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【夏の安全特集】<パート3>夏休みに狙われる!?子どもの留守番を考える

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セコムの舟生です。

先日、第7回キッズデザイン賞が発表され、おかげさまで「子どもの安全ブログ」が「~子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門~」の受賞作品に選ばれました!

「~子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門~」は、「主に子育ての当事者である親が使用・利用し、安全かつ楽しく育児に取り組める工夫や心理的な負担・不安を軽減する工夫がなされたもの」が評価対象になります。

まさにこのブログが長年取り組んできた理念と合致することでしたので、心からうれしい気持ちでいっぱいです。

これからも、ご覧いただいている親御さんのお役に立つ情報をお届けすると同時に、幅広く子どもの安全にかかわっていきたいと思います。

「子どもの安全ブログ」をどうぞよろしくお願いいたします。

留守番を任せる際は、来訪者や電話への対応をルール化して、子どもが戸惑わないよう、わかりやすく伝えておきましょう。さて、7月からお届けしている【夏の安全特集】も3回目を迎えました。
1回目は「夏の遊び」、2回目は「レジャーの事故」と屋外での安全をテーマに注意点をあげてきましたが、今回は家の中の安全がテーマ。留守番時の安全についてご紹介します。

「子どもの安全NEWS」でもお伝えしたとおり、6月初旬に大阪府で、留守番中の女児を狙って、約50件の乱暴やわいせつ行為を繰り返していた40代の男が逮捕されました。

事件は約9年前から、子どもが家にいる夏休み期間などを狙って起きていたそうで、水道局員や電気業者などを装って鍵を開けさせていたということです。

この事件に限らず、今年に入ってから一部の地域で、ニセ水道局員や関連事業者を装って家に上がりこむ事案が急増しているとのこと。特に夏休み中は、子どもに留守番をさせる機会が増えるでしょうから、子どもの被害が心配ですね。

お子さんが恐ろしい事件の被害者にならないよう、あらためて子どもの留守番についておさらいしましょう。


* * * * * * * * *


▼ 留守番に慣れている子も注意!
留守番にはいろいろな考え方があります。
「子どもに留守番をさせるかどうか」から始まり、「留守番をさせるなら子どもにどこまで対応させるか」ということも考えなくてはなりません。

年齢や個人差、家庭の事情、住環境など、さまざまな事情がありますから、一概に留守番ができるかどうかの判断基準をつくることはできません。しかし、留守番に慣れた子でも、悪意を持った大人の甘言に惑わされることは十分に考えられます。逆に、しっかりしたお子さんや優しいお子さんのほうが、留守を任された責任を果たそうと無理をしてしまう傾向があるようです。

留守番で大事なのは、大人に代わって何かをすることではありません。
帰ってきた親御さんを元気に出迎えることです。「言われた以上のことをしなくていいんだよ」ということを、もう一度話してあげてください。


▼ 「るすばんのおやくそく」をもういちど話し合おう
小学生の留守番のルールとして、もっとも基本的なものは以下のようなものです。

<防犯キッズの「るすばんのおやくそく」>
(1) だれか来てもドアを開けない
(2) あらかじめ決めた電話以外には出ない
(3) 火は使わない
(4) 何かあったらお母さん(お父さん)に電話する
(5) 困ったときは○○さんの家に行く

ここにあげたのは、まだ留守番に慣れていないお子さんのためのものです。成長すると少しずつ子どもに任せられる範囲が広がりますので、来客や電話の対応について、違った「約束」になっているご家庭もあるかと思います。

留守番のルールは子どもの成長だけではなく、住環境や社会情勢の変化も鑑みて、更新性を持たせましょう。物騒な事件が続いているときや防犯メールで不審者情報が届いたときなどは、より慎重な対応をさせるよう、きちんと話し合ってから留守番をさせたほうが安心です。


▼ 留守番中の来客には、ドアは開けないのが基本
親御さんから留守を頼まれたご近所の方が様子を見に来た場合などは例外ですが、それ以外はたとえ顔見知りでもドアを開けて対応させないほうが賢明です。郵便物や宅配便も直接受け取るのは避けてください。

水道局員を装うようなケースも考えられますから、だれが来ても、何を言われても、絶対にドアを開けない意志の強さも必要です。留守番になれないうちは、戸締まりをしっかりして、だれが来ても応対しないほうがいいでしょう。

また、電話がなったときの対応も訪問者と同様です。強引なセールスや勧誘など、子どもが困るような電話もあるかもしれません。あらかじめ「○○時にかかってきた電話だけ」とか、「1コールして切れた後の電話だけ」など、出てもよい電話についてルールを決めておくという方法もあります。さらに、留守電機能や、転送機能を使って、子どもが電話に出なくてもいいようにしてあげると、対応に迷いません。

インターホンや、電話に応対する場合には、「お母さん(お父さん)はいま手が離せないので、あとでまた来てください(かけなおしてください)」など、子どもだけでの留守番を相手に悟られない工夫が必要です。


▼ 焦りを誘う言葉にだまされないで!
水道局員になりすました事案は、大人でもドアを開けて招き入れてしまうほど巧妙です。
「水漏れの連絡があって調査に来た」「水道管が破裂したので修繕が必要」など一刻を争うようなことを言われれば、子どもならなおのこと冷静さを失ってしまうかもしれません。

最近このような事件が増えているということ、水道局や電気事業者がいきなり訪ねてくることはないということなどを、お子さんにも話して聞かせてください

来訪者からドア越しにどんなに緊急性を告げられても、決してドアを開けさせないことが大事です。


* * * * * * * * *


困ったとき、緊急時の対応についても、もう一度よく話し合っておきましょう。

事件の話をすると怖がらせてしまうかもしれませんが、「何かあったらここに電話してね、困ったことがあったらすぐに帰るからね」「いざというときは○○さんの家にいけば大丈夫だからね」などとフォローしておくと、子どもも安心します。

2013.07.29

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