[夏休み特集8]自由研究にやってみよう!「地域安全マップ」づくり

セコムの舟生です。

8月も半ばを過ぎ、もしかすると夏休みの宿題のことが気になっているお子さんもいるかもしれませんね。

そこで、今回の[夏休み特集]は、自由研究にもぴったりな「地域安全マップ」を取り上げます。

危険・安全の視点から、オリジナルの地図を作成する地域安全マップ。作成の目的は、親子で自分たちの目で通学路や周囲の遊び場所を確認し、ひと気のない危険な場所や通りは迂回(うかい)をするか近づかない、あるいは注意することを明確にすることにあります。

小中学校の防犯教育などで取り上げられる機会が増え、どんどん取り組みが広がっています。
私が長年関わっている「地域安全マップコンテスト」の応募作品数も、年々多くなっているんです。

今回は自由研究にも役立つよう、街を観察するときの視点や、地図を作成するときのポイントなど、安全マップづくりの秘訣をお話しします。

ぜひ、ひとつ抜きん出た自由研究作品に仕上げてくださいね(^^)/

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▼ 子どもの安全力を高める「地域安全マップ」
地域安全マップとは、実際に街を歩いて、犯罪が起こりそうな場所や事故が起きそうな場所を探し、それらを1枚の手書きの地図に反映したもののことです。

「絵を描くことが苦手」と敬遠するお子さんもいるのですが、地図の見た目をきれいに仕上げることが目的ではありませんので大丈夫ですよ。

安全マップづくりを通じて、「危険を見つける目」を養うことが最大の目的です。


「通い慣れた通学路やいつも遊んでいる公園にも、実は危険な場所があったんだ」
「もしここで危険に遭遇したら、どう行動すれば身を守れるんだろう...?」

安全マップの作成を通じて、こうしたことに思い至ることができれば、非常に大きな収穫。
お子さんの安全力は格段にアップしているはずです。


◆ 地域安全マップのつくり方 ◆
まずはお子さんに、「危険な場所」「安全な場所」とはどんなところかをイメージしてもらいます。
子ども自身が発見することに意義があるので、街歩きのときに見るべきポイントを示すキーワードを決めておくと良いと思います。

<危険・安全を見極めるキーワード>
○ 周囲から見えにくい
○ ルール違反がある
○ 歩くのに不安
○ 助けてもらえる

「周囲から見えにくい」は、駐車場や樹木の生い茂った公園のように、人の目が行き届かないところ、障害物などで死角ができやすい場所。
「ルール違反がある」は、ゴミや落書きがそのままになっている場所や、放置自転車が多い場所など。
「歩くのに不安」は、ガードレールがない歩道や、信号機のない横断歩道、見通しが悪い通りなど。
「助けてもらえる」は、子ども110番の家やコンビニなど、いざというときに駆け込める場所のことです。

<用意するもの>
・自宅周辺の地図(インターネットなどでプリントアウトしたもの)
・筆記用具
・カメラ
・模造紙
・ペン
など

(1)街を歩いてみる
自宅周辺の地図、筆記用具、カメラを持ってお子さんと一緒に出発!
キーワードをもとに「危険な場所」と「安全な場所」を探し、用意した地図に書き込んでいきます。

(2)写真撮影とインタビュー
「危険な場所」と「安全な場所」が具体的に説明できるよう、気になった場所で写真を撮っておきます。危険を感じた場所では、周囲のお店の人や近隣の方に話を聞いてみるのもいいでしょう。第三者の意見があると、安全マップのクオリティもアップします!

(3)安全マップをつくる
歩いたエリアの地図を紙に手書きしましょう。できれば大判の模造紙のほうがいいと思います。描いた地図に集めた情報を書き込んだり、写真を貼ったりしていきます。木や車が多い場所はイラストを書き込んだり、カラフルにペンで色分けしたりして、楽しみながらつくってみてください。


▼ クオリティの高い安全マップをつくるポイントは?
よりレベルの高い自由研究作品にしていただくためのポイントをいくつかご紹介しましょう。

ポイント1:テーマをつくる
子どもの日常の行動に合ったテーマをひとつ決めて、あまり欲張らないのが"良い安全マップ"のポイント。たとえば、「通学編」とか「塾の帰り道編」とか「いつも遊びに行く場所編」といったようにテーマを決めれば、地図に描く範囲や、観察する時間帯もおのずと絞られるはずです。

ポイント2:写真はポイントを押さえて撮る
たとえば、公園全体の写真を撮っても、何が危険なのか伝わりません。薄暗かったり見通しが悪かったりする場所などに絞って撮影しましょう。写真だけでも危険な理由がわかるのが理想です。

ポイント3:自分の意見が書いてある
ただ「危険」「安全」と書くだけではなく、なぜ危険・安全なのか、その理由や、それを見てどう感じたのかなど、自分の意見が書いてあると、主体性をもって取り組んだことが伝わります。総括やまとめをつけると、より引き締まった印象の安全マップになりますよ。


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「安全マップをつくる」という目的意識を持って街を見渡すと、今まで認識していなかった「危険」に気付くようになりますし、体を動かして得た情報を、絵と文字で地図にアウトプットしますから、思考を整理するのにも役立ちます。

危険予測や回避といった応用力にも繋がりますので、ぜひこの夏休みは安全マップづくりに親子でチャレンジしてみてくださいね!

 





2014年8月18日(月)

カテゴリー: 通学・通塾

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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