子どもの留守番デビューを考える

セコムの舟生です。

留守番のルールはシンプルにすることが大切。子どもが対応に迷わないよう工夫しましょう。まもなく今学年も終わり。
1年が経つのは本当に早いものですね。

4月の新学期から新しいことにチャレンジするお子さんも多いことでしょう。
なかには新学期に向けて、「春休みから留守番の練習をはじめる」というご家庭もあるかと思います。特に小学4年生になると、学童保育がなくなる地域も多いので、「春休みの間に少しずつ留守番の練習をさせる」というご家庭が多いようです。

子どもの留守番には、事前に教えておくべきことや、決めておくべきルールがあります。
今回は「子どもの留守番デビュー」をテーマに、大事なポイントをお伝えします。

 

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▼ 「何歳から留守番させる?」「留守番させる基準は?」
「子どもに何歳から留守番をさせるか」は、多くの親御さんが頭を悩ませることだと思います。
小学1年生でも留守番に慣れているお子さんもいれば、高学年になって初めて留守番をするお子さんもいます。

それぞれの家庭環境や事情、子どもの性格などが関係するので、留守番デビューに適した年齢という基準はありません

留守番中のルールを親子で決めて、していいこと、悪いことが理解できるようになるのが、留守番デビューの第一歩。
「これくらいできるだろう」「わかっているハズ」と思い込まないことが大切です。


▼ ルールはシンプルに
留守番のルールは、なるべくシンプルにするのがポイントです。
最初からルールを細かくすると、子どもは迷ってしまいますし、留守番中に起きるすべての事柄をルールで網羅するのは不可能と言えます。

なるべくシンプルにして、子どもを迷わせないことが一番です。
<安全キッズの「留守番の基本ルール」>
(1) 誰か訪ねてきてもドアを開けない
(2) あらかじめ決めた電話以外には出ない
(3) 火を使わない
(4) 何かあったらお母さん(お父さん)に電話する


▼ 子どもに安全に留守番させるための保護者の心得
留守番は、子どもにすべてを委ねるのではなく、保護者の努力で安全を確保する意識が大切。
安全に子どもが留守番するため、保護者の方も抑えておいていただきたいポイントがあります。

<保護者の方向け「留守番させるためのポイント」>
(1) 家の中のカギをすべて施錠する(トイレや台所の小窓もしっかりと!)
(2) 火災の恐れのあるもの(ライター、ストーブ、灯油など)の安全対策を行っておく
(3) 家にかかってくる電話は保護者の携帯電話に転送するようにする
(4) 留守番中は子どもに定期的に連絡する(変わったことががないか尋ねる)
(5) 子どもからの電話にはいつでも出られるようにする
(6) なるべく早めに帰宅するようにし、長時間にわたって留守番させることは避ける

留守番中の子どもとの連絡手段は非常に重要です。
保護者の方がお子さんに電話をかけるときの合図(着信音を変える、留守番電話に切り替わってから「お母さんだよ!」と名乗るなど)を決めておきましょう。

また、お子さんが不安になったり困ったりしたときには、いつでも連絡がつくような通信環境を確保しておくことも重要。万が一、連絡がつかなかった場合の第2連絡先を決めておくなどしましょう。
ただし、ルールを決めたし連絡方法も教えたから大丈夫だろうと、いきなり長時間の留守番をさせると、時間がたつにつれ子どもの不安が高まり、思いもしない行動に走ってしまう可能性があります。まずはごく短時間の留守番から始めて、徐々に時間を長くして子どもに自信をつけさせることも大切です。


▼ 留守番中、子どもに宅配便の荷物は受け取らせる?
誰か訪ねてきてもドアを開けない」が留守番の鉄則です。

応対するとしても、防犯上はインターホンやドア越しにチェーンをかけたまま行う必要があります。
留守番中に子どもが他人と対峙する状況は、たとえ相手が知り合いでも避けたほうが賢明です。

過去には、水道局や電気事業者を語った押し込み強盗の事例もありますので、用心に越したことはありません。

しかし、「どうしてもいま荷物を受け取って欲しい」と言われて、子どもがドアを開けて荷物を受け取ってしまった...という話を保護者の方からよく聞きますが、来訪者からどんなに緊急性を告げられても、きっぱりと断る強さが必要です。

お子さんの対応に不安があるうちは、「インターホンにも出なくて良い」と伝え、居留守を使わせたほうがいいでしょう。ただし、不在を確かめる空き巣狙いも考えられます。保護者の方は、なるべく早く帰宅するようにしてくださいね。


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留守番中に心配なこととしてもうひとつ、火災のことが挙げられます
叱られることを恐れて自分で何とかしようとし、不幸にも逃げ遅れてしまった火災事故が過去には何度も発生しています。

住居内で発生した火は、ごく初期で消火できなければ、あっという間に燃え広がります。
お子さんには、「もしものときは、火を消すことより、急いで逃げることだけ考えて」と伝えてあげてください。命を守ることのほうがずっと大事だということを教えてあげてください。

同時に、留守番をさせる前には、家の中の火気の所在をもう一度確認しましょう。
子どもは火を使うことを禁じられていても、好奇心からライターなどを持ちだしてしまうことがあります。
留守番中の火災は保護者の責任と心得えて、万全を期すことが大事です。





2015年3月 5日(木)

カテゴリー: 留守番

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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