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【夏休み直前特集3】 どうする?子どもだけでの留守番

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セコムの舟生です。

夏休み前の準備として、子どもの安全についての注意事項をお伝えしてきた【夏休み直前特集】ご家庭の防犯対策水の事故に関する注意ポイントについて連載してきましたが、今回が【夏休み直前特集】の最終回となります。

子どもが家にいる時間が増える夏休み。ちょっとの間、留守番をお願いすることもあるかもしれませんね。ご両親が共働きの場合、夏休み中は子どもが家でひとりになってしまう場面もあるかもしれません。

そこで今回の【夏休み直前特集】は、子どもだけでの留守番時に注意したいポイントについてお話したいと思います。

* * * * * * * * *

▼ 子どもだけでの留守番は何歳から?
留守番に「○歳になったから大丈夫」「これをやっておけば安心」という基準や法則はありません。何歳からというよりは、お子さんの成長度合いによって、留守を任せるかどうかを判断すべきだと思います。

留守番に必要な経験や判断力が不足しているなら、たとえ小学校の高学年でも、留守を任せきってしまうのは、ちょっと心配です。一方で家庭の事情などで、小さなころから留守番の訓練を積んでいる子もいると思います。年齢だけで留守番のボーダーラインを設けるのは、あまり意味がありません。

まずは、子どもの性格や家庭事情、住環境や地域性なども加味して、親の立場でお子さんの留守番についての適正を見極めてください。どんな方法で留守番を任せるのがよいのか、判断できるのは保護者だけです。個人の能力や成長を見ながら、夏休みの機会に徐々に経験を積んでいけるといいですね。


▼ 留守番のときの注意点をおさらいしましょう!
お子さんに留守を頼むとき「インターホンが鳴っても、電話が鳴っても、出なくていいよ」というルールにしている家庭も多いようです。しかし、家人がいないことを確かめるためにインターホンを押したり、電話をかけたりするケースがあるのをご存じでしょうか。

訪問者としては宅配便などのケースが多いと思いますが、訪問者が空き巣目的だった場合、インターホンを押して住人の留守を確認している可能性もあります。応答がなければ家にだれもいないと判断され、侵入されればお子さんが危険にさらされてしまいます。そうならないためにも、留守中の対応を明確にし、お子さんが理解できるように伝えておくことが大切です。

~もしも留守番中に訪問者が来たら?~
だれが来てもドアは開けないのが基本です。ある程度の経験を積んだら、居留守をするよりは、インターホン越しの対応をさせるほうが賢明です。ドア越しの場合も、チェーンは絶対に外してはいけません。

「お母さん(お父さん)はいま手が離せないと言っているので、後でまた来てください」など、子どもだけで留守番をしていることを悟られないように対応するのがいいでしょう。

~もしも留守番中に電話が鳴ったら~
電話も訪問客と同様、「お母さん(お父さん)はいま手が離せないので、また後でかけてください」などと言って、留守を悟られないようにすることが必要です。

しかし、強引なセールスや勧誘など、子どもが困るような電話もあるかもしれません。留守電機能や、転送機能を使って、電話に出なくてもいいようにしてあげると、子どもが対応に迷いません。


親のいない場面でなにが起きるか予測するには限界があります。臨機応変な対応を自ら考えることが必要です。実際に留守番をする前に、「もしこういうふうに言われたらどうする?」「こんな人が訪ねてきたときは?」と、いろいろなパターンでシミュレーションしてみることをオススメします。


▼ 小さな子どもに留守番をさせるときは?
インターホン越しの対応ができないほど小さなお子さんの場合は、やはりできるかぎりひとりで留守番をさせないようにしたいものです。でも、どうしてもというときには、インターホンにも電話にも一切出ないと決めてしまうのも一つの手であり、お子さんが対応に困らないと思います。

ただし、万一に備えて、不審者が家に侵入することができないよう、家の防犯対策をしっかりして、なるべく早く帰宅するようにしてあげてくださいね。


▼ 家の出入りにもご用心!
大人が留守にしているときは、外に遊びに行ったり、帰宅したりする際にも危険があることを忘れてはいけません。特に、玄関先で鍵を開けているときに後ろから押し入られるケースが、多く報告されています。

たとえ家にはだれもいなくても、大きな声で「いってきまーす!」「ただいまー!」と言うことを、習慣づけましょう。

家を出るとき、家に入る前には、周囲によく目を配り、戸締りを素早く確実に行えるよう、普段からよく練習させておくことが大切です。

* * * * * * * * *

もう一度繰り返しますが、留守番の基本は"不用意にドアを開けないこと"

どれほど言い聞かせても、訪問者に「いますぐ」「どうしても」「すぐ終わる」などと言われると、子どもは迷ってしまうものです。宅配便やガスの検針などを装ってドアを開けさせる手口もあります。なんと言われても、きっぱり断れる強さも、留守番には必要なものです。

子どもに留守番を頼むときには、携帯電話が常につながる状態にし、子どもが困って連絡してきたときも、すぐに電話に出られるようにしておいてくださいね。

2011.07.21

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