アプリやSNSは欠かせない!?子どもとスマホと交友関係

セコムの舟生です。

小学生の間に、スマートフォンの普及が急速に広がっています。
子どもがスマートフォンを持ちたがる理由はなんでしょうか。

そのひとつとして、連絡手段やコミュニケーションに使われるアプリの存在をあげる子がいるかもしれません。

通話料もかからず、会話やチャットが使える無料通話アプリ。
使い勝手がよく、便利な一方で、あらたなトラブルの舞台にもなっています

そこで今回は、子ども同士の交流の場になっているアプリやSNSについて考えてみましょう。

アプリやSNSでは、何ができるのか、どういう問題が起きているのか、どうしたら危険を避けられるかなど、あらためて整理します。

お子さんにスマートフォン購入を検討している方、アプリやSNSを使わせていいのか迷っている方は、ぜひご一読ください。

 

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▼ 無料通話アプリ、SNSで考えられる3つの危険
爆発的に普及している無料通話アプリ。
手軽で便利なコミュニケーションツールなので、最近では、小学生でもクラブ活動の連絡網や、家族同士の連絡手段としても利用することが増えているようです。

一方で問題も指摘されています。
どのようなことが問題になっているのでしょうか。SNSや無料通話アプリなどのコミュニケーションで考えられるトラブルをあげてみました。

○ コミュニケーションをスマホに依存してしまう
携帯電話会社から提供されるいわゆるキャリアメールよりも手軽に利用できるため、頻繁にやりとりが交わされるのが特徴のひとつ。グループ機能を使った友だち同士のやりとりのなかで、メッセージの「未読」がたまることを気にしたり、メッセージを読んだらすぐに返信しなくてはならないという義務感にかられたりして、始終スマートフォンを気にする状態になることもあるようです。

○ あらたな「ネットいじめ」の舞台に?
無料通話アプリのグループで、悪口を書かれたり、無視されたり、一方的にグループから外されたり...といった「ネットいじめ」が起きています。なかには、悪意のある写真を広められるなど、深刻なトラブルもあるようです。「仲間内のコミュニケーション」という閉鎖的な環境だからこそ、陰湿ないじめに発展してしまうことも考えられます。

○ 知らない人とつながってしまう
SNSや無料通話アプリでは、友だちや家族との関わりだけではなく、見知らぬ人と連絡をとることも可能です。子どもと知り合う目的でSNSや無料通話アプリを利用する大人もおり、強制わいせつや児童ポルノなどの犯罪に巻き込まれたり、個人情報が漏洩したりするきっかけになる事件も発生しています。

SNSや無料通話アプリで考えられる主なトラブルの特徴は、「のめり込み」「友だち同士のトラブル」「犯罪被害」の3つ。子どもにSNSや無料通話アプリを利用させるにあたっては、これらの危険性を念頭に置く必要があります


▼ 子どもに使わせるか、使わせないか
上記にあげたようなことは、「すでに知っている」という保護者の方も多いと思います。その一方で「何が危ないかはよくわからないけど、怖いから使わせない」という方もいるようです。

「怖いから使わせない」というのも、考え方のひとつ。
しかし、子どもの間で流行しているものや、子どもが"なくてはならない"と強く信じているものについて、頭から否定してしまうことは、あまり良いとはいえません。

「使わせないから知る必要もない」というスタンスで情報を遮断していては、子どもは反発しますし、親の目を盗んでなんとか自分の思いを遂げようとするものです。

使わせないのであれば、「なぜだめなのか」を子どもにきちんと説明し、納得させることが、親の責任でもあります。

もし使用させるなら、何が子どもにとってのメリットで、何が危険になるのかを正しく理解し、きちんと子どもの利用状況を管理することが欠かせません。


▼ 無料通話アプリやSNSの危険から子どもを守る方法
お子さんが無料通話アプリやSNSに興味を示したら、まずは親御さんが正しい知識を持っていることが、子どもに利用させる前提だと思います。事情に疎いからといって、子どもにいわれるがまま、制限なくやらせてしまうことが一番問題です。

○ 親が子どもの見本になる
親がまず正しい活用方法の見本になる必要があります。何が危険になるかを知るには、文字や言葉で見聞きするだけではなく、実際にダウンロードして使ってみるといいと思います。非対面コミュニケーションの距離感やバランスの取り方をあわせて教えていくことが大切です。

○ プライバシーの設定をきちんと行う
プライバシーの設定をしっかりと行っておかないと、書き込んだ内容や写真などが無制限に公開されてしまったり、つながりたくない人とまで自動でつながってしまったりということも起こります。アプリやSNSでは、公開範囲や自動追加の可否などの設定項目がありますので、それぞれの項目の意味をきちんと理解し、使い始める前に確認しながら設定しておきましょう。

○ 子どもの気持ちを知る、理解する
子どもの監督者として知識を身につけると同時に、子どもと同じ目線で理解を示す姿勢も必要です。ときどき子どもに「アプリでどんな話をしているの?」と聞いて、見せてもらいましょう。どんなことが流行っていて、どんなものが好きなのか、何に関心があるのかなど、いろいろなことが見えてくるはずです。小学生のうちは、メールや通話も含め、利用履歴は完全にオープンにさせましょう。トラブルの種を早めに見つけることもできるからです。

○ 子どもとSNSや無料通話アプリの話題で話しあう
インターネットやテレビ、新聞などから、無料通話アプリやSNSの話題を見つけて、親子で話をする機会を多く持ちましょう。事件だけではなく、お友だちとの間で話題にあがったことでもいいと思います。「それについてどう思うか」を話しあう時間をつくってみてください。無料通話アプリやSNSと適切な距離感を持って正しく使うには、自分中心ではなく、さまざまな視点からの見え方を知ることが大事です。

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子どもが無料通話アプリやSNSを使うということは、親のフォローが欠かせないということなのです。
安全にスマホを使うためのルールを徹底するだけではなく、「子どもがスマホで何をしているか」にも一層意識を向けるようにしてくださいね。





2014年5月29日(木)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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