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ココが知りたい、子どもの防犯&安全特集[3]何歳から子どもに留守番をさせますか?

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セコムの舟生です。

「子どもに関するアンケート」に寄せられた結果の中から、読者の「知りたい」にクローズアップした【"ココが知りたい"子どもの防犯&安全特集】も3回目を迎えました。

今回のテーマは「子どもだけでの留守番」。アンケートで多くの方の関心事としてあげられました。

「子ども安全教室」などでも「何歳から留守番をさせてよいのか」といった質問を受けることがあります。4月は進級の時期ですから、「○年生になったから留守番をさせてみようかな」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし留守番を任せられるかどうかを年齢や学年をもとに判断することはできません。

年齢よりも、子どもの成長度合いを見極めて留守番を任せましょう。ぜひ今回の特集を参考にしてみてください。

* * * * * * * * *

▼ 何歳からなら、子どもだけで留守番OK?
子どもの成長には、個人差があります。留守番に必要な経験や判断力が不足しているなら、たとえ小学校の高学年でも留守を任せるのはちょっと心配ですね。一方、家庭の事情などで、小さなころから留守番の経験を積んでいる子もいると思います。それでも「この子はもう留守番ができる」と任せきるのではなく、お子さんの成長度合いを常に見極め、無理のない範囲にとどめなくてはなりません。

どんな方法でどれくらいの時間、留守を任せられるのかを判断できるのは保護者だけです。子どもの性格や住環境、地域性なども加味して見極めてください。少しずつ練習を重ねて、経験を積むようにしましょう。


▼ 子どもが迷わないようルール化を
子どもだけで留守番をさせるとき、まずはどのようなことが起こりうるかを考えてみましょう。最初のうちは、「こういうことがあったら、こういうふうにしてね」と細かくルール化して、お子さんが迷わないようにしてあげるとよいでしょう。そのうち慣れてきたら、今度は親子で話し合ってルールを子どもにも考えさせ、一緒に決めていくという風にステップアップしてみてください。

~もしも留守番中に訪問者が来たら?~
だれが来てもドアは開けないのが基本です。たとえ荷物の配達であっても、子どもに対応させるのは避けたほうが賢明です。

インターホンで対応する場合には、「お母さん(お父さん)はいま手が離せないので、あとでまた来てください」など、子どもだけで留守番をしていることを悟られないよう、対応を練習しておきましょう。ドア越しに対応する場合でも、チェーンは絶対に外してはいけません。

~もしも留守番中に電話が鳴ったら?~
電話も訪問客と同様、「お母さん(お父さん)はいま手が離せないので、またあとでかけてください」などと言って、留守を悟られないようにすることが必要です。

しかし、強引なセールスや勧誘など、子どもが困るような電話もあるかもしれません。留守電機能や、転送機能を使って、電話に出なくてもいいようにしてあげると、子どもが対応に迷いません。

~もしも困ったことが起きたら?~
子どもに留守番をさせるときは、保護者とすぐに連絡がつくようにしておきましょう。「なにかあったらここに電話してね」「困ったことがあったらすぐに帰るからね」とフォローしておくと、子どもも安心します。

留守番中のルールは、わかりやすく紙に書いて、子どもの目につきやすい場所に貼っておくといいですね。


▼ 留守番時の安全確保は親にかかっている?
子どもの留守番は、保護者によるリスクコントロールが重要な意味を持っています。家の中にどのような危険が潜んでいるか、留守番の間にどんな事態が起こりうるかをよく検討し、事前に対応策を準備することが大切です。

ベランダやトイレの小窓など、一見無理そうな場所から侵入され、重大な事件につながるケースもあります。ゴミ出しや買い物など短時間でも、留守番を頼むのであれば、家中間違いなく戸締りをしておく必要があります。

また、事故の危険にも配慮しなくてはなりません。親の不在時に、ライターによる火災や風呂場での水難事故などが毎年発生しています。ライターやマッチなどは子どもの手が届かないところにしまったり、バスタブの水を抜いておくなどの対策が必要です。

日ごろの子どもの興味関心から「これは危なそうだな」と思うことを想定し、手を打っておくことが、留守番時の安全につながります。

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実際に留守番をさせたあとは、どんなことがあったかをお子さんと話し合い、ルールの見直しを図ってください。

また、お子さんの行動をフィードバックすることで、少しずつ留守番に必要な能力が向上します。最終的には、親のいない場面でも臨機応変な対応や正しい判断ができるようになることを目指しましょう。

2012.04.12

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