【夏休み特集1】夏になる前から注意が必要!熱中症を予防しよう

セコムの舟生です。

梅雨が明ければ、子供たちがお待ちかねの夏休みですね。家族で旅行に出かけたり、友達と一緒に遊んだりする、機会も時間も増える時期です。夏休みだからこそできる貴重な体験もあるでしょう。保護者としては、子供たちの"楽しい夏"を応援しつつ、事件や事故に遭わないよう、サポートをしてあげたいですね。

そこで、夏休み前に保護者の方にぜひ知っておいていただきたいことを「夏休み特集」と題し、数回に分けてお伝えします。今回はその第1弾として、熱中症について注意したいポイントをお話します。

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日常の生活でも起こる熱中症 熱中症とは、高温の環境下での運動や労働などにより、体温がいちじるしく上昇した時に発症する障害の総称です。その症状には虚脱感やめまい、失神、脱水、意識障害などさまざまなものがあり、重症化すれば死に至ることもあります。1998年からは毎年20人前後の死亡者が報告されていますが、熱中症の症状が表れていても適切な処置がなされず、重症化してはじめて病院へ搬送するケースが多いようです。処置が遅れれば死に至ることもある熱中症。しかし、本人や周囲の人が適切な予防法を知っていれば防ぐことができます

熱中症が起こりやすい環境には、気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、などが挙げられます。また、急に暑くなったとき、暑い環境に体が充分に慣れていないとき、激しい運動や作業などで体が熱くなっているときにも熱中症を引き起こしやすくなります。病気や、体の調子が悪いときなども注意が必要です。

"暑い環境に体が充分に慣れていない"という点でいえば、梅雨の合間の気温が高くなった日なども注意が必要です。夏以外でも、急に暑くなったときや湿度が高いときには、運動などは軽めに行い、徐々に体を暑さに慣らしていくのが良いでしょう。過去の統計では、毎年、梅雨入り前の5月頃から熱中症の発生が報告されています。


子供の熱中症を防ぐ
子供は遊びに夢中になるとついつい無理をしがちです。そばにいる大人が子供の様子を観察し、こまめに水分補給や休息などを促して、無理をさせないように指導しましょう。

通常、晴天の日には、気温は地面に近いほど高くなり、大人が感じる以上に子供の周囲の気温は高くなっています。気温の高い日に、お子さんと一緒に散歩や買い物などに出かけるときには、子供の様子に充分注意しましょう。

毎年のように、自動車の車内で子供が熱中症のため死亡する事故が発生していますが、「ほんの数分だし、クーラーをつけてあるから」と、子供だけを車内に残して出かけるのは大変危険です。何かのはずみでクーラーのスイッチが切れてしまったり、車のエンジンが止まってしまったりしたら、車内の温度は急激に上昇します。

JAFのユーザーテストによると、体感的にはそれほど暑いと感じない気温20度程度の日でも、直射日光にさらされ、閉め切った車内の温度は50度近くに上昇するということです。子供の命にかかわる事故につながることですので、車内に子供を残していくことは絶対にやめましょう


熱中症は、予防法を知っていれば防ぐことができます。

子供の熱中症を防ぐ予防法
・子供をよく観察する(顔の赤み、汗の量、体調は悪くないか、など...)
・適切な服装を選ぶ(吸湿性や通気性のよい素材のもの、熱を吸収しにくい色合いのもの(白系統の色)を選ぶ、など...)
・暑さを避ける(日陰を選んで歩く・遊ぶ、帽子をかぶる、など...)
・こまめに水を飲ませる(外出時はスポーツドリンクやお茶を持ち歩く、など...)
・日頃から暑さに慣れさせる(適度な外遊び、など...)


もし熱中症が疑われる場合には
熱中症が疑われるときには、早めに処置をすることが肝心です。日差しを避けて、風通しのよい涼しい日陰で休みましょう。クーラーが効いている室内などがあれば移動します。

場所が確保できたら、できるだけ衣服を脱がせて体の熱を外に逃がします。うちわや扇風機などの風で冷やすのもいいでしょう。氷のうなどがあれば、頚部(首)、わきの下、太ももの付け根、股関節部分などに当てて冷やすのも有効です。なるべく早く、体温を下げることが大事です。

熱中症の人には、冷たい飲み物を与えます。ただし、急に大量の冷たい飲み物を与えると胃けいれんを起こすことがありますので、注意して下さい。水分補給と一緒に塩分なども適切に補えるスポーツドリンクがあればより良いでしょう。大量の発汗があった場合には、1リットルの水に対して1~2グラムの食塩を混ぜた食塩水も有効です。

自力で水が飲めないときには、緊急で医療機関に運ぶことを最優先に行います。重症の熱中症の場合でも、現場ですぐに体を冷やし始めることは非常に重要な応急処置です。


熱中症対策に役立つサイト
熱中症対策の一環として知っておくと便利なのが、環境省が発表している「暑さ指数」です。

これは、人の体の熱収支(熱の出入り)に影響がある「湿度」「気温」「輻射(ふくしゃ)熱(物体の表面温度...屋外だったら地表の温度、体育館だったら床の温度」の3つの情報から算出する指数で、この数値が高いほど、熱中症患者の発生数が増加します。

指数はホームページで随時、更新されていていますので、「暑さ指数」が高い日には激しい運動を避けるといった対策をとるとよいでしょう。新潟・東京・愛知・大阪・広島・福岡の暑さ指数の速報値は、携帯サイト版も用意されており、チェックできます。

「熱中症環境保険マニュアル2008」(2008年6月改訂版)では、熱中症の症状や予防法について詳しく説明されています。

その他にも、(財)日本体育協会では、「熱中症予防8ケ条」をまとめて熱中症予防を呼びかけています。

ぜひ参考にしてください b(⌒o⌒)

 夏休み特集 【次回】>>





2009年6月26日(金)

カテゴリー: 事故防止

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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