そのID交換は大丈夫?子どものSNSトラブルが止まらない!

セコムの舟生です。

利用することで犯罪に巻き込まれる可能性があることを親子で話しあいましょう。スマートフォンや携帯電話、学習用タブレットやゲーム機など、子どもに身近なインターネット端末。
どんどん普及する一方、「ネット犯罪などの危険に巻き込まれるのではないか」という心配が保護者の間で広がっています。

私も子どもの防犯に関する講演などでインターネットの注意点を話していますが、最近はスマホやSNSの危険性についてリクエストされることが増えました。

「漠然とした不安はあるが、何がどう危険なのかわからない」という保護者の方も多いようです。

親自身がどう対処していいかわからないために、全面的に禁じているご家庭も見受けられますし、逆に子どもの自主性に任せきっているご家庭もあります。

いったいどうすれば子どもを悪質なネットトラブルから守れるのでしょうか。

今回は、子どもとSNSとのかかわりについて掘り下げます。
子どもたちがなぜトラブルに巻き込まれるのか、警察庁の統計から現状をみていきましょう。

 

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▼ 小学生も!?低年齢化が目立つコミュニティサイトの被害
警察庁が9月に発表した「平成26年上半期の出会い系サイトおよびコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」によると、「出会い系サイトに起因する事件」での検挙数は298件(前年同期比-70件、-19.0%)で、ここ数年減少し続けています

一方で、「コミュニティサイトに起因する事件」の検挙数は948件(前年同期比+89件、+10.4%)と増加。被害児童数も698人(前年同時期比+100人、+16.7%)と大幅に増加しました。

また、「出会い系サイトに起因する事件」と「コミュニティサイトに起因する事件」の被害児童数の割合を見ると、「コミュニティサイトに起因する事件」の被害児童の低年齢化がわかります。

出会い系サイトとは違い、コミュニティサイトでは、「ごく普通の小学生がいつのまにか被害にあう」ということを暗示しているのではないかと思います。


▼ 減少傾向一転、無料通話アプリの普及が原因?
出会い系サイトの規制が強まり、被害にあう子どもが減っているのに対して、一般により多く普及しているSNSなどのコミュニティサイトを利用した子どもの被害が増加。この傾向は、昨年から顕著になっています。

実は、「コミュニティサイトに起因する事件」の被害児童数は、平成22年の1239人をピークに減少傾向にありました。ところが一転して平成25年は、1293人と増加しました。今年度はまだ上半期しか終わっていませんが、前年同期を上回るペースで推移しています。

スマホアプリの多様化、コミュニケーションツールの高度化などが進んだ結果、悪意ある第三者と子どもの交流が見えにくくなっているのが現状です。

警察庁は、「無料通話アプリのIDを交換する掲示板に起因する犯罪被害」が、増加の原因だと指摘しています。


▼ 無料通話アプリやSNSを避けられない時代の付き合い方は?
小学生でも、「スマホがほしい」「無料通話アプリがないと困る」というお子さんは多いと思います。
それに対して、保護者はどう対応すればいいのでしょうか?

「怖いから使わせない」というのも考え方のひとつ。
しかし、子どもの間で流行しているものや、子どもが「なくてはならない」と強く信じているものについて、否定してしまうことは、あまりいい方法とはいえないと思います。

使わせないのであれば、「なぜだめなのか」を子どもにきちんと説明し、納得させることが大切ではないでしょうか。

使用させるなら、何が子どもにとってのメリットで、何が危険になるのかを正しく理解し、きちんと子どもの利用状況を管理することが欠かせません

親子でよく話し合って使い方を決め、少しでも危ないと思った時にはいつでもストップをかけられるようにしておくことが、子どもを守る方法だと思います。


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インターネット端末やアプリは進化が早く、子どもの間で流行しているものを詳細に理解するのは難しいですね。すべてを把握できなくても、よくあるトラブルを知ることによって"トラブルの予兆"を察知することはできると思います。

SNSや無料通話アプリで実際に起きた事例で紹介していますので、ぜひお子さんと一緒に目を通してみてくださいね。





2014年11月 4日(火)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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