[緊急記事]通学路の安全を見直そう

セコムの舟生です。

「ひとりにならない」ことが大切です。2005年に栃木県で起きた小1女児の殺害事件。
このところ、再びニュースや新聞に取り上げられています。

下校中に連れ去られ、翌日、他県の山林で遺体となって発見されるという凶悪事件。
「通学路」という子どもの日常の中で起きた出来事に、不安や恐怖を感じた方も多かったのではないでしょうか。

それから年月がたったいまも、通学路で起きる犯罪はなくなっていません。

昨年、練馬区の小学校校門前で児童3人がナイフで切りつけられた事件や、「お父さんが事故にあった」と自宅前から女児を連れ去ろうとした武蔵野市の誘拐未遂事件、さらには今年、相模原市や札幌市で発生した小学生女児誘拐事件などは、強い印象を残しています。

新学期がはじまって1カ月あまり。少しずついろいろなところに「慣れ」が出てくる頃ですが、事件や犯罪に巻き込まれないよう、防犯意識を常に忘れずに登下校することが非常に大切。お子さんにいつもそのことを言い聞かせ、気を引き締めるのは、保護者の役目です。

今回は、通学路での安全確保に役立つ情報を、おさらいしたいと思います。

 

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▼ 通学路で「ひとり」になっていませんか?
このブログでたびたびお伝えしてきたように、犯罪に巻き込まれたり、不審者に狙われたりすることを防ぐ最大の防御策は「ひとりにならない」ことです。

悪意を持って子どもに近づく者は、人目につくことを非常に嫌います。たった1人で、人通りの少ない道を歩いている子を狙えば、犯罪行為も容易だと考えているからです。2人以上で連れ立っている場合には、その場の状況や不審者の容姿などを目撃できたり、助けを求めに行くことなどもできるので、不審者が犯行を躊躇(ちゅうちょ)する可能性があります。

通学路を見ていると、1人で歩いている子もいるようです。下校時は特に、学年によって下校時間が違いますし、学校から離れるほど子どもの数が減っていきますので、心配ですね。学校を出たときはお友だちと一緒でも、家につくまでにどうしても1人になってしまう区間があるお子さんもいるのではないでしょうか。

下校時に起きる犯罪は、そのようなタイミングが多いのです。
住宅街は、時間帯によって人通りが少なくなることもあります。庭木や塀などが遮って、人目につきにくくなる場所もあります。

場合によっては、お子さんが1人になる地点まで迎えに行くこともご検討ください。


▼ 通学路に潜む「危ない場所」を知ろう
皆さんがお住まいの地域で「○○小の通学路に不審者が出没した」という防犯メールが配信されたことはありませんか。不審者は、通学路に潜む死角になるスポットを利用して子どもを狙う可能性が高いのです。

お子さんの通学路に、以下のような「死角スポット」はありませんか。
・ 駐車場や駐輪場
・ 工事現場
・ 樹木が多く、外から見わたせない公園
・ 日中の人通りが少ない路地
・ 高い塀や植栽が多い住宅地
・ 雑草が茂った空き地

春から夏にかけては、草木が勢いを増すので、急に見通しが悪くなる公園や、道があるかもしれません。そのような「危ない場所」を知っていれば、取るべき行動がわかるはずです。

「ひとりにならない」「キビキビ歩く」「防犯ブザーをすぐ押せるようにする」など、その場に適した歩き方を考えてみてくださいね。


▼ 止まっている車に注意する理由は?
犯罪をしようとする者は人目につくのを嫌うので、停車した車の中から子どもを狙うことがあります。1人で歩いている子が通りかかったら、車内から声をかけ、言葉巧みに車の中に誘い込む手口は、決して珍しくありません。

言葉で誘う以外にも、いきなり車の中に引き込む強引な手口もあります。車は密室なので、ひとたび引っ張り込んで車を発進してしまえば、子ども1人では逃げ出すことも難しいと思われます。

車の中から声をかけられたときに、車には近づかないように徹底するとともに、路上駐車している車のそばを通るときも、できるだけ距離をおいてほしいと思います。まわりの道路状況をよく見て、交通事故にも注意してくださいね。

車からどれくらい離れれば大人の手が届かないかなど、ご自宅の車でお子さんと実験してみても良いと思います。


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通学路は毎日往復する道なので、慣れからくる油断が生じやすいものです。
「いつもの道」であっても、いつも同じだとは限りません

想像もしない危険が待ち受けている......かもしれません。

「悪い人」への対応についてもお子さんと練習しておきましょう。





2014年5月 8日(木)

カテゴリー: 通学・通塾

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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