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まもなく夏本番!子どもの「熱中症」「食中毒」にご注意を

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セコムの舟生です。

これからは、暑さも本格化してきますね。子どもたちには太陽の下で元気いっぱいに遊んでほしいと思いますが、暑さが身体に悪い影響を及ぼすこともありますので注意が必要です。

そこで今回は、これからの時期に特に気がかりな「熱中症」と「食中毒」についてお話したいと思います。お子さんのいるご家庭なら、必ず知っておきたい基礎知識ですね。

* * * * * *

▼ 厚生労働省も警鐘!今年の夏も熱中症に注意
今年の6月3日、厚生労働省は「 熱中症を防ぐために~国民の皆さまに取り組んでいただきたいこと~ 」というリーフレットを作成したことを発表し、熱中症への注意を呼びかけています。

節電でエアコンの使用が制限される可能性も踏まえ、特に熱中症にかかりやすいお年寄りや子どもに対して、周囲が協力して注意深く見守ることを推奨しています。

厚労省では、節電を意識するあまり健康を害することがないよう、こまめに水分・塩分の補給をする、暑い時は適度にエアコンを使用して暑さを避けるなどして、熱中症を予防してほしいとしています。


▼ 適切な予防が大切!!「熱中症」対策
熱中症は、高温、多湿などの環境や、激しい運動などにより、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整がうまく働かないことで引き起こされる症状の総称です。立ちくらみやこむらがえりなどの軽度の症状から、頭痛、吐き気、そして意識障害やけいれんなどの重度の症状までさまざまです。同じ環境条件でも、その日の体調によってなんともなかったり重症化したりすることがあるので、夏場は子どもの様子に十分注意を払いたいものです。

予防するためには、いくつかポイントがあります。

<熱中症の予防法>
 (1) 水分と塩分の補給
 
子どもはのどの渇きに気付かず遊びに夢中になりがち。一度にガブ飲みするより、のどが渇いたと感じる前にこまめに飲むようにしましょう。特に汗をたくさんかいたときには、水分を効率よく吸収するために、塩分(ナトリウム)やブドウ糖がバランスよく含まれたスポーツドリンクを飲むと良いでしょう。

(2) 暑さを避ける
外で遊ぶときには必ず帽子をかぶり、なるべく頻繁に木陰などで休むようにして、炎天下に長時間さらされることを避けましょう。子どもは体温調節機能が不十分なため、大人の基準で「これくらいなら大丈夫」と判断すると危険です。寝不足や体調不良のときは、特にご注意を!

(3) 衣服にも注意
通気性の悪い服は避けましょう。せっかく汗をかいても、いつまでも身体が汗で濡れた状態では熱が発散されず、熱中症の原因になります。なるべく吸湿・速乾性に優れた肌着やTシャツなどを着せ、こまめに汗をふいたり、着替えさせたりしてあげてくださいね。

また、日ごろから栄養、睡眠をしっかりとることも大切。暑くなったからと言って、冷たくて口当たりの良いものばかり食べていてはいけません。毎回の食事をきちんととり、十分な睡眠を取らせるようにしましょう。

▼ 怖い「食中毒」を予防するには?
小さな子ほど抵抗力が低いのは、食中毒を引き起こす菌に対しても同じこと。感染して、嘔吐や下痢が続くと、大人より短い時間で脱水症状を引き起こすこともありますから、特に注意が必要です。

家庭でできる対策としてもっとも重要なのは、やはり食材の衛生管理。
基本的なことをいくつかあげてみましょう。

<食中毒の予防対策>
(1) 賞味期限の過ぎたものは子どもに与えない。
(2) 生鮮食品は保存状態に気を配る(常温で放置しない)。
(3) 食材は使う前に臭いや色、状態をよく確かめる。
(4) 食材にしっかり火を通す。暑い時期はより長めに加熱を。

食材だけではなく、まな板や包丁などに菌がついて食中毒の感染源になることもあります。調理器具やお皿は洗剤でよく洗い、しっかり水で流しましょう。湿った状態は菌が繁殖しやすいので、よく乾かして。除菌用のアルコールスプレーなども、この時期は上手に活用したいですね。

また、お子さんには、手洗いを徹底させましょう。

* * * * * *

熱中症や食中毒は、命に関わることもあります。自分で水分が摂れない、意識がないなどの症状が見られたら、一刻を争う場合もあるのですぐに医療機関を受診しましょう。「これは危ない」と感じたときは迷わず救急車を呼ぶ判断も必要です。救急車を呼ぶかどうか判断に迷う場合は救急相談電話を利用してください。東京都では「#7119」で東京消防庁救急相談センター(24時間対応、年中無休)につながります。また全国を対象とした救急相談電話「#8000」もあります。こちらは各地で実施時間等が異なりますので、お住まいの地域の実施状況について確認しておいてください。

【参考】
厚生労働省 小児救急電話相談

熱中症や食中毒に関する知識を深め、日ごろから子どもの体調の変化に注意して、この夏を楽しく過ごしましょう。

2011.06.30

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