もありますから、無防備に開け放して寝るのはやめましょう。窓からの侵入を知らせてくれる防犯センサーや、一定の幅以上は窓が開かないように固定する補助ロックなども上手に利用してください。

* * * * * * * * *

節電の夏を涼しく過ごす工夫はいろいろありますが、お住まいの地域や住環境によってもできることは変わってくると思います。いちばん大切なのは家族の健康と安全。身体を壊してまでの無理な節電は禁物です。

また、節電の影響で街中でも店先の明かりや街灯の明かりが減少する可能性があります。交通事故や犯罪の危険性が増すことも否定できません。お子さんも親御さんもなるべく早く帰宅して、家族団らんの時間を増やしてみてはいかがでしょうか。





2012年7月 2日(月)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

カレンダー

カテゴリ
カテゴリ
人気記事
ブログ内検索